この言葉は、「なに」「どうして」「どんな風に」等の疑問を表す表現です。東日本では同様の言葉がいろんな地域で使われているようです。
「なじょしてやんのや?」(どうやってするのですか?)
「なんじょなっぺや」(どうなるんだろうね)
「なじょにもならねーべ」(どうにもならないよね)
同様に「なじょにもかじょにも」という言葉があります。これはちょっとあきれた感じで(全然どうにもならない)という意味です。
「そんなごどかだったって、なじょにもかじょにもなんねべ」
(そんなことを言っても、どうにもこうにもなりません)
語源は、何如(いかん)をそのまま読んだんでしょうね。
そういえばむかし漢文の授業で、四面楚歌を習ったときに「虞や虞や汝を如何せん 」とでてきましたね。その言葉が転じたものが「なじょ」のように思えます。
そういえば、美空ひばりさんの歌にも「娘はなじょして泣いた」とか出てきたような気がする。