たいへんご無沙汰しておりましたが、久しぶりにカテゴリー「ケータイ&モバイル」の更新です。
気合入れてレビューを書くのは2012年の『iPhone5』以来ですが、今回はiPhoneのレビューではなくて、待望の新デバイスの『Apple Watch』!
iPod miniからApple製品を使い始め、nano、shuffle、初代iPod touch、iPhone3G、3GS、4、4S、5、5S、6、&iPad2、Airと流されて無駄に買い替え続け、iMacやApple TVも使うApple製品だらけの環境になってしまった俺としては、とりあえず全く新しいものが出たら試さねば。
旅行に行ってた関係も有り、発売日の金曜に受け取る事は出来ませんでしたが、帰宅した日曜の配達で手にしてから2週間目の人柱的レビューを以下お届けします。
購入モデル:
Apple Watch 38mmステンレススチールケース ホワイトスポーツバンド
○このモデルを選択した理由
アルミケースについては、いくら素材の配合で強化しているとしても、ALはALなので大きな目立つ傷が付く事が考えられる。場合によってはえぐれるような傷も。
また、ALケースタイプは文字盤のガラス部分にiPhoneと同じ強化ガラスを使っていますが、スマホを落とす頻度よりも、何気ない瞬間に腕時計をぶつける頻度は高く、Apple Watchはケースよりもガラス面が大きく膨らんでいることから、割るリスクがスマホよりも高くなると考えた場合、割れたまま使っている人をよく見かけるiPhoneと同じガラスでは心もとない。
SUSケースタイプは、かねてからiPhoneでの採用が期待されているサファイアガラスを採用しているので、ボディーとガラスの両方が堅牢なSUSケースタイプに決めました。
初代iPod Touchの背面をイメージした場合、SUSケースに細かい傷が付きまくりそうではありますが、腕時計にカバーを付けるような無粋な事はしたくないし、逆に傷が味になりそうな気もします。傷は買い替え時の下取りでマイナスになりそうですけどね。
ゴールドケースには全く手が届きませんので論外(笑)。
ホワイトスポーツバンドについては、ここ15年腕時計をしていなかったことから、時計として常時使い続けるかどうかを考えた場合の機能性とデザインよりも、ジムで汗をかきながら使った時のメンテナンス性を重視。汗濡れによる変色やひび割れが気になる皮素材や、細かい隙間の清掃が必要になる金属素材を避けての選択。
SUSケースにはSUSそのものの色を生かしたものと、スペースブラックの2カラーが有りますが、ホワイトスポーツバンドを選べば、自動的に本体ボディーカラーが通常のSUS色になります。SUSカラーなら、万が一ボディー表面が削れる程の傷が付いても目立たなさそうと思ったのと、平凡じゃないところがバンドの色を白にした理由。
白い樹脂は経年劣化によるそれ自体の変色が気になるところですが、樹脂バンドは単品で6000円程度ですから、数万円する他の素材よりは替えが利く。
今後、サードパーティーがいろんなバンドを販売する事が予想されるので、今高価なバンドを選ぶ必要は俺の場合特に無いかなぁと。
○2週間使ってみての装着感~ハード面
装着感:
久しぶりに腕時計を付けたままの生活を続けているので、ゆったりとバンドを締めたいとところですが、ログを取るセンサーの関係で、キツイとはいかないまでもピッタリとバンドを締める必要が有ります。
特に手首が動くような運動をする時は、センサーと皮膚の間に隙間が生じないように気をつけて装着する必要があります。
通気性の無い樹脂は、汗をかく状況だと蒸れやすいのは間違いありませんが、気になる程ではありません。
重さ:
全く違和感を感じていません。
スポーツバンドの着脱:
取り付けはとても簡単で、余った部分の収まりも良く、外す時は止めている部分を引っ張るだけなのでもっと楽です。
スポーツバンドだけは2種類のサイズが同梱されていますので、よっぽど腕の太い人でない限り問題なく使えるはずです。
ホワイトスポーツバンドの手入れ方法:
腕を机などに置いた際、下になる部分はススのような汚れが付きやすく目立ちます。白ですから。
ただし、通常の汚れは水道水で軽く指で撫でながら洗い流せば直ぐに落ちるので、乾いた状態で無理に擦らない方が素材を傷めず長く使えそうです。
本体側の気になるところ:
若干厚みが有るのと、Rは付いていてもスクエアボディーなのも有ってか、1週間使った時点で車の乗り降りでドアに何度か軽く当ててしまいました。
