マスミンのピアノの小部屋

ピアニスト兼ピアノ指導者松尾益民が、ピアノや教育、世の中の出来事など日々感じることを、徒然なるままに綴ります。

2人のアムラン、デュオリサイタルに行きました

2024-09-15 00:29:52 | 日記
私の好きなピアニスト、シャルル=リシャール・アムランが2台のピアノのコンサートをするというので、聴きに行きました。
同じカナダのピアニストでアムランという名の、マルク=アンドレ・アムランとのデュオでした。
アムランですが、親族関係ではないらしい。
モーツァルトの2台のピアノのためのソナタをするので、行ったわけです。
前半はモーツァルトとショパンの2台の曲、後半はそれぞれが短いソロを1曲ずつと、メトネルとグレインジャーという人のそれぞれ2台の曲。
2人のアムラン、音色は合っていたように思いましたが、後半の曲は、シャルル=リシャールには合ってなかったかな…という感じでした。
まぁ感じ方は人それぞれですが、彼のレパートリーという感じではなく、弾けてるけど自分のものになっていない感じでしょうかね。
彼の良さは別のところにあるなと思って聴いてしまいました。
それぞれ非常に軽快で技巧的ではありますし、確かにすごい!とは思うけど、感動ではないかな。
コンサートを聴き終わって、幸せだなと感じるほどではなかった。
せっかくなら、もっとよく知っている曲を演奏してほしかったかな。
アンコールも、マルクの自作曲のタンゴだったので、ここでよく演奏される曲をサラッと弾いてくれたら嬉しいのに…。
2曲目もシャミナードだったし。
期待していたモーツァルト、軽快でしたよ。
ただ、優雅さもほしかったかな。
全体に、マルクの意向を反映したプログラムだったのかな…と。


会場が、神奈川県立音楽堂で、ここは大学時代にコーラスを歌って以来でした。
ハイドンの研究家で私の論文の指導教官でもあった大宮先生のハイドンアンサンブルか何かのコンサートで、学部生がコーラスに駆り出されて行ったのでした。
もうすっかり忘れていましたけど。
古い会場だからか、座席の幅や前後のスペースも小さく窮屈でした。
音響は良かったけど、エコノミークラス症候群になりそうな感じ…。
席の出入りは周辺の人がみんな立つ必要があり、内側の席は大変でした。
桜木町駅から10分くらいで、行きは坂道を登るので、送迎バスがあり、それを利用しました。
帰りは坂道を下るので歩いても問題なく…。
テニスの友人で趣味でピアノを弾いてる人がいて、一緒に行ったので、帰り道は色々感想を話しながら帰りました。

帰りに空を見上げると、面白い雲と月が。
 
今日も暑かった。