今回、茶々子が椎間板ヘルニアをやってしまってから、雑誌やペットの病気の本をひっくり返したり、いっぱいネットでも検索しました。
でも、意外とちゃんと知りたいことにたどり着かなくて、もどかしい思いをたくさんしました。
そこで、私のような思いをされた方に、茶々子の経験が参考になればと思い、まとめてみました。
ミニチュアダックスの椎間板ヘルニアは、かかって当たり前みたいなもので、14歳まで無事でいたこと、14歳で手術ができるくらい元気で、しかも、時間はかかったけどちゃんと歩けるまでに回復したのも、全てラッキーだったんだと思っています。
椎間板ヘルニアは、再発したり、別の箇所を損傷したりすることも多いので、これからも注意して様子を見守っていこうと思います。
ただ、あまり神経質にしなくても、普通に生活することがリハビリになりますとも言われたので、そのへんの加減が大事なのかな?
飛び降り・飛び乗り・飛びつき禁止。
抱くときは、縦抱き禁止。
フローリング・滑る床禁止。
厳しく言われたのはこの3点。
マンションなので家の中には階段はありませんが、ちょっとした段差はあちこちにあります。
リビングと和室の間には5センチほどの段差があります。
夜はそこに低反発マットレスと布団を敷いて一緒に寝ていました。
段差と合わせると、15センチ近くになります。
茶々子は、ぴょんぴょん飛び跳ねて布団に上がっていましたが、そういえば、ヘルニアになる前、ちょっと躊躇しているようなそぶりを見せていたこともありました。
どうしてあの時、ちょっと立ち止まって考えなかったんだろうと、後悔しています。
それから、よく、お風呂に入っていると覗きにきたり、お風呂に無断侵入したりしていましたが、排水の関係で、洗面所は廊下より15センチ近く高くなっていて、風呂場はさらに15センチくらい高くなっています。
そこをひょいひょい飛び跳ねて、元気に登り下りしていました。
その様子が、なんだか、すごく可愛かった。
でも、これも、よくなかったんだよね。
面倒なのと、風通しを優先させ、洗面所のドアはほぼ開けっぱなしでしたが、今は、リビングから廊下に出るドアと、洗面所のドアの二箇所はちゃんと閉めるようにしています。
散歩の後、とにかくご飯が食べたくて、リードを外すのももどかしく、勢いよく走り出していたのもダメでした。
おやつ欲しさに飛びつくのも、やめさせなければいけない問題行動でした。
夜中にこきざみにジャンプしながらベッドメイキングしたり、父ちゃんの上を乗り越えて、水を飲みに行ったり、それも、やっぱりまずかった。
予防できることはたくさんあったのに、可愛い可愛いと止めなかった浅はかさが残念でたまりません。
茶々子はギャインという、いつもとは明らかに違う大きな鳴き声でをあげて、急激に麻痺が始まりました。
いわゆる魔女の一撃です。
でも、ヘルニアの場合、足元がふらついたり、歩き方がおかしかったりという、緩慢な予兆があるそうです。
茶々子も何回か歩き方がおかしくて病院に連れて行ったことがありますが、痛み止めの注射ですぐによくなっていたので、ちょっとした異変には慣れっこになっていました。
前日にも、ちょっと変だね、と話していたのにこんなことになってしまい、本当に残念です。
椎間板ヘルニアには5段階のレベルがあり、
レベル1は痛み
レベル2はふらつき、歩行異常
レベル3は後肢の麻痺・歩行困難
レベル4はレベル3に排便・排尿困難
レベル5はレベル4に後肢の感覚がなくなる
です。
これによると、これまで茶々子が脚をひきずったり固まったりしていたのも、緩慢な予兆(レベル1)だったのかもしれません。
今回の茶々子はレベル3でした。
レベル3からが重度で、内科的な治療では完治は難しく、画像診断を行える医院での検査と手術が必要になります。
かかりつけの病院では精密検査の設備がないために今回の病院を紹介され、すぐに診察を受けに行きました。ところが、診察終了時間ぎりぎりだったので、その日は鎮痛剤の注射をうち、検査と手術の説明、費用の概算について話があり、検査と手術を受けるのであれば、翌朝食事を摂らずに来るように言われ帰りました。
帰りの車の中で、手術するしかないよね、と決めました。
その晩は安静にするように言われていたので、茶々子はケージの中で休ませました。いつもなら嫌がって吠えるのに、大人しくケージの中に入り、静かにしていました。
多分、痛みがあり、吠えるのも辛かったんだと思います。
説明の中で、麻痺が進むと手術をしても完治しない場合があるので、出来るだけ速やかに手術に進まないといけないと聞かされ、欠勤扱いになっても、仕事を休んで朝から病院に連れて行けばよかったと悔やみました。
翌朝、精密検査と手術をお願いしますと伝え、受診しました。
この日は執刀医から検査と手術の概要説明を受けました。検査や手術に耐えられるかどうかを調べるために健康診断と血液検査をし、そのあと麻酔をかけてCT・MRI検査に進み、その画像診断の結果の説明後、手術についての最終確認があり、手術に入りました。
