
児童書の映画化が続く中、いつの間にか映画化されてた『ダレン・シャン』を観てきました。
★★★
予備知識としては、原作本は未読で、少年サンデーに連載されてた漫画版を半分位までちゃんと読んでた程度です。
タイトルに副題が付いてないので、もしかして1話完結かな?なんて想像して、物凄い長編の原作をどう料理するのか楽しみにしながらのスタート。
冒頭イキナリダレン・シャンは死んでるので、物凄く端折って全部描いちゃうのかと期待させたところで時間が巻き戻り、半バンパイアになるまでが描かれ始めるとやたら丁寧で端折ってる感が無い。
あれ?このペースでどこまで描けるの?なんて気になり始めた頃から全然違うエピソードが挟まり、ようやく一つの推論に至った。
なんか原作と話がちょっと違うし、原題も違ったしキャラクター設定も微妙に違うし、もしかして原作重視しようとはなっから考えていない??
児童ファンタジーを映画化する場合、いかに原作に忠実に作ってファンを納得させるかってところに注力してる映画が多いのに、この映画は珍しく原作の設定だけを生かして違う話に持っていく冒険を犯す。
映画の原題だって『Cirque du Freak: The Vampire's Assistant』となってて、ネームバリュー強い『ダレン・シャン』の名前を捨てるところから入ってます。
なのに邦題を『ダレン・シャン』に戻してしまってるのはちょっと間違いかと。
そんなこんなで、結局この映画の場合は全然違う話になって1話で完結させられるのですが、原作云々考えずに観ればそれなりにフツーレベルの面白さ。
先日の『パーシー・ジャクソンとオリンポスの神々』なんかよりは全然マシですけど。
ジョン・C・ライリー、ウィレム・デフォー、サルマ・ハエック、渡辺謙ら実力派の役者が怪演で脇を固めてるので、一応安心して観れます。
ウィレム・デフォーはこういう役やらすと面白すぎる。
クライマックスの敵ボスのセリフが失笑というか唸ると言うか、個人的には斬新すぎてちょっと面白かったのでネタバレにて紹介。
ネタバレ
「続きは本に書かれている、君たちも本くらい読むだろう」てアリ?そんなのw
ダレンとスティーブに向かって言ってたけど、ようは観客に対するメッセージで、リアルに「原作本を読め」って事っしょ。
あんまり斬新なセリフだったので、「アリやなぁ」とも思ったんですが、ここまで原作と違う話になってるのに本読んでも全然続きとかじゃないんですけど。
『ライラの冒険 黄金の羅針盤』ではオープニングで「3部作構成で1作目は〇〇2作目は〇〇、3作眼で〇〇になります」なんて丁寧に告知した割に、1作目がコケて続きが製作出来なくなった経験の反動なのかw
★★★
予備知識としては、原作本は未読で、少年サンデーに連載されてた漫画版を半分位までちゃんと読んでた程度です。
タイトルに副題が付いてないので、もしかして1話完結かな?なんて想像して、物凄い長編の原作をどう料理するのか楽しみにしながらのスタート。
冒頭イキナリダレン・シャンは死んでるので、物凄く端折って全部描いちゃうのかと期待させたところで時間が巻き戻り、半バンパイアになるまでが描かれ始めるとやたら丁寧で端折ってる感が無い。
あれ?このペースでどこまで描けるの?なんて気になり始めた頃から全然違うエピソードが挟まり、ようやく一つの推論に至った。
なんか原作と話がちょっと違うし、原題も違ったしキャラクター設定も微妙に違うし、もしかして原作重視しようとはなっから考えていない??
児童ファンタジーを映画化する場合、いかに原作に忠実に作ってファンを納得させるかってところに注力してる映画が多いのに、この映画は珍しく原作の設定だけを生かして違う話に持っていく冒険を犯す。
映画の原題だって『Cirque du Freak: The Vampire's Assistant』となってて、ネームバリュー強い『ダレン・シャン』の名前を捨てるところから入ってます。
なのに邦題を『ダレン・シャン』に戻してしまってるのはちょっと間違いかと。
そんなこんなで、結局この映画の場合は全然違う話になって1話で完結させられるのですが、原作云々考えずに観ればそれなりにフツーレベルの面白さ。
先日の『パーシー・ジャクソンとオリンポスの神々』なんかよりは全然マシですけど。
ジョン・C・ライリー、ウィレム・デフォー、サルマ・ハエック、渡辺謙ら実力派の役者が怪演で脇を固めてるので、一応安心して観れます。
ウィレム・デフォーはこういう役やらすと面白すぎる。
クライマックスの敵ボスのセリフが失笑というか唸ると言うか、個人的には斬新すぎてちょっと面白かったのでネタバレにて紹介。
ネタバレ
「続きは本に書かれている、君たちも本くらい読むだろう」てアリ?そんなのw
ダレンとスティーブに向かって言ってたけど、ようは観客に対するメッセージで、リアルに「原作本を読め」って事っしょ。
あんまり斬新なセリフだったので、「アリやなぁ」とも思ったんですが、ここまで原作と違う話になってるのに本読んでも全然続きとかじゃないんですけど。
『ライラの冒険 黄金の羅針盤』ではオープニングで「3部作構成で1作目は〇〇2作目は〇〇、3作眼で〇〇になります」なんて丁寧に告知した割に、1作目がコケて続きが製作出来なくなった経験の反動なのかw
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り、また話が前々プロローグで終わってるだけ
に続きが観たいのですが、恐らく無理でしょう
ね…。(苦笑)
渡辺謙面白い役でしたねぇ。
あの巨体はどうやって撮ってるんでしょう、『ロード・オブ・ザ・リング』のガンダルフよりも技術上がってて興味深かったです。
プロローグで完結させてしまう強引っぷりは『ライラの冒険』での教訓でしょうかw
装丁のしっかりした華やかな本なんですけどね~。
ハリーと並んで結構名作の部類にはいるはずなんですが・・・。
え、原作無視?(その前に読んでないから
小説と映画がどれくらいかけ離れてたかわからん・・・滝汗)
この世界結構刺激的とかいうてる段階で
おまえそれはちゃうやろと
予告編からツッコミをいれつつ
ヴァンパイアものは大好物なんで
行ってしまって、正直
なんじゃこりゃ~でした。
コレは児童文学よ、お子様向けなんだわ・・・
パーシージャクソンを見に行ったときも
呪文のように唱えながら見てたんですけど
ワタシにはあっちよりこっちのほうがトホホでした・・・。
渡辺謙がすんごい頭部に文字通りでかくて
異様なひとを好演してたんですけど
・・仕事えらぼう~・・・。(わわわわわ)
基本的になんじゃこりゃな人たちがなんじゃこりゃな内輪もめするだけの映画になってましたねぇ。
渡辺謙、せっかくハリウッドの仕事が増えたのにこんな役やってはまっちゃったらそっち系の役者になってしまいますよね(汗)