東野圭吾原作のサスペンス・コメディー『疾風ロンド』を、初日舞台あいさつ中継付きで観てきました。
★★
サスペンスとしては、展開がゆるくて冒頭で読めてしまって物足りない。
コメディーとしては、クスリとも笑えない。
柄本明のやり過ぎキャラが、笑えるレベル超えてしまっているのが痛い。
だいたい、猛吹雪で捜索すら不可能な場合があり得るスキー場の禁止区域内の木に、目印としてテディーベアを引っ掛ける冒頭 . . . 本文を読む
『ハリー・ポッター』シリーズの授業で使われている教科書『幻の動物とその生息地』を書いた人が主人公の『ファンタスティック・ビーストと魔法使いの旅』をIMAX3Dで観てきました。
ちなみに、原題は『Fantastic Beasts and Where to Find Them』で、教科書の名前のそのものです。
★★★★
原作7部作、映画版は最終話を前後編にして8作で完結し、“あの”世界はもう二度と描 . . . 本文を読む
個人的にはすこぶる印象の悪かった『アウトロー』。トムちんのシリーズもの『ミッション・インポッシブル』に対して、こっちもセカンドラインとしてシリーズ化するのかな?
『ジャック・リーチャー NEVER GO BACK』を観てきました。
★★★
軍警察官と一緒に行動することで、アウトロー感が全く無くなってしまい、ジャック・リーチャーなのかイーサン・ハントなのかと言う中途半端感。
アウトローで気になっ . . . 本文を読む
WOWOWで放送していた序章が面白かった『ミュージアム』を観てきました。
★
妻夫木聡が演技の幅をまた広げて、やり切っていたところだけが見どころ。
他は…白石晃士監督が作った『ミュージアム序章』が狂気に満ちて怖くて面白かったのに引き換え、大友啓史監督が作った本作は退屈で、主人公がドジに徹していて、感情移入するよりも呆れるばかり。
原作がそもそも面白くないのかと気になり、観終わってから満喫で一 . . . 本文を読む
老人ものの音楽コメディーなんて、絶対ほっこり出来そうな『オケ老人!』を観てきました。
★★★★
いっぱい笑わせてくれて、少しだけハラハラさせられながらも応援したい気持ちを盛り上げ、最後は音楽で心がほっこりする定番の作り。
演奏する手がと音楽が全く合ってなくても良いじゃない、そこは大切なポイントじゃないんだから的な、音楽ものなら普通気になってしまう粗を埋めることは完全に諦めて、観客にも純粋にアン . . . 本文を読む
『告白』と同じ作者による原作本の映画化、『少女』を観てきました。
★★★★
周りのものを簡単に壊してしまいそうな女子高生達の様々な側面を全部盛り込み、日常の中に潜む影が見え隠れする構成に引き込まれる。
上映時間がむちゃくちゃ長くない?と思いながら観終わって、ふつーに2時間だった事知り、楽しんで観ていたようでちょっと飽きていたのかなとも感じました。
本田翼は狂気に満ちた演技の上手さに引き換え、 . . . 本文を読む
なぜ今続編?『デスノート Light up the NEW world』を観てきました。
★★
前夜にテレビで放送されていた、元の映画二部作と、本作への導入的な映像を交えて作られた総集編を観てからの鑑賞。
ちなみに、元の二部作のうち、前編の★は1.5。後編は4。
スピンオフの『L』には3.5個付けております。
80%の突っ込みどころと、90%の満足で★が3.5個付いた『L』と比べて、今回は8 . . . 本文を読む
忘れたころにやってきた三作目、『インフェルノ』を観てきました。
★★★★
ロバート・ラングントン教授のトンデモ美術史推理旅行は、マンネリ化しないように、より衝撃的でドラマチックな演出を増して帰ってきた。
まるでスパイ映画的なスピード感。しかも短期間の記憶を奪われた上に、命を狙われ、無理やりな感じで、頭脳明晰さを発揮できないじいさんが大慌て。
今回もシリーズのお決まり通り、イタリアの歴史、特にル . . . 本文を読む