幸い傷ひとつ付いていませんでしたが、ALボディーと強化ガラスのモデルの場合は、鉄製のドアにぶつかって無傷とはいかなかったかもしれない。
その後の1週間でもやはりそこここでぶつける事がありましたが、サファイアガラスには何の傷も付いていないものの、いつの間にかボディー側に無数の細かい擦れ傷が。
やはり磨いたSUSは磨いたSUSなのか、裸で使っている限りは、初代iPod Touchの背面と同じく、細かい擦れ傷がたくさん付く事は避けられなさそうです。
38mm画面に表示される見易さ:
文字については、有機EL特有の真っ黒な画面にドギツくくっきり明るく表示されて見やすい。
ただし、小さくて細い文字ついては、炎天下で目を酷使して疲れた後に暗いところで見ようとすると、光に過敏になっているのか見え難いことがありました。
炎天下での可視性については問題なし。
かなり細かい画素で構成されているようですので、画像等も綺麗に圧縮されて表示されます。
○2週間使ってみての使用感~ソフト面
大前提として:
iPhone5以降のiPhoneを普段から使っていないと、何の役にも立ちませんのでご注意ください。
そもそもアクティベーションするのにはiPhone5以降が必要で、アクティベーション後はペアリングを行っているiPhoneの子機と言う位置づけで使う端末です。
他人のiPhoneを借りてアクティベーションをした後、単独で腕時計として使おうとしても、文字盤の変更どころか時間の補正が出来ない状態になり、実用性が無くなります。
しかし、iPhoneユーザーの方にとっては、痒かったところに手が届くガジェットです。
※今のところiPadやMacとのペアリングは出来ません。
時計を付けた直後の動作:
腕に装着した直後は、毎回ロックがかかった状態になっています。
解除の仕方は、Apple Watchの小さな画面でパスコードをちまちま入力するか、ペアリングしているiPhone側のパスコードを入力するかですが、iPhone側でTouch IDを使っていれば、いつもどおりTouch IDを使ってiPhoneのホーム画面を立ち上げる動作をするだけで、自動でApple Watch側も解除されます。
腕から外すと即ロックがかかりますが、外した状態では親機側からの解除が出来ません。
※残念ながらTouch IDを装備していないiPhone5とiPhone5cは、パスコードを入力する必要があります。
※安心の為にもiPhone側には必ずロックをかけましょう。
手首検出機能:
かねてから言われていたようにApple Watchの最大の弱点はバッテリーの持ちで、省エネの為(有機ELの焼付きを防ぐ意味でも)iPhoneと同様に普段は画面に何も表示されていません。
通常は指で画面を軽くタッチするか、本体から飛び出ている竜頭の形をしたボタン(デジタルクラウン)を押すことで画面が表示されます。
手首検出機能をONにすれば、一般的に「腕時計を見るような動作」をした際、自動で表示されるようになり非常に便利です。
但し、「腕時計を見るような動作」ですので、本人が見ようと思っていない時でも、似たような動きをすると表示されてしまいます。
基本的にこれは腕時計と考えれば、関係の無いときに表示されても問題がある訳ではないですが、ここで気になるのは、バッテリーの持ちへの影響。
そこで実際にONとOFFでバッテリーの変化を比べてみましたが、その一日に何をしているかによってかなり左右されるようです。
基本、OFFの場合は、画面をタッチした後に何もしなくても16秒間固定で表示されるのに対し、ONの時は手首検出で点灯後5秒の表示と、「見ない方向」に文字盤を向けた時は瞬時に消えるようになっており、一応省エネ設計になっています。
「腕時計を見るような動作」と言うのは、体を起こした状態で手の甲を自分の見える位置に向ける動きなのですが、デスク仕事をしている時や、車の運転をしている時はこれにあたる動作がかなり多く、頻繁にチラチラとスクリーンが点灯しますので、仕事をしていない時としている時を比べると、1日で20%程度減りが変わる場合が有ります。
※仰向けに寝転んだ状態では、「腕時計を見るような動作」をしても反応しませんの。触って見る必要があります。
バッテリーの減りについて:
結論から言うと、毎日充電が必要です。
ですが、ゲームやナビをあまり使わずに、時計と通知用として普通の使い方をしていれば、朝装着して寝る前まで使った場合でも40%~70%以上はバッテリーが残るので、丸一日まで持たないと言う事はまず無いと思います。相当なヘビーユーザーでも、Apple Watchでは着信通知だけを確認して、その処理にはiPhone側を触る機会の方が多いはずです。
