本格的な冬を前にして思う。
やっぱ、夏がいいな。
ベテルギウスが近々超新星爆発を起こすらしい。
天文学的にいう近々が10年後なのか100年後なのかはわからない。
しかし確実にベテルギウスは星としての終焉を向かえつつあるようだ。
(正確にはもうすでに終焉を迎えている可能性が高い)
地球からベテルギウスまでの距離は640光年ある。
大きさは太陽の1000倍。
ベテルギウスの形状には大きな特徴がある。
球形ではなくコブが突き出ているのだ。
極端にいうと二段重ねの鏡餅ような形をしている。
そのために変則的な自転軌道をとっている。
さて、このベテルギウスの超新星爆発、地球への被害はあるのだろうか。
答えはギリギリセーフである。
懸念されているガンマー線バーストはベテルギウスの自転軸から2度の
範囲内で起こる。
ベテルギウスの自転軸は地球から20度ずれているためガンマ線バーストが
地球に直撃する恐れはない。
と、いうのがおおかたの学説である。
しかし、たった18度の違いである。
大きなコブ持ちの変形ベテルギウスが最後の超新星爆発まで同じ自転軸の
傾きを維持し続けていくと、誰が正確に予測できよう。
コマの回転が尽きるときのように「ガクガク」ってなったりしないのかね。