凄い凄いなんて、前評判がなにかと話題の『象の背中』を観てきました。
★★★
人生に友人に恵まれたおじさんが、癌で余命わずかとわかり、残りの人生を悔いのないよう悔いを消化して過ごす悲しいお話。
でも、泣かせようという意図がバシバシ伝わってきてぜーんぜん悲しくないの。
逆に頭の上に疑問符の浮かぶような場面も多々。
役所広司の演技はさすがで、彼の演技にグッと来る瞬間が何度か有ったのは事実ですけど。
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『クワイエットルームへようこそ』『ヒートアイランド』と続いた松尾スズキ月間。
いよいよ本命のミュージカル『キャバレー』来阪を前に、彼がちょびっとだけ出演している『自虐の詩』を観てきました。
★★★★
豪華とは違う方向でのツボを付いたキャストに大満足。
いや、豪華は豪華なんですけどね。
思いっきりは笑えない、クスクス笑いのネタが延々と続きます。
ちなみに原作漫画は、名前を聞いたこともありません。 . . . 本文を読む
ファンタジーが乱立する中、キャスティングの豪華さばかりをクローズアップした予告編に、あまり期待もせず『スターダスト』を観てきました。
★★★★
これぞファンタジーアドベンチャーの王道的ストーリー展開。
現実と隣り合わせにある魔法の世界。
独創的な世界観は完璧で、一分の無駄も無いストーリー展開にあっという間の2時間だった。
平凡な主人公が、成長していく姿をルックスも含めてしっかり描いているのも . . . 本文を読む
被害者による裁きは正義なのか?
『ブレイブ ワン』を観てきました。
★★★★
『処刑人エリカ様・ビギンズ』とでもサブタイトルが付きそう。
アメコミダークヒーローモノからファンタジー色を廃除したらこうなりました。
エリカ(ジョディー・フォスター)の行動に対して沸き上がってくる複雑な気持ち。
正義とは何なのか。
法治国家において、法で裁ききれない悪人を個人の判断で裁く事は決して認められるものではな . . . 本文を読む
今年は俺にとって松尾スズキ元年(謎)。
この3週間はそのピークで、『ヒートアイランド』への出演をチェックし、『クワイエットルームへようこそ』を大いに楽しみ、11月4日のミュージカル『キャバレー』観劇に臨む、みたいなワクワクしたテンションの日々。
つうことで、芥川賞候補にもなった(らしい)自筆小説を、自ら監督した『クワイエットルームへようこそ』を観てきました。
★★★★★
完全なる松尾スズキワール . . . 本文を読む
この週末は観たい映画がゴロゴロしている中、あんまり注目もしていなかった『ヒートアイランド』。
ハシゴの都合で時間がピッタリ合ったので、とりあえず観てきました。
★★★
原作の小説が面白いらしいですね。
映画も脚本は良かったんじゃないかなと、若干思えた。
イランキャラクターの扱いが下手すぎるけど。
冒頭の自己紹介テロップで大いにテンポが躓いてしまって、なんか違和感を抱えたまま始まってしまう。
い . . . 本文を読む
そのうちどっかがやるんじゃないかと思っていたら、こんなカタチできましたか。
詳細、
ITmediaの記事は→こちら、写真、動画
ケータイWatchの記事は→こちら
これ、全てのガンヲタが欲しがってすごい事になりそうな予感。
以前、auからも非公認でシャア専用っぽいのが出てましたが、今回は公認どころかこんな生首のオマケまで付いてて。
しかもこの生首に充電器をセットして、ここで充電しながら待受け . . . 本文を読む
つい先日、映画『APPLESEED』とよく似た絵作りなCGアニメ映画『ベクシル』が公開されたばかりなのに、また?
と、思っていたら、こちらは言わずと知れた士郎正宗原作の『APPLESEED』から、新たな構想で作られた正統な続編。
タイトルにはサーガと付いているので、もう一本全く想像も付かない世界が描かれるんでしょうか?
