マスミンのピアノの小部屋

ピアニスト兼ピアノ指導者松尾益民が、ピアノや教育、世の中の出来事など日々感じることを、徒然なるままに綴ります。

第18回プロムナード・コンサート終了!

2011-05-21 23:41:39 | ラ・プロムナード・ミュジカル
午前中に開催したコンサート、無事終了です。
今回も、ホントにたくさんの方にご来場いただき、感謝です。
開催の度に、少しずつ増えていってるような感じです。

そう、無事終了…です。
破たんすることもなく、比較的頭のはっきりした状態で、演奏を終えました…って、どれほどボーっとしてるねん!ですが、午前中のコンサートは、なかなか全開にならないのです。
ちょっと前から、午前中に覚醒(?)するよう、練習を演奏時間に合わせたり、それなりにちょっと努力してきてましたし、体力的にも本番途中で疲れないように、ちょっと鍛えつつあったし、その成果が少しあったような気がしています。
なので、初めて弾いたドビュッシーも、意外にやろうと思っていたことができたような気がしています。
まぁ、もちろん完璧ではありませんし、完璧なんてないでしょうから。
リストもショパンも、まぁまぁ…かな。
ショパンのバラードは、迫力があってよかったという感想もいただきました。
弾きながら思っていたのは、脱力…なのです。
うまく余分な力が抜けないと、大音響はうるさくなってしまいますから…。
ということで、写真など…。
 

パープルのドレス、昨年12月のウインド・パステルコンサートで、ミディ丈だったのを、ロング丈するべく、昨日、付け足しました。
ちょっと当初の予定とは違った感じになりましたが。
今回は、コンサートを終えても比較的元気だったので、ドレスの洗濯もしっかり終えてしまいました。
かなり暑くて、汗をかいてしまいましたから、シミにならないうちに洗っておこうと。
アップした写真は、一眼レフカメラでハイビジョン動画を撮影し、そこから写真に切り取ったものです。
その作業もやってしまったのです。
いつもはけっこうグズグズしてますけど。

次のコンサートは9月なので、少し間がありますが、曲も決めているので、頑張らねば…と。
最近つくづく思うのは、演奏するための体力をつけるのがいかに大事か…なので、それも頑張ろう!

ドビュッシーの前奏曲集

2011-05-20 19:08:02 | ラ・プロムナード・ミュジカル
明日はプロムナード・コンサート。
まだまだと思っていたのに、もう…。
いつものことですが。

今回、私が弾く曲の中で、新たにレパートリーに加わることになったのは、ドビュッシーの前奏曲集です。
これが、一番弾きたかった曲なのですが、たぶん、聴いていただけるといい曲だとわかると思うものの、「亜麻色の髪の乙女」以外は、知らない人がほとんど…。
なので、ショパンやリストを加えたのです。

前置きはさておき、前奏曲集は1集、2集、合計で24曲ありますが、ショパンの前奏曲集のように、24調すべての調性で書かれているわけではありません。
ドビュッシーが、「印象主義」と呼ばれる作風をピアノで確立したのは「版画」でしたが、それをさらに発展させて、完成の域まで達したのが、この前奏曲集と言えるでしょう。
即興的性格を持ち、モティーフを展開しない、前奏曲と言う形式は、ドビュッシーには好都合だったようです。
印象派の絵画を思い起こさせるような作品だと思います。
第1集は、1909年12月から10年2月にかけて作曲されています。

今回演奏するのは、以下の4曲です。
第3曲 野を渡る風
ヴェルレーヌの詩「そは、やるせなき」の中の引用句「風は野で、息を止める」から題名を取ったと言われています。
風は、できる限り軽やかに素早く、短く刈られた草の上を通り抜けていく。
途中で、灌木の茂みや生け垣に出会い、流れを乱す。
そんな情景かと…。

第5曲 アナカプリの丘
アナカプリは、イタリア、ナポリから30キロくらいの地中海にある、カプリ島の丘。
まばゆいばかりの陽の光の中、タランテラ風の踊りと、カンツォーネの歌が交錯し、碧い空と海に輝かしく溶け入っていく…かのような音楽です。
カプリ島は、青の洞窟で有名ですが、アナカプリの丘から見る海はとてもきれい…ナポリは行きましたが、残念ながら、カプリ島には行っていません。
WEBサイトで、とてもいい写真を見つけました。

http://bokufukei.seesaa.net/article/128416032.html より
こんな景色が思い浮かべられるような演奏をしたいものです。

第8曲 亜麻色の髪の乙女
ルコント・ド・リールと言う、フランス高踏派の詩人の、スコットランドの詩によるものです。
クローバーの咲く野原で、亜麻色の髪の乙女が、遠い恋人をと夢見る…ということらしいです。

第7曲 西風の見た物
アンデルセン童話「パラダイスの庭」による題名です。
西風が見た物を語る、という設定ですが、フランス人にとって、西風は激しい風の代名詞とも言えるもので、嵐を描いた風景画を思いこさせます。
第1集の中で、最も音響的に充実した曲で、技術的にも難しいです。
荒々しさが、うまく表現できれば…と思っています。



効果あり?

