外せないクリント・イーストウッド監督最新作、『アメリカン・スナイパー』を観てきました。
★★★★★
戦争の惨状と、戦争によって精神が蝕まれていく兵士の様子。
参戦国であっても、一旦戦地から母国に帰ってきたら平和そのもの。また、戦争をしている裏側では並行して全く平和に暮らしている家族が居ると言うそのギャップの描き方が上手い。
日本に住んでいる俺達にはこれまで話で聞いたり映画で観たりしていた事では有 . . . 本文を読む
アカデミー賞5部門ノミネートと言う情報だけで『フォックスキャッチャー』を観てきました。
★★★★
全くどんな映画か知らずに観始めて、除々に不気味さを増していく怪物ジョン・デュポンの闇の方がこの映画の核なのだと言う事に気付くまでは、主演のチャニング・テイタムの脳筋役の役作りにばっか注目して観ていました。
そして、観終わるまで不気味にジョン・デュポンを演じていたのが、特殊メイクをしたスティーブ・カレ . . . 本文を読む
赤の他人の死を悼んで全国を廻る不思議な予告編が気になっていた『悼む人』を観てきました。
★★★
人の死と、死んだ人を想う気持ちを凄く斜め方向から切り込んだ怪作。
いつまでも、いつでも心に残しておく事が大切なのはわかるけど、対象が赤の他人である事と、過去に囚われたまま前に進まない主人公を良いと見るか、奇人と取るかで映画の印象はがらりと変わる。
一応、予告編を観て映画のテーマをわかった上での鑑賞で . . . 本文を読む
マイケル・ベイ監督の悪口を言って『トランスフォーマー』シリーズをクビになったミーガン・フォックスが、何故かマイケル・ベイ製作の映画に出ているのが気になって、『ミュータント・タートルズ』を観てきました。
★★★★
久しぶりの『ミュータント・タートルズ』の実写映画化ですが、マイケル・ベイが絡んでいるので、『トランスフォーマー』同様、大人が観ても楽しめるジェットコースタームービーに大変身。
マイケル・ . . . 本文を読む
「ジョニー・デップの新キャラ」とか言う、センスの無いキャッチコピーが付いた予告編に辟易しながら『チャーリー・モルデカイ 華麗なる名画の秘密』を観てきました。
★★★
ちょいネタバレ気味です。
こんなにもいい加減なのに、妻に対する愛だけは本物で、言う事は聞かなくても浮気はしない一応元富豪で紳士な美術商のチャーリー・モルデガイに対して、バトラーのジョックは主人にへの忠誠心は絶対に揺るがないものの、 . . . 本文を読む
インドでスマッシュヒットしたと聞いていて、最近のインド映画におくらばせながら面白さに注目している俺としては気になって仕方がなかった『ミルカ』を観てきました。
★★★★
ストイック過ぎる体の作り方とか、体当り過ぎる演技とか、ダンスメインでは無くなったものの高ぶると踊りだすところとか、ここ数年のボリウッド映画からは物凄くパッションを感じる。
歌って踊って楽しいけど取っ付き難かったボリウッドからの進化 . . . 本文を読む
西田敏行劇場な香りがぷんぷんしていたので、絶対楽しませてくれると思い、『マエストロ!』を観てきました。
★★★★★
音楽家にはボロが観えまくる映画なのかもしれませんが、俺は映画のマジックに見事やられて、役者さん達が最初から最後まで全員本気で演奏しているように観えてならず、彼らの奏でる奇跡のハーモニーに涙腺崩壊。
西田敏行のきっとアドリブ満載な演技がいつものように楽しくて仕方がないのだけど、今回 . . . 本文を読む
予告編を観て、子供の頃を懐かしく思い出し、『繕い裁つ人』を観てきました。
★★★★
母が家で足踏みミシンを使っていて、オーダー品裁縫関係の仕事をしてたんですよ。
足踏みミシン自体は俺が10歳の時に引っ越しで手放して、電動ミシンに替わり、服飾メーカーの試作品製作勤めに転職し、服の販売員に転職しで、今は夫婦でリタイア後の楽しそうな生活。
最近は、型を作ってから服を作るのは、もっぱら祖母にあげる服を作 . . . 本文を読む