アカデミー賞ノミネート数が多いというところだけを頼りに『世界にひとつのプレイブック』を観てきました。
★★★★
精神疾患を抱えた人物に焦点を当てるは、分からない世界なだけに興味深くてじっくり観てしまう魔法が有る反面、引き込まれてしまう人も居るので宣伝にはどういう映画なのか明記した方が良いのでは?
アカデミー賞番組の中で、監督も同じ病気を抱えていて、周囲に理解出来ない行動をしたせいでハリウッドから . . . 本文を読む
今年は路線大転換。
『テッド』の中の人で、芸能界きっての毒舌家でセレブの敵ながらも多才なセス・マクファーレンを司会に迎え、彼流の「Gay(陽気で煌びやかの方の意味)」なショーアップで久々に楽しいアカデミー賞になりました。
賞レースとしては、大作名監督名優揃いのノミネートリストから、いろんな意味で近年稀に見る面白い受賞結果が出たけれど、今回も『そーれりぽーと』では斜め目線でショーとしての感想を。
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『ハート・ロッカー』で注目を集めてから久しぶりのキャスリン・ビグロー監督が、ビン・ラディンを追うCIAを描いた『ゼロ・ダーク・サーティ』を観てきました。
★★★★
「汚い事もせなそんな捜査なんて出来まへんて」等とわかってはいても、世界は今正義の名の下では人権と言う言葉に縛られテロリストであっても捕まえてしまえば丁重に扱わざるを得ない。
この映画は、関係者の取材を元にノンフィクションの趣で作られ . . . 本文を読む
これで最後?『ダイ・ハード ラスト・デイ』をIMAXで観てきました。
★★★★
第九を効果的に使い「またあいつが帰ってきた感」を出していた予告編とは打って変わって、本編の冒頭は全然『ダイ・ハード』シリーズらしくない。
というか、むしろもう『ダイ・ハード』である必要が全く感じられない程別の作風に変わってしまっており、失望感さえ漂わせてしまっている。
が、一旦トラブルに巻き込まれてからのなかなか死 . . . 本文を読む
ニコラス・ケイジがズル剥けになる映画の続編、『ゴーストライダー2』を観てきました。
★
浪費癖が祟って借金まみれになり、こんな役を演じざるを得なくなったニコちゃん可哀想、お気の毒、さすがに同情せざるを得ない。
いくらなんでも一線で活躍してた役者にあんな演技させたらあかんでしょう。
前作は罰ゲームのような映画だったけど、本作は何もかもが狙って「最低」な映画にしようとしているよう。
ここまで狙 . . . 本文を読む
大ベテラン達の共演の中でも二人のデイムに大注目の『マリーゴールド・ホテルで会いましょう 』を観てきました。
★★★★★
先週末のライフオブパイに続いてずっと心に残り続けそうな印象的な映画でした。
老後をのんびり異国のホテルで暮らそうとインドに渡った老人たちが、思いもよらぬ目にあいながら、現地の人々と触れ合い、自分らしく生きる事の大切さに気付きはじめる。
二人のデイム、マギー・スミスとジュディ . . . 本文を読む
トム・クルーズ新たなアクション映画シリーズの幕開け?
『アウトロー』を観てきました。
★★★
トム・クルーズが主演でなければ、フツーに時代錯誤で埋もれてしまいそうな物語。
昨今のアメコミ・ヒーロー映画ブームですが、アメコミ・ヒーローって大体アウトローで、アメリカでなんでアウトローなヒーローが受けるかっつーと、元をたどれば西部劇に源流が有ったりするわけですよ。
この映画は西部劇を現代劇に当ては . . . 本文を読む
先週末、飲み屋でたまに見かける下品なおばちゃんが隣の席で強烈に勧めてきてたのを思い出して、映画の日価格で『テッド』を観てきました。
★★★
下品で面白いと言うよりも、出来なさ過ぎな主人公の堕落しきった社会人生活のノリどこまでジョークとして付き合えるかで楽しめるかどうかが決まりそう。
俺自身、どちらかと言うとバリバリ仕事したい派じゃないので楽しめそうな気がしていたんだけど、『TAXI NY』の主 . . . 本文を読む
日本映画界の橋本愛ゴリ押しもここらへんで一段落?『さよならドビュッシー』を観てきました。
★★★
清塚清也のオーバー過ぎる演技と本物の超絶ピアノ演奏が逆に面白くて釘付け。
面白いからこのまま俳優業で行ってください。
橋本愛は…なんでこんなに日本映画界で持ち上げられるんだろうと今回も思った。
ヒロイン張るには、滑舌が厳しすぎると思うんですよ。
今回もセリフ少なめの役だったけど。
ミステリーとし . . . 本文を読む