茶々日和~まったりしましょ~

愛犬茶々(Mダックス・メス)とのまったりした暮らしと、趣味の観劇記です。よろしくお願いします。

西安旅行第四弾は碑林博物館

2015-02-14 20:23:25 | 中国

ここは、もと孔子廟だったところを博物館としたもので、石碑が林のように林立しているところから碑林と名付けられました。(ここは有料)

お父ちゃんが今回の西安旅行で一番行きたかった所だそうです。
ところが、ここで痛恨の大失態!
この日、陝西歴史博物館、西安博物院と写真を撮りまくってきたため、碑林の門を撮影しようとしたところでカメラのバッテリーが切れてしまったとか。
諦められなかったお父ちゃんが運転手に「どうしてももう一度行きたい!」と談判したところ、彼はとてもいい人で「最終日の朝一に、一時間だけなら」と言って何とか時間をやり繰りしてくれたそうです。
だから、写真は仏像だけになっています。


朝一番で誰もいないせいか、ピーンと張り詰めたような雰囲気が伝わってきます。

このあと紹介する仏像は、いずれも過去の展覧会で来日したことがある像です。
 

馬頭観音(唐 8世紀)
中国では「馬頭明王」と呼ばれています。
頭頂の馬頭が欠損しているのが残念ですが、眉根を寄せて目を大きく見開き、歯牙をあらわにする忿怒相の中にも、端正で均整のとれた優れた作風が感じられます。
日本の馬頭観音の原形を感じさせる興味深い像とのこと。


降三世明王(唐 8世紀)
珍しい降三世明王の坐像です。
馬頭観音に比べるとやや手足の肉付けが少ないように感じられますが、表情には精彩があります。

どちらも中国では珍しい密教系の尊像です。
これらは長安城の東北、長楽坊にあった安国寺址から出土したもので、唐の武宗による廃仏の際に難を逃れるために地下に隠されたのではないかと考えられています。
(実はこれら安国寺址から出土した仏像群について、博物館のかなり上級の職員から特別に仰天の情報を入手したのですが、重大すぎてとてもブログには載せられません、とお父ちゃんが言っておりました)


観音菩薩(唐 8世紀)
玄宗の離宮があった景龍池の廟に伝来したと伝えられる白大理石の美しい像です。
光背を欠くものの、像本体、台座の各部にいたるまでほとんど損傷が見られず、保存状態のとても良い像です。
ふっっくらとした面相や、頭髪の毛筋まで克明に表現されていて、優れた作です。

仏像解説は、すべてお父ちゃんによるものです。
コメント

陝西歴史博物館

2015-02-14 19:56:05 | 中国
第三弾は陝西歴史博物館。

中国の博物館は、受付で身分証明書(外国人はパスポート)を提示すると無料で入館できるんだそうです。
おまけに写真撮影もOK!
太っ腹です。
(なぜ日本に来ると写真撮影がNGなんでしょうね?)
陝西歴史博物館は北京、上海と並ぶ第一級の博物館です。
そのなかからお父ちゃんお気に入りのいくつかを、蘊蓄とともにご紹介。


杜虎符(とこふ)(秦 前3世紀頃)
青銅製の虎の形をした割符です。
軍事行動を行う際、君主がこれを左右に分割し、左方を将軍に与えたそうです。


獣首角杯(唐 8世紀)
角杯は西方のリュトンと同種の器物で、本来は犀や牛などの角の内側を刳り抜いて杯としたものです。
これは金栓を除きすべて瑪瑙の一材を削り研ぎ出して成形したもので、牛頭に羚羊(れいよう)の角を組み合わせた造形と言われています。
精巧な造りが観る者のロマンをかき立てる逸品。
とても美しい杯ですよね。
お父ちゃんは、この杯を見て、「葡萄美酒夜光杯」という王翰の『涼州詞』の一節が頭に浮かんだそうです。
「夜光杯」というと、一般的には正倉院宝物にある瑠璃杯のようなガラス製の杯を思い浮かべますが、中国では次のような玉製の杯と考えられているようです。

玉製の杯(唐)西安博物院蔵。


獣紋六花形盤(唐 8世紀)
「飛廉文銀盤(ひれんもんぎんばん)」とも呼ばれています。
一枚の銀板を打ち出して花形に成形した盤で、中央に一頭の神獣を表現し、その紋様の部分に鍍金が施されています。
この神獣は、中国の神話伝説に登場する「飛廉」という風の神を表現したものと言われています。
どことなく表情が茶々子ちゃんに似ているので、私は気に入っています。
お腹と言うか胸のあたりとか、なんか、茶々子っぽい。(親ばかです)
また、この神獣は、正倉院宝物の「紅牙撥鏤撥(こうげばちるのばち)」に表わされる「一角の馬頭と脚に蹄を持つ鳥」の意匠にとてもよく似ています。

(正倉院展図録より)


獣紋双桃形盤(唐 8世紀)
こちらは桃を二つ合わせたような形から桃形盤と呼ばれています。
二頭の獣は狐でしょうか?
ただ、中国では狐を神聖な動物と考えることはあまりないので、何らかの神獣かもしれません。(お父ちゃん談)
私にはカワウソのようにも見えます。

「獣首角杯」「獣紋六花形盤」「獣紋双桃形盤」は西安南郊の何家村(かかそん)の窖蔵(こうぞう)から出土したものです。
窖蔵とは埋納蔵のことです。
何家村は長安城の興化坊に位置し、かつてここは邠王(ひんのう)李守礼(章懐太子の子・高宗と武則天の孫にあたる)の王府のあった所で、これらは邠王家に縁のあった品物で、安史の乱に際してその難を逃れるために地下に埋納されたと考えられているそうです。
これらは特別展示になっていて、見学には20元が必要だったのですが、20元を払う価値は十分にあったそうです。
コメント

銀だこドライブ

2015-02-14 11:43:10 | 茶々
半年ぶりの銀だこドライブ。
いえい!

エセ関西人のお兄ちゃんによると、銀だこはたこ焼きじゃないんだってよ。
揚げてあるから。

でも、お兄ちゃんも、嫌いじゃないのよね。

待ち時間は、まったり車でひなたぼっこタイム。
今日は、家の中より、お外の方が暖かいけど、ママは、お鼻がムズムズしてるんだって。
花粉、いよいよ舞い始めたよ!
(茶々子)
コメント

エクチュアの塩チョコ

2015-02-14 10:23:54 | お菓子
ここ3年くらい、ずっとこれ。
ほんの少しで満足感が得られるので、大事に大事に、食べます。
コーヒーにあうんですよ、これ。
あっきーの「モーツァルト!」(フランス版)の遠征で行った大阪で偶然見つけたお店ですが、横高で見つけたときは大興奮しました。
(過去のブログを探してみたら、遠征の前には知っていたみたいなので、訂正しますね)
有名になりすぎないで欲しいお店です。
コメント

ハッピー・バレンタイン・デーなのよ

2015-02-14 10:01:42 | 茶々
困り顔の茶々子ちゃんどすえ!

毎年恒例の、バレンタインのチョコダップルです。



今年のチョコレートは、こちら「ミミロンド」



スマイルがかわいいでしょ?
茶々子ちゃんからの、プレゼントなのでした。
愛犬の勤めってやつ?

コメント