唐茄子はカボチャ

映画と音楽と・・・

ウォッチメン

2009年09月23日 | 映画 あ行
ウォッチメン スペシャル・コレクターズ・エディション [DVD]

パラマウント ホーム エンタテインメント ジャパン

このアイテムの詳細を見る


友達がレンタルしていたので一緒に観ました。
ヒーローのきたない部分を見せておいて、ヒーローとは、正義とはなにか、考えちゃいました。

必ずしも正しいと思っていることを貫くことが正しいわけではないし、結果で正しさを証明するものではないような気がしました。

正義を貫くために一般的に悪に手を染めることを、あるものは肯定します。それを許せなかった人は殺されました。その犠牲も、大きな正義の前では塵が消えたぐらいの出来事でしかないのでしょう。

同時に、そうやって、嘘で作られた平和で、真の平和が得られるのか、そこをまた投げかけているように思えます。

人間自身が、もっと進化しなければいけない時期に来ているのではないでしょうか。

中国・長春の旅 その8 偽満州皇宮博物館⑤ 

2009年09月23日 | My旅ネタ
この展示されているものの中で救われたのが、真実を伝えようとしている日本の出版物が展示されていたことです。

戦争中も、戦争に反対した人たちがいました。
そして、今も、この戦争の本質が何だったのか、真実を伝えようとする人たちがいることは、日本の誇りだと思いました。

中国・長春の旅 その5 偽満州皇宮博物館②

2009年09月23日 | My旅ネタ
偽満州皇宮の次に入った資料館。

いきなり目に付いたのは、「9.18わすれるな!」という刻印。
武力によって日本に侵略されたこの屈辱を忘れるな!といきなり正面から自分に言われているみたいでとても動揺しました。

そしたら、さっきの中国人のグループの人が、ここでも記念写真をとりなよって感じですすめてくるんです。どういう意図があったのか、よくわかりませんが、にこやかに・・・でも、さらし者にしようとか、そういう意地悪な意図は感じなかったんだけど、なら、何でそこまですすめるの?って感じで・・・ちょっといやでした。

日本人が日本刀で中国人の首を切り落とす写真とか、そういう残酷な写真や、731部隊(長春のある吉林省の上、黒龍江省のハルビンに場所があるんでしたよね)の人体実験のこと、日本人の中国人虐殺の様子を再現したジオラマなどの展示があって、写真は、日本で見たことがある写真でしたが、この場で見るというのは、感じるものが違います。
被害者の中国人の中に、加害者の日本人が1人でいるというのが、怖くなってしまいました。
しかも、その忘れるな!と書いてあった、9月18日まで、あと2日という時期でしたから。

帰りの飛行機で隣に座って知り合った日本の人は、ちょうど18日にそこにいたらしいですが、殴られるんじゃないかと、とても怖かったといってました。

いや、別に、ここに日本人がいるぞ!ぶっとばしちまえ!みたいな、反日デモで見たような事態になるとかいう怖さじゃないんだけど・・・

ここにいる人たちが、こういう展示物をみて、日本をどういう目で見るのか、自分がどのように中国の人から見られてしまうのか・・・そういう不安が頭の中でぐるぐると・・・一緒にまわってくれたHさんはどうおもったのか・・・

会館を出てからは、とても暗い気持ちになりました。お土産やさんが並んでいたんだけど、まったく寄る気にならなくて・・・(実はお金が少ないのが気になってたからというのもあるんだけど・・・)

でも、実際に今の中国の人が、日本をどう思っているかというと、自分の感じたところでは、きちんと区別しているんじゃないでしょうか。

あの反日デモみたいなものが中国国民の意識かというとそうじゃな気がします。
半年ほど前に、日本の侵略のことを中国の人に聞いたことがあるんだけど、その人は、「もちろん、そういうことがあったことは知っているし、忘れてはいけないことだけど、もう過去のことだ。そこにとらわれずに、日本と中国は仲良くやっていくべきだ。」って感じのことを言っていました。
案外そういう人が多いのかもしれません。
あの、「忘れるな!」の前で、写真を撮ることをすすめた人も、意地悪とか、問題意識からそうしたんじゃなくて、日本の事書いてあるよ。記念に撮ったら?ぐらいの軽い気持ちで言った感じがしたし・・・
もちろん、あくまで私の印象なので、実際はどうかわかりませんけど・・・

そんなこんなで、ぐったり疲れて、お昼を(2時ごろかな?)食べて、それでホテルに帰ってきてしまいました。

Hさんが、私のデジカメを持って、何かというと、そこに立て!って感じで合図してくれて、自分にとても気を使って、楽しませようとしているんだろうと思いながら、自分も、退屈な男だと思わせないように、頑張りました。
・・・いや、実際楽しいんですけどね。