マスミンのピアノの小部屋

ピアニスト兼ピアノ指導者松尾益民が、ピアノや教育、世の中の出来事など日々感じることを、徒然なるままに綴ります。

アレンスキーの組曲第1番

2022-04-16 23:49:25 | ラ・プロムナード・ミュジカル
2台ピアノの最後に演奏するのはアレンスキーの組曲第1番です。
アレンスキー(1861〜1906)は、ロシアの作曲家で音楽教育にも貢献しました。
裕福な家庭に育ち、幼児期から音楽に取り組んで、ペテルブルク音楽院に学び、卒業後はモスクワ音楽院で作曲法の指導をしました。教え子には、ラフマニノフ、グレチャノフ、スクリャービンといったそうそうたるメンバーが名を連ねます。
作風としてはロシア的でもありショパンのようなロマン派的でもあり…といったところでしょうか。
1890年作のこの組曲第1番は、耳に心地よい、魅力的なメロディにあふれていますが、細かく見ると作曲家が凝ったことをやってるな…という感じも拭えません。
私の見解ですが…。
第1曲はロマンスというタイトルで、哀愁を感じるメロディですが、第2曲がワルツ、第3曲がポロネーズと、舞踏曲にしているのも軽快で楽しいところかもしれません。



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