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4000円近く出して買ってしまったので・・・・いや、実は、お店の検索機でクロスロードという、ラルフマッチオが出ている、ロバートジョンソンを題材にした映画を調べていて・・・最初はお店にありますと言うことで探してもらったら、やっぱり無いみたいということになって、それで注文しようと思ったら、限定だから今生産されてないとかで、あきらめかけていたんですが、なんか悔しいので、もう一回お店を探していたときに、たまたま目に付いた作品だったんです。同じブルースだからいいやというなんともいいかげんな判断で買ってしまいました。
あとで読みましたが、ブルースムービープロジェクトということで7作品あるうちのひとつらしいです。
いきなりブルース映画っぽくない地球の映像に驚きますが、まあ、DVDのジャケットを見れば(もちろん本編も)その理由はわかるわけです。
で、古っぽい映像が出てきてそれがまた迷わせるんです。実際の当時の映像なのか、今撮影したものなのか。そして、やらせなのか、本当なのか。そういうもやもやしたところで映像を見ていると、いきなりカラーで、今をときめく(?)アーティストがその人たちの曲をカバーしている生演奏が始まるわけです。
そんなこんなで、3人のブルースミュージシャンに光を当てていくお話です。その3人とは、ブラインドウィリージョンソン、スキップジェイムス、J.B.ルノアーという人らしいです。私、その人たち全然知りませんでした。といっても、他の今をときめく(?)人たちもほとんど知りませんが・・・
ブルースはけっこう同じにきこえる。でも雰囲気がいい。
自分のこと、生活、仕事、女性のこと、思ったことをうにゃらうにゃらと自然に歌ってる感じがいいのでしょうかね。
ドイツ人である監督が英語の歌詞についても話していましたが、英語という言語の発音がそういう音楽にとって意外と欠かせないものだったのかもしれないとちょっと思いました。
たとえば、アフリカの奴隷が日本やドイツにつれてこられてブルースみたいな音楽ができるかと言うと、やっぱり違うのだろうと。英語という言語がアフリカ的なもの(あいまい)と結びついたときに魔法がかかったのではないかと思ったわけです。
JBさんのヴェトナムブルース(だったかな?)という曲の字幕を追いながらジーンと来ました。たしかこんなだったと思います。「彼らに救いの手を。貧しいものが穴ぐらで戦っている。知らずに兄弟を殺している」みたいなこと歌ってました。映像はアメリカ兵の姿だけでしたが、歌詞はきちんとベトナムに目が行っていました。
監督がインタビューでいってました。(正確にはDVDを見てください。勝手な解釈が入ってるとおもいます)ゴスペルとブルースは相反するもので、ブルースマンはそこを行き来して少なくない人がどちらかの選択を迫られる。で、ゴスペル=神、ブルース=悪魔みたいな構図で語るんです。そう単純じゃないとは思いますが、そういう感じで話しているように聞こえまして、その構図が面白いと思いました。もしかして、解釈を間違ってるかもしれませんが・・・
スキップさんの空白の33年間、JBさんの社会を正面から捉えようとする姿、しかも、ここの出てくる人たちは大成功を収めた人たちじゃないんです。いうなれば日の目を見なかった人
たちで、でも、それこそがブルースなんだろうと、勝手に解釈しましたが・・・
しかし、1930年ごろにつくられた作品がいまだに支持を得ているというのはすごいことですね。
正確でないところ、かってな解釈なところは勘弁してください。なんの予備知識もありませんし・・・
まあ、いずれにしても、音楽は理屈で聴くもんじゃないんでしょうからこんなごちゃごちゃ書いても・・・まあ、聴いて感じましょうということで。
なんかわけわかんなくなってきた。