お正月に呑みたい純米燗
「天穏きもと改良雄町純米R 3BY」
純米燗金太郎です。
今日は良い天気ですね。
帰省ラッシュのピークを迎えて、田舎の人口が一気に増えるこの時期、一時的に当地域の活況が訪れます。
ワクワクします。
さて今日ご紹介するのは、優しい旨味が伸びて、長く安らぎの余韻に浸れるこの純米燗です。
「天穏きもと改良雄町純米R 3BY」
バニラ・ヨーグルト・バナナ・グレープフルーツ様のほのかな含み香に、「ホッ」と癒される。改良雄町らしい優しく、まろやかな旨味が前面に出て伸びる。まだ若い香りも感じるが、R3BYと思えない旨味の伸び方をする。アルコール度数を14度後半に抑えた効果が存分に発揮されている。最後に鋭角的に酸が立ち、渋味も感じられてアクセントにもなる。
燗につけると、旨味は、優しさとまろやかさが増していき、酸が一気にその存在感を発揮する。キレキレの酒質でありながらも、はんなりと心を和ませてくれる。改良雄町の優しく柔らかい旨味に触れてみてください。
「雄町米の系譜について」
「雄町米」は、本来、鳥取の大山の麓の原生種であり、「強力米」とともに一番古い種のお米であり、「山田錦」「五百万石」「玉栄」などの酒米の祖先でもあります。ただ、「改良雄町」は、比婆地方(広島)で栽培された純系雄町の「比婆雄町」と「近畿33号」を掛け合わせて品種改良したもので、古来の雄町の系譜としては、少し遠い関係になります。雄町として各地で栽培され、その優良種を純系淘汰したものが地方名のついた「備前雄町」「比婆雄町」「赤磐雄町」などで、それぞれ、古来の「雄町米」とは系統が異なってきているものもあるのですが、他の品種の血が入っていないという意味で、これらは「純系雄町」といえるのです。
*注目の酒米「改良雄町」
酒米の「改良雄町」は、島根や広島ではポピュラーな酒米です。
俗に言われる「広島雄町」とは、「改良雄町」のことです。
(改良雄町系譜図)
愛国 日の出
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銀坊主 朝日
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− −
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近畿15号 近畿9号
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− −
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近畿33号 比婆雄町
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【 改良雄町 】
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