マスミンのピアノの小部屋

ピアニスト兼ピアノ指導者松尾益民が、ピアノや教育、世の中の出来事など日々感じることを、徒然なるままに綴ります。

私を待っていたかのように

2023-12-08 01:26:58 | 日記
12月7日お昼過ぎに、母が亡くなりました。
水曜日のうちからそろそろだということは分かっていたので。
3週間前に、先生からはもう1~2週間でしょうと言われていたけど、3週間もちました。
その時は寝ていて私の顔も見ていなかったので、次に私が来るのを待っていたのかなぁ…。
今回は目も開けていて、長男が顔を見せたらわかっているような感じだったし、私を見てもそうかなぁ…と。
最期の時には行けなかったけど、前日には見ることができたし、まぁやむを得ません。
私が姫路にいる時を狙ったかのようで、病院から死亡の知らせをもらってすぐに葬儀社に連絡して、私も病院に行き、母を引き取ってから今後の段取りをしました。
金曜日の午前中はどうしても用事があるので横浜に帰る必要があり、新幹線の時間を遅くして帰ってきましたが、引き上げる荷物もあったのでちょっと大変でした。
日用品が少々なのですが、シャンプーやボディソープなど、そこそこ重いしティッシュやマスクなども嵩張るし…。

母は、今年1月に肺炎球菌による肺炎を起こして、コロナ真っ盛りだったので救急車が搬送を断られ続け、約6時間、32か所だか断られた後やっと受け入れてくれる病院が見つかり、それがはりま病院でした。
一時はもうだめかというところまで来ましたが、その後持ち直し、療養型のいなみ野病院に転院してさらに9か月、食事もできないししゃべらないし、意思の疎通もできず、それでも心臓は元気に動いていたので、延命ではあるけれど点滴で生きていました。
どうするのがいいのかは母自身も突然のことで何もわからなかったと思いますが、かといって栄養も与えずそのまま死を待つというのもできず…。
悩ましいところですね。
病院ではとても親切で丁寧にお世話してくださって、おかげで、静かな穏やかな顔で、老衰ということで亡くなったので、これで良かったのかな…ということにしておきます。

11か月、姫路に行く途中に途中下車して病院に行っていましたが、さすがに疲れを感じるこの頃、ホッとしている部分もありますね。
病院玄関でタクシーを待つ間、ちょうどきれいな夕焼けでした。
以前にも似たような夕焼けがありましたけど、これで最後ということで。

タクシーや病院の送迎車にお世話になりましたが、ドライバーさんと話す中で、やはり介護とかうちと同じような状態とか皆さん経験されていて、そういう話もいろいろ参考になったりしましたね。
自分だけじゃないなというのもあったし…。
これからしばらくまた慌ただしい日々になりそうです。