自己紹介にも書いてあるけれど、私の夢は豪華船クルーズの旅だ。
できれば飛鳥Ⅱでの世界一周がしたい。
とはいえ、宝くじにでも当たらない限り実現はほぼ無理。
当然ながら、経済的事情だ。
夢は夢のまま終わるのだろう。
夢見るしかない豪華クルーズとは別に、カジュアルクルーズというのも外国にはある。
エーゲ海クルーズでも一般のツアーの1.5倍くらいの価格だ。
日本からの飛行機代込だからさほど高くない。
それでも二人となると、考えてしまう。
それに、現地までのなが~いフライトが嫌。
結局、3年前の3泊4日のナイル川クルーズが最初で最後になるのかと思っていた。
ところが、今年、HISで格安のクルーズツアーを見つけた。
横浜で乗船し、和歌山、高知、韓国の済州島まで行って横浜に帰ってくる。
幸いなことに、和歌山、高知、済州島のどこにも行ったことがない。
正直なところ、韓国には行きたくない。
でも、コースに入っているのだから仕方がない。
せめてもの抵抗で、「済州島でお金は使わないぞ!」と子供じみた決心をしている。
実はこれ、5月頃だったか、どこかの旅番組で紹介された。
日程がちょうどよく、
内側窓無の部屋の価格設定が約10万という安さに目が眩んで、
早速ネット検索、翌日には電話申し込みをした。
その2~3日後には、カウンターで本格的に申し込んだ。
世界一周には程遠いけれど、宝くじが当たらないのだから、この程度がせいぜいだ。
船の名前は「コスタビクトリア」、HISがチャーターしたとかで、なかなか素敵。
でも、実はこの船、昨年か一昨年に座礁して沈没したイタリア船の会社のものだ。
一抹の不安がないわけではないけれど、ああいう事故があった後だからこそ
かえって安全対策が強化されていると信じたい。
それより心配なのは、船長がイタリア人だということ。
日本の9月は、言わずと知れた台風シーズン。
台風の経験のない船長が、その恐ろしさを知らずに
「行けー!突き進めー!」
なんて無謀な挑戦をしないかしら?
本気でそう質問したら、係のお姉さんは大笑い。
そして
「日本人スタッフが大勢乗っていますから、大丈夫ですよ」
と言ってくれた。
そうよね、いざとなればみんなで羽交い絞めにして止めてくれるわね。
今日、最終案内が送られて来た。
船内での服装や過ごし方など、いろいろ説明が書いてある。
いつも、切羽詰まらないと用意を始める気にならないのだけれど、今回はクルーズ。
フォーマルナイトなども用意されていて、余分な持ち物が多くなりそうだ。
ホテルのように、ちょっとお洗濯なんてこともできるかどうかわからない。
早めに用意を始めなければ。
ああ、面倒くさい。
旅行は楽しみなんだけど・・・