すっかりサボってしまったけれど、無事に生きていました
脳梗塞で入院していた母が、先月の30日に退院した。
もといた施設に戻るにあたって、4階から2階に移動することになった。
4階は、ほぼすべて自分のことは自分でできる人のエリア、2階は、日常生活に多少のお手伝いが必要な人のエリアだ。
母は、手の力が弱っているので、配膳、足元が少しおぼつかないことで、入浴時の見守りなどのお世話になっている。
また、今まで1か月分渡されて自分で管理していた薬が、食事毎に配られることになった。
脳梗塞が原因の認知症を発症してからだけれど、それがどの程度かわからなくて、戸惑うことが多い。
話す内容におかしなことがあるにはあるが、妙に辻褄が合っていて、妄想と言うよりは、耳が遠いためではないかと思うこともある。
ほかの人の話がよく聞こえなくて、聞こえた言葉を元に、聞こえない部分を自分なりに組み立てているのではないかと思う。
着替えの用意など自分でできるだろうかと心配していたら、意外と何でも自分でやっている。
日常生活にそれほど不都合はなさそうだ。
耳が遠いことについては、3年ほど前、本人が補聴器を試して拒否した。
そのうち、もう一度試してみようかと思うけれど、紛失すれば、高価なものだけに施設にも迷惑をかける。
でも、耳が聞こえれば、会話が楽しめるようになって脳への刺激もあるだろう。
認知症が進むのを遅らせることもできるかもしれない。
悩むところだけれど、なんとか嫌がる本人を宥めて試してみるべきかな。