ぴら家の裏山にはサルがたくさん住んでいる。けど、畑の作物を荒らしたとか椿の実を食って困るとか、そんな話はあまり聞かない。おサルたちは時々道路に出てきて走っている車をボーッと見ているけど(近づいても無関心)、北関東の某観光地(猿回しが有名な)のように、観光客のお菓子を強奪しに来るようなコトもないようだ。たぶん、伊豆大島には人間とは関わらないように、ひっそりと暮らせる環境がまだ残っているからだと思う。
土曜日の昼下がり、そんなおサルたちが道ばたに集まっていた。大きな木の上に1匹、下の方に4~5匹。木の上のサルは気が狂ったように枝を揺らして、下に降りているサルも道路で暴れ回っている。「まるでお祭りみたいだけど、何やってんの?」と見ていたら、オオシマザクラのサクランボを上のサルが落として、下のサルが一生懸命に集めて食っているらしい。う~ん、なかなか見事な連携の収穫作業。コリャ絶好のチャンス!と携帯カメラを構えると、「ヤメテェ~!」とばかりに山へ帰っていってしまったシャイなおサルさん。残念・・・