純米燗オヤジの戯言 佐用の酒屋 地酒のDON

「完全発酵の純米酒を燗で呑む文化を普及させたい」そんな純米燗伝道師を自負する酒屋のオヤジ奮闘記。

武蔵の里 純米大吟醸 平成10年醸造古酒・・・実はまだ少しあるのだ!

2013年01月27日 | 純米酒
以前に紹介したこともあるが

岡山県の北東部に位置する大原町は

当店が位置する兵庫県佐用町のお隣の街なのだ


その地で「武蔵の里」を醸すのが田中酒造様だ

関東の皆様には「宙孤」を醸す蔵といった方がピンと来ると思う


あの上原浩先生が指導された蔵であり

酒質は辛口の食中酒ということで

その醸造技術は折り紙つきだ


実はこの蔵には上原先生にまつわる伝説の純米大吟醸が存在する


それは・・・

H10年に醸造された純米大吟醸だ

当時あの上原先生が利き酒して

「私の目の黒いうちは出荷はあいならん」

と言って蔵に眠り続けた伝説のお酒


当時どれぐらいの渋味があって

このお酒のどこに将来の可能性を感じられたのか

味わいたかった


それが・・・



武蔵の里 純米大吟醸 H10BY 古酒 

  1800ml:4,480円
   720ml:2,100円


 原材料: 米・米麹
 酒米: 山田錦(兵庫県産)100%
 精米歩合: 45%
 アルコール度: 15~16度
 日本酒度:+8.0
 酸度: 1.2
 アミノ酸度:1.2


純米酒普及の祖とも言える、かの上原浩先生が「私の眼の黒いうちは出荷することは許さん。」と言わしめた、いわくつきの純米大吟醸だ。H10年に醸造した当時の渋さを味わいたかった(残念)。上原先生の没後、漸く目覚めたこのお酒。多少の熟成香も感じるが、まだまだ若々しい酸と言いようのない米の旨味が広がり幸せな気持ちになる。もちろん燗が美味いのだが、開栓後すぐならば、60度を超える熱めの燗が良い。多少渋さが残っており、2~3日でもっと味が開いてくるのだ。幾重にも楽しめるすばらしい純米酒だ。



先日来られた営業の杉山さんにまだ蔵に少し在庫があることを聞きつけた

また4合瓶しかないものだと勝手に勘違いしていたのだが

実は1升瓶が存在することも判明

少量入荷した


14年の歳月を越して漸く目覚めたこのお酒

ぜひ味わってみてはいかがでしょうか?




店頭だけでなくホームページからもお求めいただけます
   ↓
http://don-sayo.com/


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