マスミンのピアノの小部屋

ピアニスト兼ピアノ指導者松尾益民が、ピアノや教育、世の中の出来事など日々感じることを、徒然なるままに綴ります。

スクリャービンのピアノ・ソナタ第4番

2022-01-23 00:37:22 | ラ・プロムナード・ミュジカル
1872年生まれのスクリャービンは、今年生誕150年の記念イヤーです。
ということもあって久々にスクリャービンのソナタを弾いてみようと思い立ったのです。
が、とにかく跳躍進行が多く、ハーモニーもポップスで言うテンションコードが多く、覚えにくいときていて、苦労しました。
好きな曲なのですけど。
曲については、下記の以前書いた記事をご参照下さい。

スクリャービンは生誕150年ですが、今回弾くドビュッシーもスクリャービンの10歳上で、生誕160年です。まぁ100とか150とかと言ったちょうどの年ではないですけど…。

ドビュッシーの前奏曲集第1集より

2022-01-22 23:35:43 | ラ・プロムナード・ミュジカル
ドビュッシーの前奏曲集について、以前このブログに記載した文に追加して記載します。

ドビュッシー(1862〜1918)の前奏曲集は1集、2集、合計で24曲ありますが、ショパンの前奏曲集のように、24調すべての調性で書かれているわけではありません。
ドビュッシーが、「印象主義」と呼ばれる作風をピアノで確立したのは「版画」でしたが、それをさらに発展させて、完成の域まで達したのが、この前奏曲集と言えるでしょう。
即興的性格を持ち、モティーフを展開しない、前奏曲と言う形式は、ドビュッシーには好都合だったようです。
印象派の絵画を思い起こさせるような作品だと思います。
第1集は、1909年12月から10年2月にかけて作曲されています。

今回演奏するのは、第1曲〜第5曲です。

第1曲 デルフィの舞姫
ルーブル美術館の古代ギリシアの美術品を見てヒントを得たと言われています。
アポロを祭った神殿で舞う舞姫たちの高貴な姿を思い起こさせるようです。

第2曲 帆
原題は、voileで、帆という意味と覆い、ヴェールという意味があります。
一応「帆」と訳されていますが、神秘的なヴェールに覆われた女性…という風にも考えられます。
微風に帆を上げている船が、ゆれる感じでもあるし、ヴェールが揺れる感じでもあるし、なかなか不思議な曲です。
5音音階が目立ちます。

第3曲 野を渡る風
ヴェルレーヌの詩「そは、やるせなき」の中の引用句「風は野で、息を止める」から題名を取ったと言われています。
風は、できる限り軽やかに素早く、短く刈られた草の上を通り抜けていく。
途中で、灌木の茂みや生け垣に出会い、流れを乱す。
そんな情景かと…。

第4曲 音とかおりは夕暮れの大気に漂う
何とも不思議なタイトルです。
ボードレールの詩「夕べの調べ」の中の一節をそのままタイトルにしたものです。
メランコリックな曲で、五音音階や全音音階が多用されて漂う感じを表しています。

第5曲 アナカプリの丘
アナカプリは、イタリア、ナポリから30キロくらいの地中海にある、カプリ島の丘。
まばゆいばかりの陽の光の中、タランテラ風の踊りと、カンツォーネの歌が交錯し、碧い空と海に輝かしく溶け入っていく…かのような音楽です。
カプリ島は、青の洞窟で有名ですが、アナカプリの丘から見る海はとてもきれい…ナポリは行きましたが、残念ながら、カプリ島には行っていません。
WEBサイトで、とてもいい写真を見つけました。

http://bokufukei.seesaa.net/article/128416032.html より
こんな景色が思い浮かべられるような演奏をしたいものです。

今日はリハーサル

2022-01-22 23:14:28 | ラ・プロムナード・ミュジカル
23日のプロムナード・コンサートは、姫路駅近くに新しくできたアクリエひめじの小ホールでの開催となったので、準備の手順とかを知るために今日は会場を借りてリハーサルをしました。
ホールの楽器搬入とか、スタッフも慣れないのでサッとしてもらえないかも…ということもあって、リハーサルの時間が取れないと困るということもあって、実際に音出しもしました。
初めて行ったのですが、いろいろなんか残念…という部分がありました。
使い勝手とか配色とか…。
楽器は今回はヤマハのフルコンを使うのですが曲響くいいピアノで楽に弾けましたし、音響も良さそうですけどね。
建物は、3つのホールが全て横並びで、空間はたくさんありますね。
イベントが重なったら、人の導線がごちゃごちゃしそう。
小ホールは一番奥です。
何とか手順がわかって、帰りはアクセスを確認するために、姫路駅まで歩いてみました。
駅からアクセス道路があってまっすぐ…と思ったら、途中で途切れて、別の階段を。
ここはテラッソよりさらに東で、まだまだ歩きます。
周辺には何もないので、お茶をしたりもできなさそう…。
まぁそういうのはこれからでしょうね。
以前の文化センターに比べれば、駅からはとりあえず歩けますけどね。
ホールというのは、そのイベントに来る人のことを考えると、駅近というのは結構大事なんですけどね。
車という前提があるのかも…。
その割に駐車場が少ないし。

