今度は01年当時のお話
季節は夏。トンネルも出来たことですし、ユーロスターでパリを目指します。発駅はウォータールー・インターナショナル駅。名前の由来はナポレオン戦争でウェリントン公爵率いるイギリス・オランダ連合軍(プロイセン軍も同調)が勝利した戦場ワーテルローの英語読み。アバの名曲「恋のウォータールー」を思い出します。(あのボートの三人男もここから出発しています)
駅の入り口は在来線と明確に区別されており、国際線の飛行機に乗るイメージです。チケットを自動検札機に通しセキュリティーチェックを受けたらコンコースに出ます。この上が出発ホームになりますが、出発間際までホームに上がるエスカレーターは閉鎖されており入ることはできません。コンコース内には両替所、キヨスク、軽食コーナーがあるくらいで免税品などは売ってません。
出発時間が迫りゲートが開くとエスカレーターでホームに出、入線しているユーロスターに乗り込みます。スーツケースはデッキの荷物置き場に(はるか等といっしょです)。2等車の座席はいたってシンプルで少し固めな感じ、逆に疲れ難いシートに思えました。発車後、列車は滑る様(本当にレールの上を滑る感じでした。台車の違いでしょうか静かです)に駅を離れロンドン市街を南に南下します。すぐに田園地帯に。のどかな緑の牧草地が広がります。1等車は食事と飲み物のサービスがありますが、2等にはありません。車内売店でハンバーガーとビールを購入し、席で食べます。で、ちょっとウトウトしていたら、あらら、既にフランスに入ってました。トンネルは全く記憶にありません。フランスの風景はイギリスと打って変わって一面穀倉地帯が続きます。明るい土の色が採れるものの美味しさを物語っているようです。列車は3時間でパリ北駅に到着。ホームに降り、即外に出れます。何のチェックもありません。この時驚いたのが、ロンドンとの気候の違い。3時間前はあれだけ寒いくらいの気温だったのに、駅を出たとたん日差しの強さと暑さに「うわ!」って感じでした。パリの位置ってついロンドンの西に考えちゃいますけど、南と考えたほうが正解ですね。さっそく冷たいエビアンを求めてしまいました。
さて、このユーロスター、実は300k運転してるのはフランス側だけ。イギリス側は開業以来最高160kがやっとの状態でした。で、いっしょうけんめいCTRSという高速新線を作って現在は部分開通しています。来年(07年)には全線が開通し、イギリス側の発着駅がウォータールーからセント・パンクラス駅に変わる予定。こうなるとセント・パンクラス駅から一旦北に出てロンドン市を東にぐるっとまわって(たぶんトンネルで)南下するということになるのでしょうかね。セント・パンクラス駅と言えば、ネオゴシックの壮麗な建物。ハリーポッターの映画では隣のキングスクロス駅の外観(キングスクロス駅があまりにもそっけないデザインだから)として使われてました。歴史的な駅舎から乗るユーロスターもまた魅力的です。
ガーディアン紙によるCTRSの説明
季節は夏。トンネルも出来たことですし、ユーロスターでパリを目指します。発駅はウォータールー・インターナショナル駅。名前の由来はナポレオン戦争でウェリントン公爵率いるイギリス・オランダ連合軍(プロイセン軍も同調)が勝利した戦場ワーテルローの英語読み。アバの名曲「恋のウォータールー」を思い出します。(あのボートの三人男もここから出発しています)
駅の入り口は在来線と明確に区別されており、国際線の飛行機に乗るイメージです。チケットを自動検札機に通しセキュリティーチェックを受けたらコンコースに出ます。この上が出発ホームになりますが、出発間際までホームに上がるエスカレーターは閉鎖されており入ることはできません。コンコース内には両替所、キヨスク、軽食コーナーがあるくらいで免税品などは売ってません。
出発時間が迫りゲートが開くとエスカレーターでホームに出、入線しているユーロスターに乗り込みます。スーツケースはデッキの荷物置き場に(はるか等といっしょです)。2等車の座席はいたってシンプルで少し固めな感じ、逆に疲れ難いシートに思えました。発車後、列車は滑る様(本当にレールの上を滑る感じでした。台車の違いでしょうか静かです)に駅を離れロンドン市街を南に南下します。すぐに田園地帯に。のどかな緑の牧草地が広がります。1等車は食事と飲み物のサービスがありますが、2等にはありません。車内売店でハンバーガーとビールを購入し、席で食べます。で、ちょっとウトウトしていたら、あらら、既にフランスに入ってました。トンネルは全く記憶にありません。フランスの風景はイギリスと打って変わって一面穀倉地帯が続きます。明るい土の色が採れるものの美味しさを物語っているようです。列車は3時間でパリ北駅に到着。ホームに降り、即外に出れます。何のチェックもありません。この時驚いたのが、ロンドンとの気候の違い。3時間前はあれだけ寒いくらいの気温だったのに、駅を出たとたん日差しの強さと暑さに「うわ!」って感じでした。パリの位置ってついロンドンの西に考えちゃいますけど、南と考えたほうが正解ですね。さっそく冷たいエビアンを求めてしまいました。
さて、このユーロスター、実は300k運転してるのはフランス側だけ。イギリス側は開業以来最高160kがやっとの状態でした。で、いっしょうけんめいCTRSという高速新線を作って現在は部分開通しています。来年(07年)には全線が開通し、イギリス側の発着駅がウォータールーからセント・パンクラス駅に変わる予定。こうなるとセント・パンクラス駅から一旦北に出てロンドン市を東にぐるっとまわって(たぶんトンネルで)南下するということになるのでしょうかね。セント・パンクラス駅と言えば、ネオゴシックの壮麗な建物。ハリーポッターの映画では隣のキングスクロス駅の外観(キングスクロス駅があまりにもそっけないデザインだから)として使われてました。歴史的な駅舎から乗るユーロスターもまた魅力的です。
ガーディアン紙によるCTRSの説明