2011-05-19 23:54:59 | 日記
歯医者の治療がやっと終わりました。
けっこう長い間ほったらかしにしてから行くので、先生を悩ませてしまっているようです。
一番奥なので、よけいやりにくかったようでした。
とりあえずは、安心…。

夕方、ご近所さんに、「ちょっと痩せた?」と言われたのですが、そんなに大きく変わってはいませんが、見た目少しは効果が出ているか…と、ちょっと嬉しかったり…。
最近、踏み台昇降をほぼ毎日やるのに加えて、食事を気をつけるようにしています。
晩ご飯は、ほとんど野菜中心で、炭水化物を食べないことにしているのです。
野菜も、酢の物をほぼ毎日とか。
わずかずつですが、効果が表れ始めたか…というところです。
何より、見た目は大事です。
毎回、コンサートが終わるたびに、次こそは…と、ひそかに思っていますが、なかなか…。
でも、実は、以前のドレスで、どうしてもまた着たいものがあるのです。
お直しするより、自分を直そう…ということで、頑張ってみようかと。

バラの開花

2011-05-19 18:00:58 | 日記
今日もバラ。
私の好きな方のバラがやっと開きました。

全体は、3日前よりピンクの花が開いています。

道路側から見たらいいのですが、家側からは、こんな感じ。

車で走っていると、どこの家も、道路側にきれいに咲き誇っているようですけどね。
同じ所に植えたバラ、実は3種類あったのですが、オレンジの花が咲くのが、うまく育たなかったのですよね。
残念!

お直し

2011-05-18 23:51:58 | ラ・プロムナード・ミュジカル
コンサートで着るドレス、毎回頭を悩ませています。
できるだけ演奏する曲の雰囲気にあったものを、と思っていますが…。
まぁ、ドレスを考えるのも、コンサートの楽しみの一つだったりします。
聴いて下さる方にとっても、見る要素があってもいいかと…とは言え、やはり体型の問題はありますが…。
自分の曲もそうですが、連弾は、曲の雰囲気にプラスして、一緒に弾く相手との調和も考えないといけません。
お互いに持っているドレスの中から、曲に合いそうなものを選んで決めています。
選択の範囲はそう多くはないですけどね。

今回の連弾は、黒にしました。
ドボルザークのスラブ舞曲には、どうもピンクやブルーといった色物は合わないと思うのです。
私は地味な色もいろいろ持っていますが、若い人はそういうわけにもいきませんし。
…で、黒でも地味になりすぎず…と思い、若い時に作った、ちょっとたっぷり広がる黒いスカートを、お直しすることにしました。
結婚してからは、ドレスはほとんど自分で作っています。
独身時代は、専門の方に作ってもらっていましたけど、まぁ、費用もかかるし、自分で作れば、布代だけ…。
昔作ったもの、年齢的に似合わなくなったものもありますが、サイズが一番の問題です。
黒いスカートも、お蔵入りだったのですが、今回、急に直そうと思い立って、今日、一応完成しました。
ウエストベルトをはずして、ゴム入りにしたので、今後はどんなサイズになってもOK!!

それにしても、何事でも、慣れというのは大事ですね。
息子達が小さい時は、ズボンはほとんど作っていましたし、自分のものも、その頃は動きやすいのでキュロットスカートにしていて、ほとんど作っていましたから、やっぱり慣れていたのか、すごく早く作れたのですが、最近はご無沙汰!
すると、何をするにも、何か時間がかかってるような気がするのですよね。
ピアノを弾くのもそうですが、やっていないと手は落ちる…。

連弾合わせ

2011-05-17 23:24:40 | ラ・プロムナード・ミュジカル
朝、室内はちょうどいいくらいなのに、外に出ると、日差しが強く、暑い!って感じでしたが、午後、急に風が強くなり、雨が…。
しばらく降ってやみましたが、変な雨。
でも、風はホント強かったですね。

今日は、レッスンに連弾合わせ。
2日に弾く連弾の曲は3曲。
ドボルザークが2曲と、バッハの小品のメドレー。
ドボルザークのスラブ舞曲については、以前書きました。

ドボルザーク:スラブ舞曲集

特に、作品72-2の方は、ホント好きなのです。
ロマンチックでメランコリック…。
テンポが揺れたり、強弱や表情の変化が激しかったり、なかなか手ごわい曲ですが、それでも、ずいぶんいい感じにできてきました。
最後に弾くのは、作品46-8の方ですが、うまく乗って弾ければ、とても面白い曲。
いかにのれるか…。
連弾は、自分が弾く音だけではないので、ちょっと緊張は少なく、音は多く…で、楽しいですね。