Apple Watchは一日のアクティビティログを計るデバイスと言う側面も有り、さらにワークアウトというAPPを使う機能が有ります。
このAPPは、運動をする際の細かなカロリー消費を記録する為のもので、普段は数十分に一度しか計測しない脈拍を常時監視して記録してくれる反面、その分バッテリーの消費が著しくなるのが難点。
普段から週4~5日ジムに行っているので毎回使っていますが、1時間半の運動の間にフルでこの機能を使った場合、20%前後のバッテリーが減ります。
長時間のワークアウト計測を考えている方には、注意が必要でしょうね。
時計としての機能:
数種の文字盤がプリセットされていて、それぞれがかなり自由にカスタマイズ出来るようになっています。
ただ、もう少し基本的な部分で選択出来る種類が有ると嬉しかった。
これはいつものAppleの手口で、直ぐにでも出来るのに小出しにして、アップデートで喜ばせる戦略に違いないと思います。
いやらしいけど上手い。
Handoff機能:
Apple Watchで行っている事が自動でiPhone側に反映され、その逆も、と言う機能の名称です。
Apple WatchのHandoffは親機のiPhoneとだけですが、同一Apple IDを設定しているiPhone、Mac、iPadは、全てHandoffで作業が引継がれますので、Apple Watchの作業もiPhoneを介して他のデバイスに引継がれることになります。
iPhoneの子機として秀逸な機能ですが、立ち上がったばかりの黎明期ですので、これからどんどんと便利になって行くでしょう。
通知機能:
対応しているAPPの着信通知がある場合、iPhoneを介してApple Watch側に通知や一部本文が表示される機能です。
何らかの通知が有る時は、手首を指で突付かれたような感覚のバイブレーションで知らせてくれ、文字盤の上部中央に赤い点が現れます。
但し、至急性の高い友人とのやりとりに使っているメッセージアプリ、メールアカウント、SNSの着信通知だけをONにして、iPhoneを使った時に確認すれば済むだけの急がないAPP通知はOFFで良いと思います。
FacebookやLINEは今のところ対応していませんが、設定方法によっては通知回数が異常に多くなってしまうので、省エネの観点から許可が下りないのかもしれませんね。
乗り換えのタイミングや待ち時間を教えてくれるAPP等が出てきていますが、サードパーティー製APPのApple Watchにおける役割については、まだまだ各社試行錯誤しているところのようです。
※俺はiPhoneでも着信音や通知音をOFFにして使っています。Apple Watchも通知音については最初から切っておりますので、レビューから割愛させて頂きます。
グランス機能:
APPのショートカット。
APPを探さなくて良い為、立ち上げるのは早いですが、iPhoneのテザリングでWEB上から最新データを取得するタイプのAPPは、立ち上げてから結果が表示されるまで少し待たされる事があります。
○課題:
非常に便利な手首検出機能ですが、映画館や劇場などでは本人が気づかないところでもチラチラ光って周囲のヒンシュクを買います(言われないけど)。
是非ともグランスのショートカットに、一時的に手首検出機能をOFFにするシアターモードを追加して頂きたい。
機内モードについて、一旦設定するとiPhoneもApple Watchも機内モードが発動して全ての電波が切れます。
という事は、片方を解除しても片方はBluetoothが切れた状態ですので連動して解除されないという事。
無茶かもしれないですが、ここをスムーズに出来ないものか。
○謎の動作:
iPhoneでライフログを取られていたのか、いつも出かけるタイミングで地図アプリを起動したところ、目的地を入力した履歴が無いのに、勝手にルート案内が表示されて驚きました。
その後同じ事は起きていないので、誤動作だったのか何なのか不明。誤動作でしたら、後日このレビューからこの部分を削除します。
以上、久しぶりに書いたので疲れました。
第二回レビューはご期待しないで下さい。
※後日加筆、校正、訂正、削除をする場合が有ります。
気合入れてレビューを書くのは2012年の『iPhone5』以来ですが、今回はiPhoneのレビューではなくて、待望の新デバイスの『Apple Watch』!
