唐茄子はカボチャ

映画と音楽と・・・

パリ、テキサス

2006年11月03日 | 好きな映画・良かった映画
パリ、テキサス

ハピネット・ピクチャーズ

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雰囲気がいいです。
話はわかったようなわからないような・・・・

最後まで見つづけてしまうし、何か見終わった満足感みたいものがあるんですけれど、どうして最後一緒になれなかったのかがよくわからない。
一緒にいたい気持ちで突き進んだ、そして耐えられなくなって逃げてしまった過去の自分み戻ってしまうかもしれないという恐怖感からなのか・・・もう2度と彼女と子どもを傷つけたくない。自分を傷つけたくないということなのでしょうか・・・

あの、子どもにテープで残した言葉と、その後の2人の会話がいまいちよくわからなかったところもあって・・・ちょっとどたばたしてたもので・・・そこをもう一回みればもうちょっとわかるかな?

弟夫婦と子どもの関係を見たときに果たしてこの結果が最良だったのか・・・というのはわからないところでもあります。でも、人生なんて、いつでも最良の選択ができるわけじゃないですもんね。だから、そういう選択をしたというだけで、それが良かったのか、それとも失敗だったのか・・・それは、その後のそれぞれが生きていくなかで結論が出ていくのでしょうね。弟夫婦はちょっとかわいそうかな?

子ども・・・ハンターはいいですね。最初はちょっと生意気な感じがしたけれど、どんどんかわいくなってくる。そういう撮りかたをしたのかもしれません。

あの学校の帰り道の感じがいいですね。心の距離が近くなっていくのをセリフなしにその実際の距離としぐさでうまく表現しているような気がしました。最後も、手をつなぐのかどうかというすれすれのところまで近づけておいてつながなかった距離感がいいですしね。

距離といえば8ミリを見たときの距離も良かったです。電気をつけたときにお父さんのそばまできていた。

それで、結局、記憶はあったの?それとも、ほんとにない部分があったの?いまいちわかりません。

最初のしゃべらなかったのは結局なんだったのか、四年間何をしていたのか、あの土地はなんだったのか・・・お父さんの思い込み・・・いろいろつながりそうでつながらなくて・・・わからない・・・

わからないけど、わからなくてもいいや。また機会があればみるかも。

その不思議な感覚をまたかもし出しているのが、ライクーダの音楽です。そして最後のしめは Dark was the night ですからね。