韓国ドラマ「雲が描いた月明り」あらすじと感想、最終回
ツンデレ王子とワケあり男装女子が、宮中を舞台に初々しい
ラブロマンスを繰り広げる胸キュン必至の時代劇。
フレッシュな若手共演者たちも話題になり、韓国では20%を
超える高視聴率を記録し「ツンデレ王子がまさかのボーイズラブ?」
というよくある話ですが、この王子様を演じたパク・ボゴム君の
時代劇姿がウットリするくらいお似合いで予想をはるかに超える
イケメン世子様でした~(笑)
本作のパク・ボゴム君はふとした瞬間、チョ・インソンさんに
似ている時があり大先輩顔負けの名演技を見せてくれます。
ヒロインには子役出身のキム・ユジョンさんがワケあって男装で
宮中に迷い込んだラオン役を演じ、しかもラオンは内侍(ネシ)
という大胆な設定でユニークに描かれていきます。
男の内侍(ネシ)に恋するなんて絶対にあり得ないと思う王子は
ラオンに冷たい態度を取りながらもラオンに危険が及ぶと真っ先に
駆けつけるツンデレぶりにラオンの心も次第に王子であるヨンに
惹かれていきます。
そんなよくある展開ですが(笑)それでも「ボーイズラブ」に
戸惑うヨンのツンデレぶりに胸キュンキュンになります(笑)
また本作でヨン(パク・ボゴム)の恋のライバルであり、ヨンと
敵対する家門の跡取りとしてユンソン役を演じたジニョン君は
初の時代劇に挑戦。
キム家の血を引く唯一の跡取りで悪役の重臣キム・ホンはユンソンの
祖父であり、王の悪役中殿の父でもあります。
ヨン(パク・ボゴム)と同じく、ラオン(キム・ユジョン)に危険が
及ぶとそっと助けてくれるユンソン(ジニョン)ですが、いち早く
ラオンが女性だと見抜き彼女に想いを寄せます。
ジニョン君の切ないシーンに男装しているラオンに「女人に戻らぬか
協力する、私からの頼みだ。」と言って、ラオンがほしがっていた
ピンク色の韓服を渡しながら告白するシーンがあります。
ところが、生まれて初めて好きになった女性なのに彼女の心の中には
ヨンがいるので諦めようとするユンソンのつらい心情を思うと
ただただ・・・切なくて涙がでます・・・
ジニョン君は恋と友情に揺れる難しい役どころですが、時代劇姿も
凛々しく彼の持つ魔性の魅力が見事にマッチされ、とても
カッコよかったです!
私はジニョン君に期待していたので、このハマり役に満足です!
そしてもう一人このヒット作の鍵を握るイケメンキャラクターに
孤独なヨン(パク・ボゴム)の良き友であり理解者である護衛武士
ビョンヨンを演じるクァク・ドンヨン君のクールで鋭い悲しげな
眼差しに圧倒されます。クァク・ドンヨン君は当時まだ10代とは
思えないほど大人に感じました。
ジニョン君とクァク・ドンヨン君の命がけのアクションである
剣術のシーンはとくに注目ですが、このクァク・ドンヨン君演じる
ビョンヨンは後半過ぎ、えぇ?と思うワケありの人物です・・・
本作も予想はついていましたが、若いイケメンが多くてお得な
ドラマです~(笑)
本作も今までの時代劇と同じく、王座を巡る権力争いと、力のある者が
民を支配し率いることだと考えている大臣たちが宮中を統治し、結局、
民のために王は必要ないという時代背景です。
前半は大臣たちの言いなりになっている無能な王(ヨンの父)が世子の
ヨンに摂政を命じます。(父の重荷を一緒に背負うために)
ところがそれが面白くない大臣たちはヨンの命を狙おうとする宮中の
中の出来事が描かれています。
後半、ヨンはやっとホン内官(ネシのラオン)が女性だったことを
知りそっと、微笑むのです。
そしてラオンを呼び出したヨンは「私の気持ちを否定するな。」と
想いを抑えきれない「いけない恋」をすることに決めた。と言って
ラオンを抱きしめ熱いキスをします。
ラオンもヨンに自分の本当の名前がホン・ラオンであることを教え
二人はラブラブになるのですが、王であるヨンの父は王室を安定させ
民の心を得るために世子ヨンの力になれる唯一の家門である娘との
結婚を勧めるのです。
後半過ぎ、10年前に「大臣たちの言いなりになっている王はいらない
民のための指導者は民の手で直接選ぶべきだ」として動乱を
起こしたホン・ギョンレは王や民に大きな傷を残しました。
そしてラオンは母と再会し自分が父ホン・ギョンレ(罪人)の
娘だったことを知り、やっと今までの経緯が分かったのです。
ラオンはヨンに別れを告げるために宮殿に向かいますが、ラオンに
とっては知りたくないことでしたね。
その後、宮殿に逆賊が入りヨンの命が危ない時、ユンソン(ジニョン)
が素手で剣を受け止めヨンを助けます。
そんなユンソン(ジニョン)を見て敵対するキム家の跡取りである
ユンソンと思っていたが自分の考えが間違っていたのかもと
反省するヨン・・・
ところがユンソン(ジニョン)は、「もう待つことも、気遣うことも
しない」とヨンに告げます。これってラオンのことを言っているの?
