ネイビーブルーに恋をして

バーキン片手に靖國神社

ボストン到着~WELCOME TO AMERICA!

2014-06-21 | アメリカ

表面上は何事もなく30時間ごとの更新を行っている当ブログですが
(24時間ごとだったのを骨折以来6時間延長しました)
実はここのところブログ主は大変な毎日を送っていたのです。

文中でも少し触れましたが、恒例のアメリカ移住の時期を前に
朝霞の陸自駐屯地に遊びにいったり、会員特典を消化するため
都内のホテルに宿泊したり、国際免許を作りにいったり、
息子の学校行事に参加したり、大掃除したり、預かりクリーニングに
冬物やベッドカバーを全て出したり、そしてその合間に寸暇を惜しんで
エントリ作成したり、戴いたコメントと裏コメントに返事を出したり、
つい気晴らしに「陸上自衛官整理整頓ゲーム」をやってしまったりorz

特に毎年慣れているはずのパッキングを甘く見て今年は
3日前に始めたため 最後の最後まで4つあるトランクの蓋が
どれも閉められなかったり、とにかく遅々として進まないので
母としてなんとかギリギリ間に合わせました。

「今年は運転免許持ってるね」
「まさかESTAのの有効期限切れてないね」

まるで子供に聞くようにTOには念を押されて、(どちらも前科あり)
空港に着いてチェックインをしたところ、

・・・・・・わたしのESTAが切れてましたノ)゜Д゜(ヽ

「息子さんのは来年まであるんですが」

「去年切れてたので空港で手続きしたんですよ~」
「今年はお客様のが切れてます」

どうでもいいけど、どうしてESTAって2年置きなの。

「切れてることに気づかない方が多いです」

ならもう少し改善しようよ。
もういっそ国際免許と一緒で1年でいいじゃない。
それなら皆忘れないって。
などとつぶやきながら向かいのスターバックスで去年と全く同じ作業をしました。
時間に余裕を見てチェックインするって大事なことですね。

というかいい加減学習しろよわたし。



というわけで機上の人となりました。
航空会社は鶴丸飛行機。
ボストンまで直行する飛行機は今のところこれしかありません。
トランジットで時間がなく2年連続で空港を全力疾走した苦い経験から、
出来るだけ乗り換えをなくそうとしてこうなりました。



後ろの飛行機はAA、アメリカン航空です。



前のJALが飛び立っていきました。
機種が滑走路を向く直前に撮った写真。



去年もその前もこんなものを食べた記憶が・・・。
本当は魚の洋食を2人で頼んだのですが、良くある話で

「お魚は数が少ないのでお一人別のものにしていただけませんでしょうか」

と頼まれてしまったので、快く和食に変えてあげたのでした。
彼らとしても「あまりうるさくなさそうな」、
たとえばわたしみたいな母子2人連れなんかには言いやすいのか、
今まで何度か同じことを頼まれたことがあるのですが、
それはいいとして、
フライト中クルーが入れ替わり立ち替わり、
しかも忘れたころになってもなお、


「お食事の変更をお願いしてすみませんでした」
「変更をお引き受け下さいましてありがとうございました」

と言いに来るのです。
当然みたいにされたらそれはそれでちょっとサービス業としてどうよ、
ときっと思うでしょうけど、そんなに何度も謝られても・・。

JALの人、もし見てたらこのような場合、
フォローはせいぜい1回でいいと現場に言ってあげて下さい。




まあそれが日本の航空会社の体質というか いいところでもあるんですけど。



前にも写したことがありますが、この路線はずっと太陽が沈まず
水平線の上に出たまま浮いたり沈んだりしているのが見られます。
これが本当の「沈まぬ太陽」・・・・はっ、なんて不吉なタイトルを、
よりによって鶴丸飛行機に乗っているときに思い出したりするんだ。

飛行機の窓は二枚のガラスの層の間にジェルが挟まれていて、
その化学反応で暗くなるシステムのもので、
ずっと外の景色を見ることが出来ました。
ガラスが暗いだけで、実は外は明るいままです。




湖かなと思ったのですが、どうもまだ海の上のようです。

太平洋の上を飛んでいたとき、晴海で見送った練習艦隊が

今ちょうどこの下を航行しているんだなあと考えました。
後で調べたら、この日はサンディエゴを前日出航していて
南米に向かっているところだったようです。



どうも少し気味が悪い・・・。

機内で見た映画は「ホテル・ブダペスト」「レイバーデイ」(捕われて夏)。
あとはテトリスやってました(笑)

「ホテル~」のレイフ・ファインズ(シンドラーのリストのナチ将校)
「レイバーデイ」のケイト・ウィンスレット(ご存知タイタニック)いずれも芸達者。
特に「レイバーデイ」は不思議な印象を残す佳作だと思いました。




フライト時間は11時間。
2度目の食事は自分が食べたいときに個別にメニューから注文します。
和食が多すぎてほとんど残してしまったせいで、
適度にお腹がすいて美味しくいただけました。



ボストン上空にさしかかってきました、
こんな島にも必ず住んでいる人がいます。
白く点々と見えているのは個人所有のヨット。
東部のセレブリティが好んで別荘を構えたりするからで、
バナナリパブリックの社長もこんなところに別荘を持っていると
聞いたことがあります。