あと1曲は、バッハの小品のメドレーですが、これは、前回も利用した楽譜バッハ連弾パーティー からの曲です。
出だしが、無伴奏チェロ組曲で、これがまた好きなのですよね。
なので、弾きたかったのです。
もちろん、他もいいのですけど。



バラが少しずつ開花

2011-05-16 23:34:22 | 日記
バラの花が、少しずつ開いてきて、楽しみです。

今日は、大きい写真で…。
まだまだですが、こうして写真を撮っていると、後で見るのも楽しみです。
まだまだ蕾がたくさんありますので、順次アップしようかと。

鉢植えの花、もう駄目か…と思っていたのが、ほったらかしにしていても、いつしか芽が出てだんだん大きくなってきます。
ところが、何を植えていたのか…忘れてしまうのですが、以前の写真を見て、思い出しました。
写真を撮っておくのもいいものだ…と。

カラスにやられる前に

2011-05-16 18:04:45 | 日記
家の南側の道路を歩いていました。
サクランボの木の所に近づいた途端、バタバタバタ…カラスでした。
せっかく色づいて来るのを待っているのに、カラスに食べられてはたまりません。
仕方なく、ちょっと色づいたのを採ってきました。

甘くはありませんけど…。


予定が消化できず…

2011-05-15 23:29:20 | 日記
いいお天気で、今日は、こたつ布団をやっと干しました。
カバーも洗い、一安心。
後は、コタツ敷きも洗わないとなぁ…ですが、コンサートが終わってからになるかも。

毎日、やらなければいけないことについて、大体の予定を考えているのですが、なかなか予定通りに行きません。
ちょっと考え事をしたり、気になることを先にやったりすると、あっという間に時間が経ってしまって、結局、予定が消化できたのは、半分くらい…てことになってしまいます。
何でこんなに時間が経つのが早いのでしょうね。
子供の頃は、夏休みが来るのが待ち遠しかったり、時間が長かったのですけどね。

未消化の原因の一つは、やりたいことと、やらなければならないこととのギャップでしょうかね。
今したいことは別のことなのに…。
ま、言っても仕方ないので、今は練習に励んでますけど。

最近、運動しなくては…で、ウォーキングではなく、家で、踏み台昇降をやってます。
これだと、ちょっと見たいテレビがあるときにすればいいので、時間も無駄にならないし…。
テニスをやめてから、やっぱり運動不足かなぁ…ですが、何とかしないといけません。
それにしても運動するにも時間が必要!困ったものです。
踏み台昇降の効果のほどは…??

リスト:ためいき

2011-05-15 00:42:14 | ラ・プロムナード・ミュジカル
今日は、プログラムや当日必要な印刷物を印刷したり、やっぱりあっという間に時間が過ぎていきます。
練習も、まぁ何とか順調にやっていますが、最近メカニック的なトレーニングの時間を多くしたためか、やっと指の動きが滑らかになってきたような気がします。
当日まで維持しないと…。
今回弾く曲は、アルペジォ(分散和音)が多いので、確実に音が鳴るように、気を遣うところです。

さて、先日はショパンのバラードについて書きましたが、今日は、リストの「ためいき」についてです。
「3つの演奏会用練習曲」の第3曲です。
演奏技巧の練習曲ではありますが、リスト独特の音楽表現が盛り込まれた、芸術作品としても高いものです。
リスト34歳の、油の乗った時期の作品です。
「ためいき」と言う標題は、リスト自身がつけたのではなく、出版者がつけたものです。
リストの伝記映画「わが恋は終わりぬ」の主題曲になっています。
アルペジォの伴奏の上に、非常に美しいメロディがのっています。

私がこの曲を初めて聴いたのは、高校2年の時だったかな。
武蔵野音大の夏期講習を受けに行った時、一緒だった、同じ高2の子が、弾きやすいからと先生に勧められたと言って、弾いていました。
当時、ベートーヴェンのソナタで手一杯だった私には、すごい衝撃でしたね。
その後、大学の時もなかなかリストを弾く段取りにはならず、結局、大学院も卒業して、教える仕事を始めてから、発表会とかで先生の演奏として弾いた…ような記憶が…。
その後、いろんな機会で弾いています。
華やかで、インパクトがありますので。

今回この曲を弾くのは、別に予定していたわけではありません。
ドビュッシーとショパンに連弾もありますから、そうゆとりがあるわけではありませんし、まぁ、行きがかりで…。

CDは、ボレットの 愛の夢&ラ・カンパネラ~リスト名演集 がお勧め。