iPod miniからApple製品を使い始め、nano、shuffle、初代iPod touch、iPhone3G、3GS、4、4S、5、5S、6、&iPad2、Airと流されて無駄に買い替え続け、iMacやApple TVも使うApple製品だらけの環境になってしまった俺としては、とりあえず全く新しいものが出たら試さねば。
旅行に行ってた関係も有り、発売日の金曜に受け取る事は出来ませんでしたが、帰宅した日曜の配達で手にしてから2週間目の人柱的レビューを以下お届けします。
購入モデル:
Apple Watch 38mmステンレススチールケース ホワイトスポーツバンド
○このモデルを選択した理由
アルミケースについては、いくら素材の配合で強化しているとしても、ALはALなので大きな目立つ傷が付く事が考えられる。場合によってはえぐれるような傷も。
また、ALケースタイプは文字盤のガラス部分にiPhoneと同じ強化ガラスを使っていますが、スマホを落とす頻度よりも、何気ない瞬間に腕時計をぶつける頻度は高く、Apple Watchはケースよりもガラス面が大きく膨らんでいることから、割るリスクがスマホよりも高くなると考えた場合、割れたまま使っている人をよく見かけるiPhoneと同じガラスでは心もとない。
SUSケースタイプは、かねてからiPhoneでの採用が期待されているサファイアガラスを採用しているので、ボディーとガラスの両方が堅牢なSUSケースタイプに決めました。
初代iPod Touchの背面をイメージした場合、SUSケースに細かい傷が付きまくりそうではありますが、腕時計にカバーを付けるような無粋な事はしたくないし、逆に傷が味になりそうな気もします。傷は買い替え時の下取りでマイナスになりそうですけどね。
ゴールドケースには全く手が届きませんので論外(笑)。
ホワイトスポーツバンドについては、ここ15年腕時計をしていなかったことから、時計として常時使い続けるかどうかを考えた場合の機能性とデザインよりも、ジムで汗をかきながら使った時のメンテナンス性を重視。汗濡れによる変色やひび割れが気になる皮素材や、細かい隙間の清掃が必要になる金属素材を避けての選択。
SUSケースにはSUSそのものの色を生かしたものと、スペースブラックの2カラーが有りますが、ホワイトスポーツバンドを選べば、自動的に本体ボディーカラーが通常のSUS色になります。SUSカラーなら、万が一ボディー表面が削れる程の傷が付いても目立たなさそうと思ったのと、平凡じゃないところがバンドの色を白にした理由。
白い樹脂は経年劣化によるそれ自体の変色が気になるところですが、樹脂バンドは単品で6000円程度ですから、数万円する他の素材よりは替えが利く。
今後、サードパーティーがいろんなバンドを販売する事が予想されるので、今高価なバンドを選ぶ必要は俺の場合特に無いかなぁと。
○2週間使ってみての装着感~ハード面
装着感:
久しぶりに腕時計を付けたままの生活を続けているので、ゆったりとバンドを締めたいとところですが、ログを取るセンサーの関係で、キツイとはいかないまでもピッタリとバンドを締める必要が有ります。
特に手首が動くような運動をする時は、センサーと皮膚の間に隙間が生じないように気をつけて装着する必要があります。
通気性の無い樹脂は、汗をかく状況だと蒸れやすいのは間違いありませんが、気になる程ではありません。
重さ:
全く違和感を感じていません。
スポーツバンドの着脱:
取り付けはとても簡単で、余った部分の収まりも良く、外す時は止めている部分を引っ張るだけなのでもっと楽です。
スポーツバンドだけは2種類のサイズが同梱されていますので、よっぽど腕の太い人でない限り問題なく使えるはずです。
ホワイトスポーツバンドの手入れ方法:
腕を机などに置いた際、下になる部分はススのような汚れが付きやすく目立ちます。白ですから。
ただし、通常の汚れは水道水で軽く指で撫でながら洗い流せば直ぐに落ちるので、乾いた状態で無理に擦らない方が素材を傷めず長く使えそうです。
本体側の気になるところ:
若干厚みが有るのと、Rは付いていてもスクエアボディーなのも有ってか、1週間使った時点で車の乗り降りでドアに何度か軽く当ててしまいました。
幸い傷ひとつ付いていませんでしたが、ALボディーと強化ガラスのモデルの場合は、鉄製のドアにぶつかって無傷とはいかなかったかもしれない。
