64城目。
織田信長による武田氏掃討作戦の激戦の地。
武田家当主勝頼の弟、仁科盛信が劇的な最後を迎えた城だ。
戦国時代が終わり、江戸時代を迎えると、高遠の地は3代将軍とゆかりを持つことになる。
異母弟の保科正之の登場だ。
家光が弟気づく前までこの地で過ごし、
家光に重用されると、知行地が東北へと移った。
一昨年訪れた会津がそれである。
その際に立ち寄った大内宿で食べた"高遠そば"は信州の高遠から伝わったものだ。
そんな高遠城だが、城跡は(この時期)緑深い公園となっており、
お濠(空)以外に城らしいところはない。
公園の木の大半が桜なので、春先は見事なまでの桜の名所と伺える。
歴史的な見どころは、こちらよりも写真の建物を併設する歴史博物館だろう。
主役は、先にも述べた名君の呼ばれ高い「保科正之」公。
1F展示室入口には、
「保科正之公による大河ドラマの実現を!」という署名を呼び掛けるノートが設置。
ドラマ大奥には2代将軍秀忠の秘密ということで少し登場はしている。
そして保科正之の次に歴史的に登場するのが、大奥の「絵島」。
絵島についてはここで説明しないが、6代~7代将軍の頃に起きた幕府内の事件に登場する。
そして、その結末として絵島が江戸から高遠への流罪となる。
写真は絵島が軟禁されていた屋敷の復元。
個人的には絵島事件に興味を持ったので、帰京次第調べてみよう。
せっかく高遠まで来たので、「高遠そば」を食べなければ!
高遠城見学が終わったのが昼時を過ぎてしまったので、
注文通りにはいかなかったが・・・。
食べたのは味噌ツユと大根おろしで食べる「高遠そば」。
この他に食べた「おやき」も美味かった!