CGアニメの未来を感じた『ベクシル』に続いて期待を胸に、『エクスマキナ』を観て . . . 本文を読む
ニコール・キッドマン主演の宇宙人侵略もの『インベーション』を観てきました。
★★★
今まで散々作られてきた宇宙人侵略ものなので、他との差別化が大変だったんじゃないかなぁなんて、どうでも良い心配をしながら観ていたのですが、あらゆる侵略ものの寄せ集めだった。
『SF/ボディ・スナッチャー』『アンドロメダ』『宇宙戦争』『ナイト・オブ・ザ・リビングデッド』等など数え上げればキリが無い。
SF小説『盗ま . . . 本文を読む
1988年製作のカルトコメディー『ヘアスプレー』が、2002年ブロードウェイミュージカルとして大成功を収め、今度はミュージカル映画としてスクリーンに帰ってきました。
なんて、人の受け売り。
元祖の映画版はおゲイな方々の一部にとって、バイブルのような映画らしいのですが、俺は友人に薦められて観始めたものの数分で熟睡してしまったので未だノーチェック。
今回は、ハイテンションな予告編を観て以来楽しみになり . . . 本文を読む
サウジアラビアで起きた自爆テロの真相を追うFBI捜査官。
合衆国とサウジアラビアの石油の利権を巡るヤヤコシイ姿を、サスペンスアクションで描いた『キングダム 見えざる敵』を観てきました。
★★★★
二国間の情勢をオープニングでザッ説明してくれたから、より楽しむことが出来た。
とっつき易いサスペンスと、後半の息もつかせぬアクションに加えて復讐の連鎖を問題提起。
至れり尽くせりな上、重いメッセージも伝 . . . 本文を読む
ジェット・“リアル・アクションスター”・リー対、ジェイソン・“いつの間にやらアクションスター風”・ステイサムの対決はいかに?
他にも日本の映画ファンには馴染みの深いアジアン俳優がたくさん出演している『ローグ・アサシン』を期待して観てきました。
が、喪失感が大きくて2週間放置していたレビューを書きます。
★★
もったいなさ過ぎる。
これだけ良い脚本をもって、どう使っても面白くなりそうな俳優達のキャ . . . 本文を読む
『ソウ/SAW』シリーズのプロデューサー達による、パリのカタコンベを舞台にしたサスペンスホラー『カタコンベ』。
とりあえず『ソウ』ファンなので要チェックと思い、関西では少ない上映している映画館を探して観てきました。
★★
『ソウ』シリーズのプロデューサ-が手掛けたって、『ソウ3』の前にグレッグ・ホフマン亡くならなかったっけ?
と思い『ソウ』を調べてみたら、製作総指揮に、製作に、グレッグ・ホフマン . . . 本文を読む
今年のアカデミー賞中継を見ていて、ひときわ目を引いたのが、この『パンズ・ラビリンス』。
何が面白そうって、独特な造形が目立つファンタジーの世界。
鬼才ギレルモ・デル・トロ監督作なんて代名詞が付くこの映画、この監督に鬼才なんていつから付いたんだろう?
半年経ってようやく公開されたので、早速観てきました。
★★★★★
内戦終結直後のスペインを舞台に、余りに過酷で狂気に満ちた現実世界と、少女にしか見え . . . 本文を読む
予告編を観て初めて知った名前、“エディット・ピアフ”。
日本では越路吹雪で有名な「愛の賛歌」の元歌を歌った世界の歌姫、というか、大いなる場末のスターというか。
その波乱に満ちた人生を描いた『エディット・ピアフ ~愛の賛歌~』を観てきました。
★★★★
マリオン・コティヤールの演技に魅了され、歌声(本物のピアフの声?)に圧倒され、ステージで二つが重なった時に沸き起こる感動に酔いしれた。
が、時系 . . . 本文を読む