そしてローガン空港に到着。
降りたところに世界各国の旗が飾ってあり、
アメリカの旗と並んで日の丸がありました。
そういったウェルカムポスターは他にもあり、
アメリカ国旗を何カ国かの旗が囲んでいる意匠で、
その中には全てを圧するようば存在感で目を引く日本の旗が。



日本航空の出口なので当然かもしれませんが、日本語で
・・・・日本語だけで「ようこそ」と書かれています。
これも随分新鮮な感覚だなあと思いながらその理由を考えたのですが、
つまり、ないんですね。中国語と韓国語が。
滅多にこういう空間を日本で見なくなったということなのです。

そういえば田母神俊雄氏が

「日本国内の表示に簡体字やハングルはいらない、英語だけでいい」

と言っていたと思いますが、最近の両国語の公的な場所での増殖は
「ここはどこの国?」というほどです。
先日はついに「日本語表記のない日本の観光地」が報告されていました。
「ゴミを捨てるな」とか「紙はトイレに」とかの迷惑事案に関しては
表記してほしいという立場の人もいるとは思いますが、わたしも最近の東京は
明らかに「やり過ぎ」(しかも目立ち過ぎ)だと思います。 


これについては多くは言いませんが、ボストンで「日本語だけ」の表示を見て、
そして、日の丸以外の日本の近隣国の旗が全く無いポスターを見て、
理屈ではなくすっきりした気分になった、とだけ言っておきましょう。


さて、この後予約していたレンタカーをピックアップしたのですが、
去年まで工事中だった「レンタカーセンター」が完成したのはいいとして、
バスを降りた後荷物を運ぼうとしたらカートが全く無く、
合計6個+手荷物をレンタカーロットまで運ぶのに大変苦労しました。
暇そうな係員はただうろうろしているだけで、客が困り果てているのに知らん顔。
チップをくれそうな老夫婦に付きっきりの若い男(黒人)に

「カートが欲しいんですが」

っときいたら、

「 おーるごーん!」

の一言ですませやがりました。 

「ハーツはどこですか」
「この階です」

これも全くの嘘でした。
というか、従業員のくせにどこに何があるかも覚えてないのかその頭は。


イライラしながらもなんとか車に乗り込み、ホテルにチェックイン

・・・・・しようと思ったらフロントに人がいない。
「銀行に行ってます」

とお知らせの紙を残して。
通りかかった体重1トンのハウスキーパー、パトリックが、
電話でフロント係に聞きながらチェックインさせてくれました。
いわば入国するなり

「ウェルカム・トゥ・アメリカ!」

の洗礼を受けたというところです。
本当にアメリカ人って終わってるよ。 
まあ、パトリックはいい奴でしたけどね。

「長い間お待たせしてすみませんでした」

これが言える、しかもハウスキーパーはこのアメリカでは稀少種です。



さっそく食べ物を買いに「ホールフーズマーケット」に行きました。
この辺には中国人が少ないのか、スイカは無造作に外においてあります。
一玉800円くらいでした。安っ。

右側の袋はバーベキュー用のチャコールと薪です。
自動販売機のようにみえるのは、リサイクルするカン、瓶、
ペットボトルの自動回収機。
どうもすこしだけお金が返って来るみたいです。

部屋に帰ってテレビをつけてみました。



いきなり重傷を負った海兵隊員(右目が義眼)が
名誉勲章をもらったというニュースが・・・。
どこで何をしていて怪我をしたのかまでは分かりませんでした。



続いてフードチャンネルを。
これは実に不愉快な食べ物番組でした。
「マンvs,フード」という、挑戦ものです。

このすし屋は、なんとスシに赤唐辛子を仕込んだ激辛の
「ヘル・スシ」を客に挑戦させるというとんでもない店です。

店の名前が「神戸」という時点でオーナーが日本人ではないと
我々は
自信を持って言い切ることが出来るのですが、
さらにスシに赤唐辛子で「5倍」までの激辛味をつけるというのを見れば、

「ああ・・・」(察し)

でわかってしまいます。
というかもし日本人がそんな趣向で「ヘル・スシ」をするなら
使うのはまず間違いなく「わさび」でしょう。 


「目が回ってきた」

と言いながらただ辛いだけでおそらく味もへったくれもない
インチキスシを食べる挑戦者の横でお莫迦アメリカ人共と共に
「いえーいえー」と拳を挙げて踊っているのが、反日国の人間のくせに
日本人と思われたい「神戸」のインチキシェフでございます。 

そもそも本当に日本人の寿司職人ならば、しかも海外で、
こんな寿司を冒涜するような真似は死んでもしますまい。



挑戦達成のご褒美は「神戸」と書かれたTシャツ。
こんなシャツ、お金貰ってもいらん(笑)



おつぎは大量のカニの足を時間内に食べきる挑戦。



断言してもいいけど、この人は後10年以内に糖尿病になるか、
ハートアタックでぽっくり逝くか、胃がんにかかるとおもいます。



ホテルの部屋。

昨年改装を済ませ、
この一年の間に家具や空調も全部取り替えたようです。
猛烈に音がうるさくて寒くなるクーラーだったのでこれは嬉しい。





今年はプールとは反対側で、これも静かなので大歓迎。

この写真を撮ったときには夜の7時半くらい。
日が当たっていれば猛烈に暑いですが、陰るととたんに
空気は冷たくなり、今は寒いくらいです。

今年もこのボストンから一ヶ月、いつものエントリに加えて
時々は現地で見つけた物や事共についてお話ししていきますので、
どうかお付き合い下さい。