「じじにね、レゴのしんかんせんかってもらった!」と都会へ出張中のちぴらから電話、「レゴの新幹線って、線路の間違いじゃないの?」ってぴらにあ。「ちがう、ちゅうかんしゃりょう(中間車両)もついてるヤツ」って笑ってるし。「いくらだったの?」と聞くと、「え~とね、いちまんよんせん・・・、ばば~、いちまんよんせんえんと、あとなんえんだったっけ?」って電話の向こうでバタバタしてる。えぇ~!、ハンパはともかく1万4千円ってホントか?
電話を切ってから、慌ててインターネットで調べてみる。あったよあった、赤外線リモコンで動くカッコイイ特急列車3両編成(ドイツのICE風)と線路のセットで1万5千円、都会のトイザ○スでは少し安かったのか。しかし、まさかあのじじがポンと1万4千円も出すんだろうか。フツウ、じじの財布に万札が2枚も入ってるとはとても思えず。トイザ○スに行ってから、ちぴらが「ほしい~!」とねだったって、絶対に1万4千円のレゴが買えるはずがない。こりゃ絶対にデキた話だな。そういや、「一人じゃ東京に行けない・・・」とグズッていたちぴらが、いきなり「じじととうきょうにいく!」と変わったのもヘンだった。きっと、旅立ちの前の晩に奥の部屋で何か密約があったに違いない。「じじ~、とうきょうのトイザ○スにね、レゴのしんかんせんうってるんだよ!」って、目をキラキラと輝かせて訴える若旦那の姿が目に浮かぶ・・・