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久しぶりの泊りがけでの東京出張。思い切ってメールを入れてみた。
かつて広島時代にいっしょに働いた連中に。そう、金曜の晩は広島同窓会。7人も集まった。歳も違う、今は部署も違うかつての仲間、・・・でも、まさに戦友だね。10年前の使い尽くされた冗談が再び炸裂する。NGワードも相変わらずだ!グラスの焼酎がすぐ底をつく・・・。「もう1升、持ってきて!」・・・・・ ・・・・・ ・・・ ・・ ・・
次の日は、・・・・二日酔い。地鳴りのような頭痛が・・・・。胃袋が悲鳴をあげている・・・・。
だめだ、この状態での飛行機は!絶対に自信がない。東京駅の薬屋でソルマックとバファリンを手にいれ、新幹線の車中へ・・・。ようやく新大阪あたりで体調が戻り始めた。せっかくの読書に最適な新幹線です。多少眼がしゅぱしゅぱしますが、がんばって読みましょう。
カレル・チャベック「イギリスだより」
山椒魚戦争で有名なチェコの作家カレル・チャベックが、1924年にペンクラブの招きでイギリスを訪問した際の印象を書き綴ったものです。
チャベック先生、ロンドン、ウェンブリーで開催された博覧会の見物、スコットランド、ウェールズへの旅行などを行うのですが、彼の捉えたイギリスの「素晴らしさ」が面白い。その1つが、「芝生」なのです。イギリスには至る所に緑深い芝生が植えられ、そこを人々がどんどん通行することにチャベックは感銘を受けるのです。これがイギリスの自由な精神の象徴だと。
24年当時ならではのエピソードも。チャベック先生、ここまで来たら是非アイルランドを訪問したいと願うのですが、誰しもアイルランドに行きたいという彼の言葉が聞こえない振りをする始末。行く先々の本屋でアイルランドのガイドブックを探すけど見つからない・・・・。店主に問いただすと、店主は一言、「私たちはあそこへは行きません」。
ユーモラスなスケッチと似顔絵も楽しいです。
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