やっぱり、ヨンに対する宣戦布告ですよね!
ところが、ユンソンはラオンに「一刻も早く宮殿を出てヨンから
離れるように言います。そして「私の元に来なくていい。ただそなたを
危険から守りたいだけだ」と切ない言葉を告げます・・・
あぁ~届かぬ愛が悲しいジニョン君です・・・
そして宮殿を襲撃した逆賊がホン・ギョンレの残党でホン・ギョンレの
娘が侵入を手伝ったという噂が流れます。
皆が娘を捜す中、ヨンもラオンの正体を知り捜そうとします。
そして、ユンソン(ジニョン)を呼びますが・・・
ユンソンはたとえ知っていても教えられないと・・・
ヨンにとってもホン・ギョンレは自分の父である王を恐れさせた
人物なので敵となるわけですが、自分が考えている王としての
信念や志はホン・ギョンレと同じなんですよね。
終盤、都を離れるラオンを守るために別れを選択したヨンは、
自分から愛の証の腕輪を切って2度と会おうと言わないと悲しい
別れをラオンに告げます。
その後、危機に面したラオンを助けるためにヨンに刀を突き付けた
護衛武士のビョンヨンですが、その刀を下せばビョンヨンに矢の襲撃が
襲うことを直感したヨンは「絶対に刀を下すな。私がお前を失う」と
訴えますがビョンヨンは刀を下ろし、矢に当たって倒れてしまうのです。
ヨンは「ビョンヨン、忘れるな。もし私がこの世でたった一人を信じるなら
今も変わらずそれはおまえだ」と言います。ビョンヨンは「私を信じて
くれてありがとう」と言いながらそっと目を閉じます。
ヨンは悲しく切ない涙を流します。
はじめはビョンヨンの裏切りかと思いましたが、二人を助けるために
友としてこの世を去っていった勇敢な護衛武士・・・
ところが、ビョンヨンは・・・
最終回、医女の変装をして宮殿に入ったラオンはヨンの母であった
中殿を殺した証拠を見つけました。
それをヨンに渡し悪役の重臣キム・ホンは斬首刑になりますが、その前に
自分から命を絶ちます。
また娘の悪役中殿も娘を産んだのに、息子を産んだふりをして子供を
すり替えた罪で中殿の座から下ろされ、宮殿からも追放されます。
ところが悲しい結末だったのがユンソン(ジニョン)の死です・・・
重臣キム・ホンが証拠を手にしたラオンに刺客を送ったのです。
ユンソンはラオンを守るために刺客に立ち向かいラオンの変わりに
命を落とします。
結局愛する人のために倒れてしまったジニョン君でした・・・
「民の声や生活に目を向けるように」と言う亡くなった母の言葉を
胸にヨンは民のための強い王様になってくれるでしょう。
ラオンも逆賊の娘でしたが、中殿の死の真実を明かしすべての罪が
赦免されヨンとラオンに平和な時間が訪れました・・・
ラスト、見渡す限りピンク色に染まったコスモス畑の美しい
映像美が印象的なラストでした・・・
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韓国ドラマ 雲が描いた月明り オリジナル サウンドトラック (2枚組) OST | |
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