而今

「我ここに於いて切なり」
今この時を懸命に生きる。生き方上手になりたい・・・

三好達治作

2014-04-05 | 日々のなかで・・・


今朝の読売新聞編集手帳に
”三好達治”作の校歌はあまり聞かない。
「自分は将来、どんな不品行をするか分からぬ。
そんな時、自分の作った校歌が純真な学童に歌われるのはしのびない」
達治はふるほどある注文を断っていたらしい。
真摯な人にして、いつでも”不品行”に殉ずる覚悟を持つ情熱の人であったろう。
詩集の中だけでなく、若い人が歌う唇にも言葉をのこしてほしかった。
そう思わせる詩人である。
・・・と ありました。

ん?わたしが卒業した角館中学校の校歌は”三好達治”作詞とあったような・・・
友人にメールで確かめたら”そうだよ!”
そこで中学校の卒業アルバムをだしてきて確かめました。
やはり”三好達治作”とありました。
中学校に入学したときに、とっても偉い人が作ってくれたと校歌だと教えられたような気がします。
そんな偉い人がどうしてこんな田舎の中学の校歌を作ってくれたんだろう・・・
と思ったことを覚えておりました。
ふるほどあった注文を断って、
”不品行”に殉ずる覚悟をもっていたひとが、
なぜにわが母校の校歌を作詞したのか・・・
気になりはじめました。
同期会があるとかならず歌われる校歌。
あれから何十年もたっているのに間違わずに歌える自分に驚いております。
そして・・・
きょう一日中、頭の中をずぅ~と校歌が流れておりました・・・(-_-;)
コメント (2)
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