観逃していた映画「プライドと偏見」をレンタルで鑑賞しました。2時間強の時間の中にドタバタを詰め込むわけですから、冒頭はちょっとバタバタした展開ですが、それだけに文芸作品にありがちな退屈さは感じません。どちらかというと、原作を読んでから観た方が楽しめる映画かもしれません。
この映画版では家柄の違いを強調するためか、随分とベネット家の暮らしを「粗野に」演出しています。使用人もがさつな感じ。でも料理人がサーブするパン?は美味しそうでした。エリザベスを演じるのはキーラ・ナイトレイ。これまでどちらかというと「おきゃん」な役のイメージでしたが、なかなかしっとりと、でも芯のある女性を美しく演じていました。原作よりも口数はかなり少なくなっていますが・・・。面白かったのは、ピングリーくんの髪型。ちょっとバカ殿っぽくないですか?ジェーン・ベネットの天然さとお似合いです。それと、コリンズ氏はMr,ビーンみたいだし、キャサリン夫人はさすがに007で「M」役なだけあって貫禄です。
ロケ地はどれも美しく、見応えがあります。それとジャン=イヴ・ティボーデが奏でるピアノがリリカルで「良い!」です。
最近、やたら批判されてる麻生総理のホテルのBAR通い。「庶民感覚とかけ離れている!」と喧々囂々です。
私は、良いと思いますよ。高級ホテルの高級バーぐらい。だって、彼は総理大臣ですよ。日本国の代表者ですよ。飯塚市のダーシーくんですよ。(実際はもっと階級が上だ・・・) いいじゃないですか。それとホテルのバーてけっこう健全だと思いますよ。誰が行っても同じ待遇が受けられて明朗会計だし、確かに庶民はなかなか常連にはなれませんが、でも行こうと思えばだれでもいける。帝国ホテルのメインバーに足を踏み入れて、追い返されることはまずないですよ。スコッチワンショット2000円以上、サンドウィッチ2000円以上が「高い!」(私は焼酎ロック400円専門ですが)とは思わないですね。
夜な夜な接待と称してオネーチャン系のお店でボッタクラレている社長さん、ホストクラブで一晩数百万円散在しちゃうバカおば様なんていっぱいいるのですからね。
ちなみに私は麻生さんが好きではありません。でも少なくとも涙目で辞任会見する前任者たちよりは「タフ」に見えるのですが・・・・。