しこたまらいふ

大谷翔平と大滝詠一の生まれた岩手県奥州市で、スローライフを実践中♪ 田舎暮しや食べ物の話題。

舟を編む(2013)

2021-02-09 | この頃見た映画とか
      
主演の松田龍平が岩手県を舞台にした「あまちゃん」や、この前見た「殿利息でござる」に出演していたのでクリック。まあ、なんだか変わった人だなー的な雰囲気が素敵です。優作の息子だし(^^;
それと加藤剛は、リトルフォレストと同じ大森小学校を舞台にした映画「子育てごっこ」にも主演されています。

あらすじとか
出版社の辞書編集部を舞台に、新しい辞書づくりに取り組む人々の姿を描き、2012年本屋大賞で第1位を獲得した三浦しをんの同名小説を映画化。

玄武書房の営業部に勤める馬締光也は、独特の視点で言葉を捉える能力を買われ、新しい辞書「大渡海(だいとかい)」を編纂する辞書編集部に迎えられる。個性的な編集部の面々に囲まれ、辞書づくりに没頭する馬締は、ある日、林香具矢という女性に出会い、心ひかれる。言葉を扱う仕事をしながらも、香具矢に気持ちを伝える言葉が見つからない馬締だったが……。

馬締役で松田龍平、香具矢役で宮崎あおいが出演。監督は「川の底からこんにちは」「ハラがコレなんで」の俊英・石井裕也。第86回アカデミー外国語映画賞の日本代表作品に選出。第37回日本アカデミー賞では最優秀作品賞、最優秀監督賞ほか6冠。
2013年製作/133分/G/日本
配給:松竹、アスミック・エース

一番の感想は、「辞書ってこうやってつくるんだー」です。何年も何年も同じ作業を繰り返し、そのうえで一つ一つの言葉に意味を与え、更に載せるか載せないかを決める。気の遠くなるような作業を延々と。

主人公は、その作業に戸惑いながらも徐々にハマっていく。その心の変化を松田が好演しています。また、指導する教授役の加藤剛の淡々とした枯れた演技も見もの。いい味で揺るがない教授の信念を心の深いところから表す演技が素晴らしかったです。

紹介文にある恋愛の下りは、辞書の編纂が面白過ぎてなんだか添え物っぽい雰囲気。それと恋人役の宮崎あおいは、キャラが立ちすぎるのを無理に抑えている感じがして、なんか中途半端な感じでした。料理を作るならNHK「鴨川食堂」の忽那汐里さんぽい方が好きです。宮崎にはもっと華やかな役とか主役がいいですね。

全体には、さすがに素晴らしい作品で、そのうち丁寧にもう一度辞書の編纂作業の当たりを中心に見返そうかと思います。

 

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2 コメント

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優作の息子? (アナザン・スター)
2021-02-09 13:24:17
ああ、そうなんですね。
加藤剛も、砂の器での演技や、大岡越前から云えば、随分と年齢を感じさせます。亡くなられて惜しい方です。演じるって意外な場面が観客に伝わることもありますね。
この作品は読んでも無いし、観てもないです。
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加藤剛さん (しこたま)
2021-02-09 13:53:10
あまり激しい演技をする方ではなかったですが、とても心情の変化を表現するのがうまい役者でした。
この映画は、面白いと思う人とそうでない人は極端でしょうね。でもわかりやすい映画だと思いますよ。
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