その後の1週間でもやはりそこここでぶつける事がありましたが、サファイアガラスには何の傷も付いていないものの、いつの間にかボディー側に無数の細かい擦れ傷が。
やはり磨いたSUSは磨いたSUSなのか、裸で使っている限りは、初代iPod Touchの背面と同じく、細かい擦れ傷がたくさん付く事は避けられなさそうです。
38mm画面に表示される見易さ:
文字については、有機EL特有の真っ黒な画面にドギツくくっきり明るく表示されて見やすい。
ただし、小さくて細い文字ついては、炎天下で目を酷使して疲れた後に暗いところで見ようとすると、光に過敏になっているのか見え難いことがありました。
炎天下での可視性については問題なし。
かなり細かい画素で構成されているようですので、画像等も綺麗に圧縮されて表示されます。
○2週間使ってみての使用感~ソフト面
大前提として:
iPhone5以降のiPhoneを普段から使っていないと、何の役にも立ちませんのでご注意ください。
そもそもアクティベーションするのにはiPhone5以降が必要で、アクティベーション後はペアリングを行っているiPhoneの子機と言う位置づけで使う端末です。
他人のiPhoneを借りてアクティベーションをした後、単独で腕時計として使おうとしても、文字盤の変更どころか時間の補正が出来ない状態になり、実用性が無くなります。
しかし、iPhoneユーザーの方にとっては、痒かったところに手が届くガジェットです。
※今のところiPadやMacとのペアリングは出来ません。
時計を付けた直後の動作:
腕に装着した直後は、毎回ロックがかかった状態になっています。
解除の仕方は、Apple Watchの小さな画面でパスコードをちまちま入力するか、ペアリングしているiPhone側のパスコードを入力するかですが、iPhone側でTouch IDを使っていれば、いつもどおりTouch IDを使ってiPhoneのホーム画面を立ち上げる動作をするだけで、自動でApple Watch側も解除されます。
腕から外すと即ロックがかかりますが、外した状態では親機側からの解除が出来ません。
※残念ながらTouch IDを装備していないiPhone5とiPhone5cは、パスコードを入力する必要があります。
※安心の為にもiPhone側には必ずロックをかけましょう。
手首検出機能:
かねてから言われていたようにApple Watchの最大の弱点はバッテリーの持ちで、省エネの為(有機ELの焼付きを防ぐ意味でも)iPhoneと同様に普段は画面に何も表示されていません。
通常は指で画面を軽くタッチするか、本体から飛び出ている竜頭の形をしたボタン(デジタルクラウン)を押すことで画面が表示されます。
手首検出機能をONにすれば、一般的に「腕時計を見るような動作」をした際、自動で表示されるようになり非常に便利です。
但し、「腕時計を見るような動作」ですので、本人が見ようと思っていない時でも、似たような動きをすると表示されてしまいます。
基本的にこれは腕時計と考えれば、関係の無いときに表示されても問題がある訳ではないですが、ここで気になるのは、バッテリーの持ちへの影響。
そこで実際にONとOFFでバッテリーの変化を比べてみましたが、その一日に何をしているかによってかなり左右されるようです。
基本、OFFの場合は、画面をタッチした後に何もしなくても16秒間固定で表示されるのに対し、ONの時は手首検出で点灯後5秒の表示と、「見ない方向」に文字盤を向けた時は瞬時に消えるようになっており、一応省エネ設計になっています。
「腕時計を見るような動作」と言うのは、体を起こした状態で手の甲を自分の見える位置に向ける動きなのですが、デスク仕事をしている時や、車の運転をしている時はこれにあたる動作がかなり多く、頻繁にチラチラとスクリーンが点灯しますので、仕事をしていない時としている時を比べると、1日で20%程度減りが変わる場合が有ります。
※仰向けに寝転んだ状態では、「腕時計を見るような動作」をしても反応しませんの。触って見る必要があります。
バッテリーの減りについて:
結論から言うと、毎日充電が必要です。
ですが、ゲームやナビをあまり使わずに、時計と通知用として普通の使い方をしていれば、朝装着して寝る前まで使った場合でも40%~70%以上はバッテリーが残るので、丸一日まで持たないと言う事はまず無いと思います。相当なヘビーユーザーでも、Apple Watchでは着信通知だけを確認して、その処理にはiPhone側を触る機会の方が多いはずです。