明日は、コロナ完成予防対策をしっかりして是非ご来場ください。

姫路です

2022-01-22 01:57:35 | 日記
23日のコンサートのために、夕方から姫路です。
昼のフランスの短編小説を読む講座に出席した後、ランチをしてから、新幹線でした。
オムレツプレートで。
ここのサラダはおいしいのです。
野菜たっぷりでヘルシー感があるし。
ルミネ横派のレストラン街も、従業員にコロナ感染者が出たお店もあって、やっぱりカフェローカリーがお店としては開放的で安心かな。

新幹線は、ひかりの指定席だと乗車率は1割…かな。
空気が澄んでいて、午後の富士山もきれいでした。
まわりの景色も入れた写真にしてみました。
ここのところの睡眠不足で、途中は結構寝てましたね。
メールしたりあれこれすることがあったので、それは何とかこんなしたけど、曲目解説がなかなか…。



モシュコフスキーのスペイン舞曲

2022-01-22 00:05:15 | ラ・プロムナード・ミュジカル
23日のプロムナード・コンサートで演奏する曲について。
最初は連弾で、モシュコフスキーのスペイン舞曲です。
モシュコフスキー(1854〜1925)は、ポーランドのブレスラウで生まれましたが、当時、ブレスラウはプロシア王国の統治下にあったため、自身をドイツ人と見做していたようですが、実際はポーランドの家系とのこと。
ピアニストおよび作曲家として活躍しました。
ピアノ曲には練習曲も多く、特に「15の練習曲」は、ショパン風の曲もあって、ショパンの練習曲の前段階として利用されることもよくあります。
第11番は特に美しく、ホロヴィッツが好んで弾いていました。

さて、スペイン舞曲についてです。
この時代、連弾は身近な演奏手段として愛好されていました。
そんな中、このスペイン舞曲は、手軽で演奏効果も高く、広く愛され、原曲は連弾ですが、独奏、オーケストラ、手回しオルガンなど様々な楽器にも編曲されました。
この当時、本当のスペイン音楽はまだあまり知られていませんでしたが、モシュコフスキーはスペイン的なものを好んだようです。
この曲が、特にスペイン的なものを含んでいるわけではありませんが、何となくエキゾチックな感じに溢れていると言えるでしょう。
あまり難しくないので、子供たちにも人気の曲です。
今回は、5曲から成るうちの3曲を演奏します。
第1番 ハ長調
ボレロ的なリズムの溌剌とした主少しメラな中間部をもつABAの3部形式。
第2番 ト短調
第1番よりゆっくりで、感傷的な主部に充実した響きの中間部が続く3部形式。
第3番 イ長調
回転するような音型による楽しい舞曲です。

牡蠣が届いて、全て

2022-01-21 00:34:40 | 日記
午前中、グルメ頒布会の料理の冷凍とワインが届く予定になっていて、配達されたのですが、ワインのパッケージがなんかいつもと違うなぁ…と、開けると、何と、牡蠣でした。
ワインは、クロネコさんがもう一つありましたと、すぐ持って来てくれましたけど。
主人が、発送メールを見ていなかったので、私は届くことを知らず、あぁ今日来たのかぁ…と。
殻付きと剥き身。
毎年、姫路のふるさと納税の返礼品に選ぶのです。
冷凍保存して、折々食べてますから、今日のところは、とりあえず冷凍しました。
これでふるさと納税の返礼品は全部届きました。
日本酒や焼酎、乾麺のセットなどです。
名城酒造のセットですが、うさぎの絵に惹かれてえらんでしまいました。
それと、青い瓶も好きなので。
他にもありましたけど…。
今回初の品は、はりま家紋というお菓子です。
実は姫路に住んでいるときには知らなかったのですよねぇ。
紋は千姫の葵の紋だとか。
おいしかったし、この包装紙が気に入ってしまいました。
例年、ピザを頼んでいましたが、今年は取り扱いがないようなので、ちょっと残念。
そうそう、今回は駅そばもありました。
時々、姫路駅で買って帰るのですが、息子たちが好きなのです。
先日姫路に行った時買おうとして、そうだ、ふるさと納税で来るんだったと思い出したからよかったのですけど。


ピアノ練習とドレス製作

2022-01-20 01:14:47 | 日記
プロムナード・コンサートまで数日となり、練習に加えて、進んでいなかったドレス製作に取りかかりました。
何とか間に合わせようとは思いますが、なかなかしんどい…。
いろいろ試行錯誤ですし。

コロナ感染者数が爆発的に増えて、母のディサービスをまたお休みにしてほしいとの連絡が入りました。
ディサービスにはいろんなところから人が集まりますからね。
日頃は、サ高住なので、部屋にいる限りは職員さんしか接することがないため、職員さんさえ気をつけてくれれば、まぁ問題はないのです。
それにしてもこの感染者増、一体どうなんでしょうね。
自分の日頃の生活を考えると、なぜ感染するのかわからないです。
とにかくマスクと換気だな…と思ってるのですけどね。
狭い空間で人と大声で会話をするのが一番リスクが高いらしいですね。
年末年始に、日頃は別に暮らしている息子たちが来たりしましたが、三男はトロントに行く前にPCR検査をして陰性だったし、主人も先日抗原検査で陰性だったとか。
私はそれより人と会う機会が少ないですし…。

