ノーマニフェスト for UESHIMA [DVD]ポニーキャニオンこのアイテムの詳細を見る |
上島竜兵って、あまり好きじゃない芸人さんです。芸もなさそうだし、私生活でも何となくテレビで見てる印象のまんまな気がするし・・・彼がテレビに出てくると、「間が持つかな~」とか、こっっちが心配になっちゃったりして・・・
ですが、そういう、たぶん多くの人の気持ちを逆手にとって(?)彼を中心にして、映画を撮っちゃおうというところがおもしろいですね。
しかも、よく考えたら、コントとかもよくやってるから、こういうの得意なのかもしれません。
かなりおもしろかったです。
まず、みんなが印象に持っているだめっぷりを出しつつ・・・ドキュメントタッチのシリアスさを織り交ぜつつ・・・そのシリアスな場面が本当に馬鹿なことでそれっぽく見せてるところがいいです。あと、思わず、その場で役者自身が思わず噴き出しちゃうところもそのままとっちゃってるところもいいと思いました。
とても自然に、その自然に見せてる中で、いろんな遊びを入れていて・・・
愛ちゃんが泣きながらアナウンスしていて、周りの声もマイクが拾っちゃって、あそこのやり取りが結構長かったんだけど、駄目押しのようにずっとやるもんで、だんだん笑いがこらえきれなくなってきてふきだしちゃって・・・
あと、「フィリピンかよ!」っていうところも思わずふきだしちゃってからあとで罪悪感・・・みたいな感じで・・・
選挙違反のところも、このままいっちゃうのかな?もしかして知らないのかな?と不安にさせて・・・でも、それを落ちにするのかもとも思ったので、どうなるか、気になったところは、うまく落ち着きました。
本流のところでない、人気取りと数合わせで自民や民主なんかにいる、ばかなタレント議員とか、結構この程度で選挙やっちゃって、議員や首長になっちゃってる人もいるんだろうと考えると、笑うに笑えない現実だよな・・・これ・・・なんてことも思いました。