そーれりぽーと

映画、旅行、植物など気の向くまま

新作映画の満足度は最高★5つで表示

哭声/コクソン

2017-03-15 | 劇場映画れびゅー
久々になにやらトンデモナイ香りのする韓国映画、『哭声/コクソン』を観てきました。
★★★★

これはトンデモナイ!

一見イロモノなのだけれど、あらゆるオカルト映画をミックスして、韓国映画流のクド過ぎ、濃過ぎの演出でコテコテに、しかし秀逸な脚本が芯に一本通っていて完成している映画となっている。

主役のおっさんの濃過ぎを超えて「これは下手って言うのではないのか」と言うレベルの演技と、韓国映画の定番となっている「警察はテキトーで信用ならない奴ら」と日本人からすると「漫画かよ!」と感じる辺りの演出が、ここ数年の間に度を超えていて受け入れられないレベルになっているところが本当に残念。
そこさえほどほどにしていたら、この映画は化け物を描くだけでなく、本当に化け物映画だったのに。

意味深なポジションに國村隼を配役して、ナショナリズムとか村八分といった感情と、観客の冷静な反応を弄ぶ脚本になっているところが上手すぎる。



グエムル-漢江の怪物-(字幕版)
ソン・ガンホ,ピョン・ヒボン,パク・ヘイル,ペ・ドゥナ,コ・アソン
メーカー情報なし

この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« モアナと伝説の海 | トップ | 16年10月〜17年3月 東京ダイ... »