23日は姫路のプロムナード・コンサートですが、予定通り開催します。
新しい会場で、164席ほどの小ホールなのですが、客席が階段状になっていて空間は十分あると思うので、大丈夫かと思います。
マスク着用、手指の消毒等徹底してご来場くださいませ。

今年初のテニス

2022-01-19 00:24:24 | 日記
先週が今年初の予定でしたが、いろいろ忙しく睡眠不足もあったし、雨も降っていたしで、休んだので、今日が1回目。
振替の人もたくさん来ていて、ほぼ定員いっぱい!
人数が多かったからか、コーチがボール出しをしてする練習は、珍しく急いで回している感じでした。
私的には、久しぶりだったからか、ストロークが今ひとつ調子が上がらない感じ。
ボレーはよかったのですけどね。
ゲーム形式練習は、勝ったり負けたりでした。
最近、ごく普通の試合形式はやってないな…と。
それはちょっと残念ですね。
折しも、全豪オープンが始まり、久しぶりにチチパスの試合をWOWOW で見ました。
チチパスはフェデラー同様、片手バックハンドなので好きなのですよね。
私も片手バックハンドなので、ちょっとマネしたいところ…。
全豪オープンは、時差が少ないので、テレビ観戦も楽ですね。

今日はいい天気で、青空がきれいでした。
北の方では雪がひどく、大変だったようですね。
三男が昨日トロントに到着しましたが、大雪で身動きが取れず大変だったようでした。
住むところは一応決まっていて、そこに行く予定が行けず、とりあえず近くのホテルに宿泊することになったと連絡が来ました。
大雪になるとやはり何事も大変になりますね。

先日、京急ストアでアジフライが10枚で498円というのを買って、そのまま食べた後は、醤油出汁で卵とじにアレンジで食べ、今日はトマトソースでドリアにして食べました。
有効活用して、満足…。

疲労は翌日か…

2022-01-18 00:28:04 | 日記
今朝は、起きた時から何か疲労感…でした。
度重なるエリアメールと成田空港までの遠出のせい。
疲れは翌日以降に来る…ということですね。
ドレス製作も進めないといけないのに、進んでいないのですよねぇ。
でも、とりあえず今日はピアノの練習の方を優先することにして、励む…。
何とかまとまってきたかなというところまではできたのでヤレヤレです。
最近、ドビュッシーを弾いていると落ち着くと言うか、気持ちがしっくりくると言うかなので、練習は気分的に楽ですね。
今月から、月曜日のフランス語をやめたので、それも楽に感じてる原因かもですが、気持ち的にゆとりができたように思いますね。
来月からは、また何かを始めると思いますけど。


成田空港はガラガラ

2022-01-16 23:56:45 | 日記
朝9時に家を出て、成田空港へ行きました。
三男がトロントに向けて出発するので、それを見送りに。
エリアメールのせいで、朝起きられるか…と思ったのですが、いい具合に??7時過ぎにもエリアメールの大音響が響き、しっかり起きました。
京急から都営浅草線、京成成田空港アクセス線経由で行きました。
京成スカイライナーを使うより時間はちょっとだけかかるけど、費用的には安いので。
それに、乗客も少なく、座って行けますし。
帰りも反対ルートです。

成田第1ターミナルでしたが、ガラガラでした。
それに照明を節約しているのか、少し暗い気もしましたね。
食事をするところも、開いてるお店が少なく、選択の余地は少なかった。
和食の「京成友膳」へ。
ハンバーグとカキフライです。
どこに行っても空いているので、利用する方としては楽ですけど、運営は大変なんだろうなぁ…と。
飛行機も少なく…。
ガラスが2重になっているので、外側のガラスが反射してますけど。
三男が写真を送ってきましたが、荷物検査の先もほとんど人がいなかったようです。
トロントへの直行便はなく、ならば安いルートでということで、今回は韓国経由で行きましたので、とりあえずはソウル行きでした。
今日はトランジットでソウルに一泊し、順調に行けば、明日夜にはトロントに到着する予定。
荷物がかなり重量オーバーだったようですが、満席でないためか、追加料金はなかったようです。

トロントに持って行かない本やスーツ、ヴァイオリンなどを預かってほしいと、持って来ていましたから、帰りは荷物が増えました。
帰り、押上駅に止まったら、目の前にスカイツリー。
ちょうど太陽も重なっていました。


家に着いたのは夕方4時半くらいで、すでに月が出ていました。
この時間帯の月は、スマホでもきれいに撮れますね。

お天気が良かったので、何事も問題なくて、ヤレヤレでした。
睡眠不足、主人の方がかなり眠かったようで、電車の中もほとんど寝てましたね。
私は、あの騒ぎの中でも、いつもよりは寝れていたのか、わりと元気で、メールをしたり本を読んだり、今度弾く曲の音源を聴いたり、有意義に過ごしましたけど。