最終章だけど、、、

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美術館にお招きいただき、

2021-04-25 19:26:01 | 日記
せっかくのお誘いに感謝して、市立美術館に出向きました。こちらです。


今回は、「ほっこり展」と名付けられた特別展が目当てでした。
実は、招待状が家人の父(明治32年生まれ、平成12年逝去)宛に届いたのは会期も始まってだいぶ経ったある日のことでした。生きていれば110歳を越えている故人宛の封書が届く前に、ひっそりとポストの底にあったのは、郵便局からのはがきでした。受取人が現在陋屋に在住か否かを問う旨のはがきです。早速電話連絡し、代わりに受け取りに出向きますと伝えました。受取人が本人でないために、送付するのを受け取っていただきたい、とのことでした。
一日ほどして届いたその封書、父の懐かしい名前宛てでした。
今回の展覧会に、以前(父存命中)に美術館に寄贈されたものが出展されているのでご覧いただきたい、という趣旨の文書と入場券、パンフレットが同封されていました。
恐らく、日本画家だった大伯父(昭和26年没)の日本画のようです。当地の国宝寺院、瑞龍寺、いくつかの学校、市役所などに没後に寄付されたり、家人の母(父より先に逝去)の供養にと、この美術館に何点か父が寄贈したと聞いていました。
今陋屋に残っている何点かの掛け軸、屏風などもこの大伯父の残した作品です。
京都画壇の一人であった大伯父の絵といえば、花鳥風月路線です。今日の美術展で見たのはいつも見慣れている絵とは趣が違うなあ、と迷わず、帰路には陋屋に寄りました。
この時期にはこの絵、とほぼ決めていますので、ここに載せるのもはじめてではないでしょう。
後座敷にかかっていた掛け軸は、牡丹です。

花を中心にアップしますと

前座敷は鴛鴦です。


今掛かっている絵は、どこか他所に展示するのにお貸しした記憶はありませんが、別の季節の数点や屏風は、県立美術館や福光美術館など貸し出したことがありました。石崎 光瑤画塾の塾頭だった大伯父は、石崎 光瑤とセットで作品の展示がなされたことが多いようです。丁寧な梱包をしていただき、お返しいただくときは展覧会の図録などいただきましたので、思い出になります。画家は例外なく貧乏なので、作品は人手に渡り、こうしてわずかしか地元には残っていないのは遺憾です。

小間(茶室に使っています)の小さい床の間には、やはり大伯父のかわせみの色紙がかかっていました。

が、季節がもう過ぎているので、今回はかえます。
母の作の押絵、もちろんテーマは

あんまりかわいいので男の子をアップしてみます。

押絵のふくらみがお分かりになりました?

なっとうさんが愛の対象の一つに挙げられた松の木も撮影しました。かなりの老木で、3,4年前に思い切って丈をつめてもらったのですが、巨木でカメラに収まりません。門の中ほどに見えるでしょうか。

始まりの部分です(笑)

外からエイヤーとボタンを押しましたが、

今年の松は元気がいいです。たくさんの新芽、新葉が出ています。通常秋になると百個以上の松ぼっくりが落ちて、クリスマスのオーナメントにほしい、と仰る方に拾ってもらいます(笑)

あまり、まとまりのない羅列に次ぐ羅列でしたが、少しは気持ちを外に向けたつもりの日曜日でした。小さなことでも自分が動いたことは大切です。






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