「八人のいとこ」と「花ざかりのローズ」、読み終わりました!
読後の感想は、なんとも微妙。
おもしろくなかったわけではありません。
もう少し、若いときに読んどけば良かった。
なんとなく、気恥ずかしくなってしまいました。
変な例えですが、気分的には、ラノベを読んでるのと同じ。
なんか、もぞもぞする。
「八人のいとこ」と「花ざかりのローズ」は、若草物語を書いたルイザ・オルコットの作品です。
両親を亡くしたローズが、素敵な叔父様に引き取られ、素敵な女性へと成長していくというのが、大きなストーリーの流れです。
でも、その叔父様は、若い頃ローズの母を愛していて、そのために、ローズの父親と仲違いしていた過去をもっています。
母親の面影のあるローズを、自分の理想とする女性に育てていくわけですから、そう、どこか「源氏物語」っぽい。
もっとも、この叔父様は、自分の妻にしようという野心(邪心)はないから、まだ、ましですね。
甘やかされていたローズを、明るく健康で優しい少女に育てようとするのですが、読んでるうちにだんだんイラッとしてきました。
だって、女の子の存在価値はは、男の子のお世話をしたり支えるもの、という、「めざせ良妻賢母!」の物語なんですよね。
ローズを取り巻くいとこたち(ぜんぶ男の子)のうち、ジェシー叔母の子どもたちは、父親が船長さんで不在がちではあるけれど、心優しく愛情豊かな母親のもとで、礼儀正しく心身ともに健康に育っています。
がみがみお説教する厳しいジェーン叔母に育てられた二人は、優しく物わかりのいい父親がいるおかげで、やっぱり、素直に育っている。
ところが、かつて社交界の花形だったことを今でも誇りに思っているクララ叔母が甘やかして育てたチャーリーは、そんな妻を嫌った父親が外国暮らしをしているために、ハンサムで
優雅だけど、中身のないダメ男にそだっちゃった!
いかにも、な設定。
まあ、家庭小説ですもんね。
読んでいるとお説教臭いのがちょっと鼻についたりするのですが、でも、ローズは、ものすごくいい子というのではなく、見栄っぱりなところもあり、誘惑に負けそうになる普通の女の子。
出来すぎちゃんじゃないのは少しホッとします。
でも、中身が空っぽのチャーリーが初恋の人で、チャーリーの口車にすぐのせられちゃうお馬鹿さにはイラッとします。
てっきりローズの愛情でチャーリーが改心するのかと思っていたら、あっと驚く展開。
チャーリーは、馬から落ちて死んじゃうんですよね。
そこは吃驚しました。
母親が甘やかして育てた男の子を正しい道に戻すのは困難だってあったから、まあ、そうするしかないか、ではありましたが。
結局、ローズが選んだのは、ジェーン叔母とマック叔父の息子、マック。
お互いに価値観がよく似ていて、まあ、お似合いの二人です。
それにしても、ああ!まるで「キャンディー・キャンディー」の世界だわ。
正確には、「キャンディー・キャンディー」が、いろんな家庭小説から、いいとこどりしていたのですが、最初に書いた「ラノベ」みたい、というのは、あたっていましたね。
お隣の席の方が、なんだか懐かしいとおっしゃるので、お貸ししました。
「昔気質の少女」が大好きだったとおっしゃっていて、「八人のいとこ」と「花盛りのローズ」は題名はなんとなく覚えているん程度なんだそうです。
次は、「リンバロストの乙女」を読むつもりです。
読後の感想は、なんとも微妙。
おもしろくなかったわけではありません。
もう少し、若いときに読んどけば良かった。
なんとなく、気恥ずかしくなってしまいました。
変な例えですが、気分的には、ラノベを読んでるのと同じ。
なんか、もぞもぞする。
「八人のいとこ」と「花ざかりのローズ」は、若草物語を書いたルイザ・オルコットの作品です。
両親を亡くしたローズが、素敵な叔父様に引き取られ、素敵な女性へと成長していくというのが、大きなストーリーの流れです。
でも、その叔父様は、若い頃ローズの母を愛していて、そのために、ローズの父親と仲違いしていた過去をもっています。
母親の面影のあるローズを、自分の理想とする女性に育てていくわけですから、そう、どこか「源氏物語」っぽい。
もっとも、この叔父様は、自分の妻にしようという野心(邪心)はないから、まだ、ましですね。
甘やかされていたローズを、明るく健康で優しい少女に育てようとするのですが、読んでるうちにだんだんイラッとしてきました。
だって、女の子の存在価値はは、男の子のお世話をしたり支えるもの、という、「めざせ良妻賢母!」の物語なんですよね。
ローズを取り巻くいとこたち(ぜんぶ男の子)のうち、ジェシー叔母の子どもたちは、父親が船長さんで不在がちではあるけれど、心優しく愛情豊かな母親のもとで、礼儀正しく心身ともに健康に育っています。
がみがみお説教する厳しいジェーン叔母に育てられた二人は、優しく物わかりのいい父親がいるおかげで、やっぱり、素直に育っている。
ところが、かつて社交界の花形だったことを今でも誇りに思っているクララ叔母が甘やかして育てたチャーリーは、そんな妻を嫌った父親が外国暮らしをしているために、ハンサムで
優雅だけど、中身のないダメ男にそだっちゃった!
いかにも、な設定。
まあ、家庭小説ですもんね。
読んでいるとお説教臭いのがちょっと鼻についたりするのですが、でも、ローズは、ものすごくいい子というのではなく、見栄っぱりなところもあり、誘惑に負けそうになる普通の女の子。
出来すぎちゃんじゃないのは少しホッとします。
でも、中身が空っぽのチャーリーが初恋の人で、チャーリーの口車にすぐのせられちゃうお馬鹿さにはイラッとします。
てっきりローズの愛情でチャーリーが改心するのかと思っていたら、あっと驚く展開。
チャーリーは、馬から落ちて死んじゃうんですよね。
そこは吃驚しました。
母親が甘やかして育てた男の子を正しい道に戻すのは困難だってあったから、まあ、そうするしかないか、ではありましたが。
結局、ローズが選んだのは、ジェーン叔母とマック叔父の息子、マック。
お互いに価値観がよく似ていて、まあ、お似合いの二人です。
それにしても、ああ!まるで「キャンディー・キャンディー」の世界だわ。
正確には、「キャンディー・キャンディー」が、いろんな家庭小説から、いいとこどりしていたのですが、最初に書いた「ラノベ」みたい、というのは、あたっていましたね。
お隣の席の方が、なんだか懐かしいとおっしゃるので、お貸ししました。
「昔気質の少女」が大好きだったとおっしゃっていて、「八人のいとこ」と「花盛りのローズ」は題名はなんとなく覚えているん程度なんだそうです。
次は、「リンバロストの乙女」を読むつもりです。