韓国映画「名もなき野良犬の輪舞(ロンド)」あらすじと感想。
犯罪組織でナンバー1に成り上がるという野望を持つ受刑者のジェホ(ソル・ギョング)は、刑務所へ入所してきた野心的な新入りヒョンス(イム・シワン)と出会う。ジェホはこれまでの人生で一度も他人を信じたことはなかったが、ヒョンスが奇襲からジェホを救って以降、二人はお互いに信頼しあい、一緒に働くことを誓う。出所後、彼らはチームを組んで犯罪組織を乗っ取ろうとするが、次第にそれぞれの秘めた動機が現れ始める。彼らの信頼の下に潜む真実が姿を現すとき、二人の関係は哀しきものへと変わっていく。
信頼を求める男と誰も信じられない男は、時には家族のようであり、兄弟のような固い絆で結ばれていた。しかし、ある真実が露見することで、その絆は加速度的に哀しみと憎悪を帯びていく…。 (kstyle)
警察の次のターゲットは悪名高きユ会長。
そのユ会長の部下であるハン・ジェホ(ソル・ギョング)の出所を待って
一気に暴こうと計画を立て、混入班のヒョンス(イム・シワン)は
ハン・ジェホ(ソル・ギョング)がいる刑務所に混入捜査員で入ることになり
彼に近づきます。
そして、ハン・ジェホ(ソル・ギョング)を刑務所内で助けたことで、二人の間に
信頼関係が生まれるのですが、ヒョンス(イム・シワン)は騙したくないと
「僕は刑事です」と正直に話します。
ところが、すでにハン・ジェホ(ソル・ギョング)はヒョンス(イム・シワン)を
調べて彼の正体を知っていたのです。
ジェホはヒョンスに「人を信じるな、状況を信じろ」と教えます。
まさに、その言葉通りの物語でした。
この二人、「別の出会いをしていたら良かったのに」と思うほど、相手に対する
心情や身の上などに心配る感情が複雑すぎて切なかったです。
男くさいジェホ役のソル・ギョングさんとは反対に、この混入捜査員ヒョンス役は
イム・シワン君じゃないと、この純真無垢な率直さは出せなかったと思います。
乱闘シーンなどワイルドな面もすべてにおいて、イム・シワン君が良かったです!
物語は二転三転とし、意外な結末を迎えますがラストもイム・シワン君に
なぜ??と問いかけるような衝撃的なエンディングでした・・・
混入捜査という、よくある映画ですが、イム・シワン君ファンは必見の映画です。