つれづれなるまんまに(是非に及ばず!)

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新盆

2006年07月13日 | 枕草子(激談四季)
今日は(新)盆入りだ。
死んだおじいさんの魂が我が家に帰ってくる日。
今でも記憶に残る"ドス"の効いた声。
小学校5年の時に59歳の若さで他界したが、
今もそのエネルギッシュな姿勢には頭が下がる。

生前のおじいさんの周りにはいつも人がいた。
毎日途絶えることの無い来客、盆暮れになると贈答品の山。
屋根は違えど同じ敷地内、いつもおじいさんの家にいたので
そのような光景を目の当たりにしていた。

おじいさんの家では神仏と季節の行事を大事にしている。
節句、彼岸、十五夜まできちんとおこなう。
同じ敷地ゆえ全ての行事に参加していた。
ここ最近は考え方を改め始めたが、少し前まではこの行事が面倒で仕方がなかった。
年を重ねるごとに"日本らしさ"や風流に感心を持ち始めた。
知らず知らずに幼少の頃に養われた"もの"が自ら素晴らしいと気づいたのだろう。

祖母の住む"おじいさんの家"に今夜顔を出す。
コメント (1)
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