撮り散らかし鉄の記憶

撮り散らかした鉄道写真の中から記憶に残るシーンを

阪急 松尾(2013.12.14) 6352、6351 並び/6352F 普通 桂行き

2023年12月30日 18時26分08秒 | 阪急
10年前に阪急嵐山線 松尾駅で6300系の並びを撮りました。
1枚目は松尾駅で並んだ右側は6352の普通 桂行き、左側は6351の普通 嵐山行きです。



2枚目は後追いですが、松尾駅を出発した6452です。



3枚目は、先に松尾駅に到着した6352です。



以下の記事は過去に書いたブログの再掲になります。
6300系は1975~1978年に京都線の特急用車両として8両編成×8編成が登場し、1984年には通称6330形の8両編成×1編成が増備されています。
片側2ヶ所の両開扉を両端に寄せ、扉間に転換クロスシートが配置された独自の設計です。
また、側面窓は2800系でも採用されていた2連式の一段下降窓を配置されています。
塗装はマルーンを基本に、初めて屋根肩部分にアイボリーを入れて特急車としてのイメージを強調されていました。
8000系以降の新造車ではアイボリー塗装は標準となり、後に6000系、7000系、5000系リニューアル車も塗装変更が進み、阪急伝統のフルマルーン塗装は少数派となってます。

2003年に3扉クロスシートの9300系が登場して以降、特急運用からは徐々に引退し、本線運用は2010年1月をもって一旦終了し、2月に6350Fが引退記念運行として特急運用に充当されたのを最後に、本線での8両編成の運行は終了しました。
2009年に6351~53Fの3編成は中間車4両が脱車されて4両編成化され、クロスシート部の横2列+1列化などのリニューアル改造が行われて嵐山線に転属しました。
6354Fは中間車2両が脱車されて6両編成化され、内装は京都の町家のイメージで改装され、外装は品の良い金色、銀色のラッピングが施されて、2011年3月から快速特急「京とれいん」として運行が開始されました。
2019年1月からは十三駅へのホームドア設置に伴い、ドア位置の異なる「京とれいん」では客扱いが不可能となることから、「快速特急A」という新しい列車種別が設定さて十三駅は通過扱いとなりました。
残念ながら、2022年12/17のダイヤ改正で、大阪梅田~京都河原町駅間で運行している観光特急の内、6354Fにより運行されている快速特急A「京とれいん」の運行が取り止めとなって引退となりました。

嵐山線の6351~53Fは前照灯が白色LEDに変更された以外は、この頃と変わりなく運用されています。
本年11月に嵐山線が2027年春ことからワンマン化されることが発表され、ホーム上の安全性を高めるためのセンサー付きのホーム固定柵などの各種設備を整えていくとのことです。
6300系の車齢や今後のことを考えるとホーム固定柵は3扉の位置に設置されるほうが汎用性があると思われるので、ワンマン化以前のホーム固定柵の段階で6300系が引退することも考えられます。
日常的に6300系が見ることができる間に、記録しておきたいと思います。

最後になりますが、撮り散らかし鉄の記憶のブログも今回で本年の投稿は最後になります。
1年間、内容の薄い記事ですがご覧いただきまして有難うございました。
来年も引き続きよろしくお願い申し上げます。