9時過ぎに診察室で茶々子と別れ、画像診断の結果が出たのが12時過ぎで、そこから手術に入って、手術後の麻酔の覚めた茶々子のぼっとした顔をマジックミラー越しに確認させてもらったのが14時過ぎでした。
手術は成功したと告げられ、手術後の画像を確認しました。
けれども、合併症の脊髄軟化症を発症していると急速に全身麻痺が進み死に至ることもあるので、術後3日間は安心できないと脅かされ、その間は心配でなりませんでした。
術後3日間は点滴治療で安静にしていて、4日目からはマッサージとリハビリが始まりました。
4日目には特注のコルセットをつけてのリハビリが始まっています。
5月中は、あまりリハビリに乗り気ではなかったようでしたが、抜糸後は、痛みもなくなったようで、真面目に取り組みはじめ、元気に歩く姿を見ることができました。
リハビリの進み具合は個体差があるので、もっと若い子なら、もっと早く退院できたのだと思います。
治療費の相場は、病院の規模や施設によって様々なようですが、茶々子の場合は、検査や手術、リハビリのための3週間の入院で、50万ちょっとかかりました。
手術してリハビリで自力歩行までもっていって、だいたい50万円とはじめに聞いていたのですが、少しオーバーしました。
茶々子の年齢的なものや性格もあり、入院が3週間かかったのでやむを得ないと思います。
ただ、3週間の入院で安静にする期間は終わってしまったので、家では普通にしていいと言われ、それはそれでいなと思いました。
診療明細によると、手術前の血液検査やCT・MRI画像診断・麻酔・手術で約23万。
入院治療とリハビリが1日9000円
退院前の検査や諸々の費用、コルセット代で5万ちよっと。
プラス消費税。
そんな感じです。
入院1週間でだいたい30万円だというので、特別高額だとは感じませんが、コルセット代35800円を高いと思わないのは、やっぱり金銭感覚が麻痺しているのでしょう。
保険には入ってなかったので、全額自費です。
これまで、ほとんど大きな病気もなく、必要性も感じませんでしたが、やっぱり入っておけばよかったかもしれません。
また、保険をやめた途端に大きな病気をするというのも、あるあるなんだそうです。
茶々子はちゃんと歩けるようにしてもらったので、治療費の50万円が高いとは思いません。
でも、やっぱり安くはないので、これからは本当に気をつけて、再発させないようにしようと思っています。
でも、元気になった茶々子ちゃんは、既にお転婆の片鱗を見せはじめています。
嬉しいんだけど、心配です。
長くなりましたが、何かしら参考になったならば幸いです。
でも、意外とちゃんと知りたいことにたどり着かなくて、もどかしい思いをたくさんしました。
そこで、私のような思いをされた方に、茶々子の経験が参考になればと思い、まとめてみました。
ミニチュアダックスの椎間板ヘルニアは、かかって当たり前みたいなもので、14歳まで無事でいたこと、14歳で手術ができるくらい元気で、しかも、時間はかかったけどちゃんと歩けるまでに回復したのも、全てラッキーだったんだと思っています。
椎間板ヘルニアは、再発したり、別の箇所を損傷したりすることも多いので、これからも注意して様子を見守っていこうと思います。
ただ、あまり神経質にしなくても、普通に生活することがリハビリになりますとも言われたので、そのへんの加減が大事なのかな?
飛び降り・飛び乗り・飛びつき禁止。
抱くときは、縦抱き禁止。
フローリング・滑る床禁止。
厳しく言われたのはこの3点。
マンションなので家の中には階段はありませんが、ちょっとした段差はあちこちにあります。
リビングと和室の間には5センチほどの段差があります。
夜はそこに低反発マットレスと布団を敷いて一緒に寝ていました。
段差と合わせると、15センチ近くになります。
茶々子は、ぴょんぴょん飛び跳ねて布団に上がっていましたが、そういえば、ヘルニアになる前、ちょっと躊躇しているようなそぶりを見せていたこともありました。
どうしてあの時、ちょっと立ち止まって考えなかったんだろうと、後悔しています。
それから、よく、お風呂に入っていると覗きにきたり、お風呂に無断侵入したりしていましたが、排水の関係で、洗面所は廊下より15センチ近く高くなっていて、風呂場はさらに15センチくらい高くなっています。
そこをひょいひょい飛び跳ねて、元気に登り下りしていました。
その様子が、なんだか、すごく可愛かった。
でも、これも、よくなかったんだよね。
面倒なのと、風通しを優先させ、洗面所のドアはほぼ開けっぱなしでしたが、今は、リビングから廊下に出るドアと、洗面所のドアの二箇所はちゃんと閉めるようにしています。
散歩の後、とにかくご飯が食べたくて、リードを外すのももどかしく、勢いよく走り出していたのもダメでした。
おやつ欲しさに飛びつくのも、やめさせなければいけない問題行動でした。
夜中にこきざみにジャンプしながらベッドメイキングしたり、父ちゃんの上を乗り越えて、水を飲みに行ったり、それも、やっぱりまずかった。
