マスミンのピアノの小部屋

ピアニスト兼ピアノ指導者松尾益民が、ピアノや教育、世の中の出来事など日々感じることを、徒然なるままに綴ります。

子供を持つということ

2010-10-28 17:33:22 | 日記
昨日、出先で、たまたま同じような話を2回聞きました。
夫婦で、女性の方が子供を欲しがらない…という話。
自分のやりたいことをするために、子供は欲しくないそうなのです。
男性の方は子供が欲しい…のですよね。
するとどうなるか…ひと組は離婚という結論になったそうですが、もうひと組の話も、そろそろ潮時か…という状況らしいです。

自分のやりたいことをしたいから、子供は欲しくない…ならば、なぜ結婚したか?です。
子供の存在は、結婚生活の大切な要素の一つだと思いますけどね。
子供がいると、そんなに自分のやりたいことができないのか…です。
確かに、時間を取られるし、やりたいことを全部するわけにはいかないし、ストレスもたまりますが、長い人生を考えると、子供と一緒にいる時間は、意外とわずかなのですよね。
自分のやりたいことは、できる範囲でやって行くしかないと思って、ずっとやってきましたね。
どうやって練習の時間を確保するか…大変だった時のことは、けっこう忘れるもので、親は近くにはいませんでしたが、周りのいろんな人に助けてもらって、やっていたと思います。

私が結婚を考えるようになったのは、自分の時間が自分のためだけにしかない…ということが、空しいと感じたからです。
私って、誰かの、何かの役に立っているのか…とか考えたら、やっぱり家族がいて欲しい、と。
子供は、長男が六か月を過ぎたころから、いろんな表情を見せ始めて、意外性と共に、おもしろいと感じるようになりましたね。
3人もいると、それぞれ個性があって、さらに面白くなりました。
子育てが思い通りに行ったかと問われると、もちろん、思い通りではなかったのですが…。
子供というのは、自分の血を受け継ぐ、自分の生きた証ですし、女性として生まれてきたからには、女性にしか経験できない出産も体験したかったし、価値観は人それぞれとは言え、何故子供が欲しくないのか、私には理解できない…まぁ、愛情の問題だとは思いますが…。
子供が欲しくても、恵まれない人がたくさんいる中で、私は幸い恵まれていた…ということに感謝ですね。
やりたいことは、まぁそこそこにやってきたと言えるでしょうか。
決して充分とは思っていませんが、家庭も持つという人生を選んだわけで、これから後の人生で何がどれだけできるか、楽しみでもありますね。
生涯現役を目指して…です。