サブウェイ123 激突 [DVD]このアイテムの詳細を見る |
激突したのはパトカーだけです。
この手の作品は基本的にはずれないですね。
ドキドキさせてくれるし、感情移入しちゃうところもあって…
人の命を守るために、自分の何かを犠牲にすることはできるのか…不正の告白は命を守るためとはいえ、見ているこっちが泣けてきます。何ででしょう…
娘たちの学費のために不正をして賄賂をもらったなんて、どこも正当化できないですもんね。でもなぜか泣けちゃいました。たぶん、自分の犯した罪の部分、隠しておきたい部分をみんなが見ている前で告白しなくちゃいけなかった…この勇気というか、決断が泣かせたんだと思います。
人間、一つや二つは人に言えないことってあると思います。
自分も、あれとか、これとか、ああ・・・これも言えないなあ…あれはどうかな?・・・ううむ・・言えないなあ…なんて思い当たるわけです。
いや、犯罪というだけにとどまらず・・・ですよ。
・・・なんか自分が犯罪者みたいに思われても…
いや、実は…あれは家族を養うために…なんてね。現在、家族はいません。
いわゆるただの犯罪を、何かが起こったら、まずテロと考えてしまうアメリカの状況も垣間見えました。それほど、9.11は大きな傷を残しています。
明日が9.11ですね。ああ・・・あと、10分ぐらいか…これを書いているうちに9.11になります。
デンゼルワシントンさんは、この映画のために太ったと言ってましたが、たしかに太ってます。でも、それはかなり違和感があって、あれなら、おなかに何か詰めても同じだろうと…それぐらい違和感があります。
たしかに顔も肉ついてます。
役者って、すごい。
対する・・・ジョントラボルタさん。ちょっと油断すると、名前を忘れてしまいます。
悪役が似合う男になってしまいましたね。
かなりごついというか、いかついというか…
いま、いかついを辞書で調べたら、「武張った感じ」と出ました。いかついよりもわけわかんない言葉ですね。
「武張る」とは、武人のようにふるまうだそうです。堅苦しいところがあるそうです。
そんな二人が無線を使ってやり取りをしますが、それがスリルがあって…
人質にやさしいかと思いきや、やっぱり簡単に人を殺しちゃいます。
これは、今の流れですね。死に役がいるのは。
牛乳を買って帰ってきてという奥さんのメッセージは、死なないで無事に帰ってきてという、熱い思いが込められていて感動シーンなわけですが、やり取りが2~3回続くので、ちょっとイライラします。
だって、あと7分でお金を運ばないと大変なことになるのに…
ヘリポートまでの時間とか、ヘリが降りてからの時間とかを考えると、いったい、一番最短でスムーズに行って何分なんだよ!と、こっちがいらいらしてきます。
そんなイライラをよそに、牛乳がどうだらこうだらと、相手の思いが伝わればいいのだから、そこで大きいとか小さいとか、何を話しているんだと…おれだったら、絶対余裕なくしてテンパって、早く電話を切れよ!とか文句言いたくなります。ヘリの音もそのイライラを助長させます。
でも、そのヘリのうるささの中、ヘッドホンを付けての会話。ちょっとだけ時間がゆっくりになる瞬間。きれいな景色だ。守りがいがある…というところはもちょっと良いシーンでした。