Tiny Happy Days

タイニー・ハッピー・デイズ。ささやかだけど幸せな日々。
そして日々を彩ってくれる音楽や文具などなど。

【文】Pelikanロイヤルブルー

2006-06-15 23:42:25 | 文具(万年筆・インク)
先日海外からやってきたLAMYサファリの新色「ロイヤルブルー」には、ラミー以外の青インクを入れると宣言していましたが、ようやくインクを入れました。

使ったインクは、ペリカンのロイヤルブルーです。

このサファリを買うときから、どの青インクにしようかいろいろ検討していました。
趣味の文具箱に載っていたカラーサンプルを何度も眺めたり、ネットで色々情報を漁ったりして、モンブランかペリカンのブルーインク、というところまでは絞ったんですが、なかなかどちらかに決められない。

そんな折、私の背中を押してくれるインプレッションをみつけました。
ほしのさんが書かれたペリカンのロイヤルブルーインクに関するこんな一説です(勝手に引用します、ごめんなさい)。

・・・春になってから急に、ペリカン青の薄い感じが気になってきた!
草花から抽出したような(ツユクサの花びらっぽい)淡いはかなげな雰囲気が。
薄青い線の端っこにできる、インクのちょっと濃いめな溜まり具合がイイのですよ..

もうこれを読んだ瞬間に、これだ!と思いました。
「薄い」、「淡い」、「はかなげ」・・・もう完璧ですね。
もともと少し薄めのインクが好きです。常用しているのがセーラーのグレーインクですし、黒だったらモンブランです。筆跡の濃淡がはっきり出るインクが好みなんです、私は。

実際に書いてみると、ラミーのブルーインクが冴え渡った青空ならば、ペリカンのそれは、薄っすらと、本当に薄っすらと雲がかかった空という感じでしょうか。
水っぽいという批判のあるペリカンのロイヤルブルーインクですが、このナチュラルで、淡く、スモーキーなブルーが私はとても気に入りました。

唯一の欠点は、新しいペリカンのボトルインクのラベル・デザインがどうにも気に入らないことくらいです。

ペリカンのロイヤルブルーを入れたサファリのロイヤルブルー(ややこしい)は、Mニブのためか、とても滑らかで書きやすいです。もちろん鉄ペンゆえのシャリシャリ感が紙によっては感じられますが、あまりそれを感じずにヌラヌラ感を味わえます。
線の太さも引き締まっていて、あまり太い印象は受けません。同じペリカンのブルー・ブラックを入れたペリカン805にはしばらく休んでもらって、日記書きに使ってみようと思います。
そして、この淡いロイヤルブルーを味わうためには、色合い・濃淡がはっきり出るM以上のニブがお勧めです。

○ 03182006 万年筆祭り感想とか、春はペリカン青が気になるインク話。(★ちゃんネルDays★/ほしのさん)