今年のアカデミー賞作品賞と脚本賞を獲った『スポットライト 世紀のスクープ』を観てきました。
★★★★★
実際に有ったと言うよりも、ずっとみんなが見て見ぬフリをしてきた事だから、今も内在していそうな予感のする、カトリック教会内の性的虐待スキャンダルを描いた、映画化するには障害が大き過ぎるテーマの作品なので、秀逸な脚本と合わさってアカデミー協会員にウケたのでしょう。
そのスキャンダルの中身自体の特異 . . . 本文を読む
誘拐、監禁された少女と、そこで生まれた子供の話、『ルーム』を観てきました。
★★★★★
何年も狭い部屋に閉じ込められ、絶望と恐怖に支配されている母親と、生まれた時から世界がそこで完結していて、外に世界が有る事を知らずに育った息子の心の違いを観ていて、ただただ可愛そうで気の毒で、犯人への怒りが込み上げてくるのと共に、映画館の暗がりで観ていると、自分もその空間に閉じ込められている恐怖を味わうことにな . . . 本文を読む
韓国映画ブームも今は昔。
火付け役となった映画のひとつ、『猟奇的な彼女』のクァク・ジェヨン監督が中国を舞台に撮った『更年奇的な彼女』を観てきました。
★★
吹替版のみの上映だったので、しぶしぶ吹替版で。
韓国が舞台の『猟奇的な彼女』、近未来の日本が舞台の『僕の彼女はサイボーグ』に続く、『アジアの彼女三部作』完結編なのだそうです。
前作か8年、何を今更取ってつけた様に三部作?と思って調べてみると . . . 本文を読む
73歳のおばあさんが21歳に若返ったら?韓国映画の日本リメイク『あやしい彼女』を観てきました。
★★★★
最近テレビでも似たようなドラマがやってたけど、若返り系ブームなのか?
この映画は2014年に韓国で大ヒットした映画のリメイクですが、調べてみると日本だけではなく、アジア中の国々で続々にリメイクされていっている様子。
世界的に韓流映画ブームが冷めていっている中、いい映画でも以前程は外国での成功 . . . 本文を読む