予防できることはたくさんあったのに、可愛い可愛いと止めなかった浅はかさが残念でたまりません。
茶々子はギャインという、いつもとは明らかに違う大きな鳴き声でをあげて、急激に麻痺が始まりました。
いわゆる魔女の一撃です。
でも、ヘルニアの場合、足元がふらついたり、歩き方がおかしかったりという、緩慢な予兆があるそうです。
茶々子も何回か歩き方がおかしくて病院に連れて行ったことがありますが、痛み止めの注射ですぐによくなっていたので、ちょっとした異変には慣れっこになっていました。
前日にも、ちょっと変だね、と話していたのにこんなことになってしまい、本当に残念です。
椎間板ヘルニアには5段階のレベルがあり、
レベル1は痛み
レベル2はふらつき、歩行異常
レベル3は後肢の麻痺・歩行困難
レベル4はレベル3に排便・排尿困難
レベル5はレベル4に後肢の感覚がなくなる
です。
これによると、これまで茶々子が脚をひきずったり固まったりしていたのも、緩慢な予兆(レベル1)だったのかもしれません。
今回の茶々子はレベル3でした。
レベル3からが重度で、内科的な治療では完治は難しく、画像診断を行える医院での検査と手術が必要になります。
かかりつけの病院では精密検査の設備がないために今回の病院を紹介され、すぐに診察を受けに行きました。ところが、診察終了時間ぎりぎりだったので、その日は鎮痛剤の注射をうち、検査と手術の説明、費用の概算について話があり、検査と手術を受けるのであれば、翌朝食事を摂らずに来るように言われ帰りました。
帰りの車の中で、手術するしかないよね、と決めました。
その晩は安静にするように言われていたので、茶々子はケージの中で休ませました。いつもなら嫌がって吠えるのに、大人しくケージの中に入り、静かにしていました。
多分、痛みがあり、吠えるのも辛かったんだと思います。
説明の中で、麻痺が進むと手術をしても完治しない場合があるので、出来るだけ速やかに手術に進まないといけないと聞かされ、欠勤扱いになっても、仕事を休んで朝から病院に連れて行けばよかったと悔やみました。
翌朝、精密検査と手術をお願いしますと伝え、受診しました。
この日は執刀医から検査と手術の概要説明を受けました。検査や手術に耐えられるかどうかを調べるために健康診断と血液検査をし、そのあと麻酔をかけてCT・MRI検査に進み、その画像診断の結果の説明後、手術についての最終確認があり、手術に入りました。
9時過ぎに診察室で茶々子と別れ、画像診断の結果が出たのが12時過ぎで、そこから手術に入って、手術後の麻酔の覚めた茶々子のぼっとした顔をマジックミラー越しに確認させてもらったのが14時過ぎでした。
手術は成功したと告げられ、手術後の画像を確認しました。
けれども、合併症の脊髄軟化症を発症していると急速に全身麻痺が進み死に至ることもあるので、術後3日間は安心できないと脅かされ、その間は心配でなりませんでした。
術後3日間は点滴治療で安静にしていて、4日目からはマッサージとリハビリが始まりました。
4日目には特注のコルセットをつけてのリハビリが始まっています。
5月中は、あまりリハビリに乗り気ではなかったようでしたが、抜糸後は、痛みもなくなったようで、真面目に取り組みはじめ、元気に歩く姿を見ることができました。
リハビリの進み具合は個体差があるので、もっと若い子なら、もっと早く退院できたのだと思います。
治療費の相場は、病院の規模や施設によって様々なようですが、茶々子の場合は、検査や手術、リハビリのための3週間の入院で、50万ちょっとかかりました。
手術してリハビリで自力歩行までもっていって、だいたい50万円とはじめに聞いていたのですが、少しオーバーしました。
茶々子の年齢的なものや性格もあり、入院が3週間かかったのでやむを得ないと思います。
ただ、3週間の入院で安静にする期間は終わってしまったので、家では普通にしていいと言われ、それはそれでいなと思いました。
診療明細によると、手術前の血液検査やCT・MRI画像診断・麻酔・手術で約23万。
入院治療とリハビリが1日9000円
退院前の検査や諸々の費用、コルセット代で5万ちよっと。
プラス消費税。
そんな感じです。
入院1週間でだいたい30万円だというので、特別高額だとは感じませんが、コルセット代35800円を高いと思わないのは、やっぱり金銭感覚が麻痺しているのでしょう。
保険には入ってなかったので、全額自費です。
これまで、ほとんど大きな病気もなく、必要性も感じませんでしたが、やっぱり入っておけばよかったかもしれません。
また、保険をやめた途端に大きな病気をするというのも、あるあるなんだそうです。
茶々子はちゃんと歩けるようにしてもらったので、治療費の50万円が高いとは思いません。
でも、やっぱり安くはないので、これからは本当に気をつけて、再発させないようにしようと思っています。
でも、元気になった茶々子ちゃんは、既にお転婆の片鱗を見せはじめています。
嬉しいんだけど、心配です。
長くなりましたが、何かしら参考になったならば幸いです。