Apple Watchは一日のアクティビティログを計るデバイスと言う側面も有り、さらにワークアウトというAPPを使う機能が有ります。
このAPPは、運動をする際の細かなカロリー消費を記録する為のもので、普段は数十分に一度しか計測しない脈拍を常時監視して記録してくれる反面、その分バッテリーの消費が著しくなるのが難点。
普段から週4~5日ジムに行っているので毎回使っていますが、1時間半の運動の間にフルでこの機能を使った場合、20%前後のバッテリーが減ります。
長時間のワークアウト計測を考えている方には、注意が必要でしょうね。
時計としての機能:
数種の文字盤がプリセットされていて、それぞれがかなり自由にカスタマイズ出来るようになっています。
ただ、もう少し基本的な部分で選択出来る種類が有ると嬉しかった。
これはいつものAppleの手口で、直ぐにでも出来るのに小出しにして、アップデートで喜ばせる戦略に違いないと思います。
いやらしいけど上手い。
Handoff機能:
Apple Watchで行っている事が自動でiPhone側に反映され、その逆も、と言う機能の名称です。
Apple WatchのHandoffは親機のiPhoneとだけですが、同一Apple IDを設定しているiPhone、Mac、iPadは、全てHandoffで作業が引継がれますので、Apple Watchの作業もiPhoneを介して他のデバイスに引継がれることになります。
iPhoneの子機として秀逸な機能ですが、立ち上がったばかりの黎明期ですので、これからどんどんと便利になって行くでしょう。
通知機能:
対応しているAPPの着信通知がある場合、iPhoneを介してApple Watch側に通知や一部本文が表示される機能です。
何らかの通知が有る時は、手首を指で突付かれたような感覚のバイブレーションで知らせてくれ、文字盤の上部中央に赤い点が現れます。
但し、至急性の高い友人とのやりとりに使っているメッセージアプリ、メールアカウント、SNSの着信通知だけをONにして、iPhoneを使った時に確認すれば済むだけの急がないAPP通知はOFFで良いと思います。
FacebookやLINEは今のところ対応していませんが、設定方法によっては通知回数が異常に多くなってしまうので、省エネの観点から許可が下りないのかもしれませんね。
乗り換えのタイミングや待ち時間を教えてくれるAPP等が出てきていますが、サードパーティー製APPのApple Watchにおける役割については、まだまだ各社試行錯誤しているところのようです。
※俺はiPhoneでも着信音や通知音をOFFにして使っています。Apple Watchも通知音については最初から切っておりますので、レビューから割愛させて頂きます。
グランス機能:
APPのショートカット。
APPを探さなくて良い為、立ち上げるのは早いですが、iPhoneのテザリングでWEB上から最新データを取得するタイプのAPPは、立ち上げてから結果が表示されるまで少し待たされる事があります。
○課題:
非常に便利な手首検出機能ですが、映画館や劇場などでは本人が気づかないところでもチラチラ光って周囲のヒンシュクを買います(言われないけど)。
是非ともグランスのショートカットに、一時的に手首検出機能をOFFにするシアターモードを追加して頂きたい。
機内モードについて、一旦設定するとiPhoneもApple Watchも機内モードが発動して全ての電波が切れます。
という事は、片方を解除しても片方はBluetoothが切れた状態ですので連動して解除されないという事。
無茶かもしれないですが、ここをスムーズに出来ないものか。
○謎の動作:
iPhoneでライフログを取られていたのか、いつも出かけるタイミングで地図アプリを起動したところ、目的地を入力した履歴が無いのに、勝手にルート案内が表示されて驚きました。
その後同じ事は起きていないので、誤動作だったのか何なのか不明。誤動作でしたら、後日このレビューからこの部分を削除します。
以上、久しぶりに書いたので疲れました。
第二回レビューはご期待しないで下さい。
※後日加筆、校正、訂正、削除をする場合が有ります。