暗譜がしにくい…と思って、早めに暗譜にも取り組んだおかげで、プーランクの曲が何とか仕上げに近づきました。
私にしては早い…。
プロムナード・コンサートまで、まだ3週間あります。
プーランクというのは、20世紀前半に活躍したフランスの作曲家でピアニスト。
1963年没です。
以前にプロムナードで「ナゼルの夜」や「エディット・ピアフを讃えて」を弾いたことがあるので、ブログでも取り上げたことがあります。
プーランクは、ドビュッシー、ショパンと共に、全曲弾いてみたいと思う、好きな作曲家です。
優れたピアニストであった母親から、最初の手ほどき受けましたが、いわゆる音楽院に学ぶことなく、個人的に著名なピアニスト、作曲家から指導を受けています。
自分の子供にピアノを教えるのは大変!…と言われますが、プーランクはお母さんの影響が強くあったようで、お母さんの弾く曲が好きだったようです。
モーツァルトやショパン、シューベルト、グリーグ等と共に、サロン風の軽い曲も好きだったようで、プーランクの曲も、サロンぽい曲やジャズっぽい曲もあります。
20世紀前半は、調性を崩す、いわゆる無調の音楽が登場しましたが、そういう物からは一線を画していたと言えるでしょう。
私も、息子たちが小さいころはピアノを教えましたが、きちんと教えたのは長男だけで、後の二人は時間があるときに…という感じでしたね。
小学校の音楽会や中学校の合唱の伴奏はよく弾いていましたが、習いに来ている生徒さんにはそういう伴奏もきっちりレッスンするものの、わが子は、「こんな風に弾くんやで!」と言って、弾いて聴かせるだけでした。
それを真似して弾いていたようです。
もっとキッチリ教えていれば、今はピアニスト…??
今の時代、男が音楽で食べて行くのは至難の業ですから、趣味以上のものは期待してなかったので、とにかく楽しんでくれれば…くらいでしたね。
それが、ピアノではないとは言え、ミュージシャン…困ったものです。
話がそれてしまいました。
「ノヴェレッテ」とは、ドイツ語の「ノヴェレッテNovelette(短編小説)」を利用したもので、フランス語では「ノヴェレット」となります。
3つのノヴェレッテは、1927~28年に書かれた第1、2番と、1959年に書かれた第3番をまとめた曲集です。
第1番ハ長調は、シンプルで気取りのない、それでいてとても詩的で美しい曲です。
第2番変ロ短調は、独特なリズムと和音が特徴で、茶目っ気たっぷりなエッセイともいえる曲。
第3番ホ短調は、プーランクが完成した最後のピアノ独奏曲で、マニュエル・ド・ファリャの主題《恋は魔術師》に基づいていますが、スペイン風のニュアンスは感じられません。
プーランクが残したあらゆるピアノ曲の白眉にも等しいと言われています。
どことなく寂しさと孤独を感じさせますが、慎み深く涙をこらえつつ微笑を浮かべる…とでも言うような音楽です。
3曲ともとても好きな曲です。
暗譜にも苦労しますが、どう表現するか、テンポにしろ表情にしろ、とても悩むところです。
CDもいろいろ聴きましたが、それぞれみんな違うのですよね。
どれも一長一短ありです。
すべてがちょっと速めのテンポで軽快に弾いているのが、ル・サージュの ナゼルの夕べ ~ プーランク : ピアノ・ソロ作品集、ちょっとゆっくり目でルバートしすぎかな…というのが、クロスリー・ポールの プーランク:ピアノ作品全集、一番くせがないのが、パスカル・ロジェの プーランク:ピアノ曲集 です。
私にしては早い…。
プロムナード・コンサートまで、まだ3週間あります。
プーランクというのは、20世紀前半に活躍したフランスの作曲家でピアニスト。
1963年没です。
以前にプロムナードで「ナゼルの夜」や「エディット・ピアフを讃えて」を弾いたことがあるので、ブログでも取り上げたことがあります。
プーランクは、ドビュッシー、ショパンと共に、全曲弾いてみたいと思う、好きな作曲家です。
優れたピアニストであった母親から、最初の手ほどき受けましたが、いわゆる音楽院に学ぶことなく、個人的に著名なピアニスト、作曲家から指導を受けています。
自分の子供にピアノを教えるのは大変!…と言われますが、プーランクはお母さんの影響が強くあったようで、お母さんの弾く曲が好きだったようです。
モーツァルトやショパン、シューベルト、グリーグ等と共に、サロン風の軽い曲も好きだったようで、プーランクの曲も、サロンぽい曲やジャズっぽい曲もあります。
20世紀前半は、調性を崩す、いわゆる無調の音楽が登場しましたが、そういう物からは一線を画していたと言えるでしょう。
私も、息子たちが小さいころはピアノを教えましたが、きちんと教えたのは長男だけで、後の二人は時間があるときに…という感じでしたね。
小学校の音楽会や中学校の合唱の伴奏はよく弾いていましたが、習いに来ている生徒さんにはそういう伴奏もきっちりレッスンするものの、わが子は、「こんな風に弾くんやで!」と言って、弾いて聴かせるだけでした。
それを真似して弾いていたようです。
もっとキッチリ教えていれば、今はピアニスト…??
今の時代、男が音楽で食べて行くのは至難の業ですから、趣味以上のものは期待してなかったので、とにかく楽しんでくれれば…くらいでしたね。
それが、ピアノではないとは言え、ミュージシャン…困ったものです。
話がそれてしまいました。
「ノヴェレッテ」とは、ドイツ語の「ノヴェレッテNovelette(短編小説)」を利用したもので、フランス語では「ノヴェレット」となります。
3つのノヴェレッテは、1927~28年に書かれた第1、2番と、1959年に書かれた第3番をまとめた曲集です。
第1番ハ長調は、シンプルで気取りのない、それでいてとても詩的で美しい曲です。
第2番変ロ短調は、独特なリズムと和音が特徴で、茶目っ気たっぷりなエッセイともいえる曲。
第3番ホ短調は、プーランクが完成した最後のピアノ独奏曲で、マニュエル・ド・ファリャの主題《恋は魔術師》に基づいていますが、スペイン風のニュアンスは感じられません。
プーランクが残したあらゆるピアノ曲の白眉にも等しいと言われています。
どことなく寂しさと孤独を感じさせますが、慎み深く涙をこらえつつ微笑を浮かべる…とでも言うような音楽です。
3曲ともとても好きな曲です。
暗譜にも苦労しますが、どう表現するか、テンポにしろ表情にしろ、とても悩むところです。
CDもいろいろ聴きましたが、それぞれみんな違うのですよね。
どれも一長一短ありです。
すべてがちょっと速めのテンポで軽快に弾いているのが、ル・サージュの ナゼルの夕べ ~ プーランク : ピアノ・ソロ作品集、ちょっとゆっくり目でルバートしすぎかな…というのが、クロスリー・ポールの プーランク:ピアノ作品全集、一番くせがないのが、パスカル・ロジェの プーランク:ピアノ曲集 です。