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『貞子DX』を観てきました。
★
Jホラーのアイコンとしての存在ばかりが大きくなり、消費されていく一方の貞子。
貞子作品の前作『貞子』では中田秀夫監督の手で軌道修正と立て直しがはかられたようですが、特に話題になることは無く私自身も未見。
それ以前の『貞子3D』の2作の中身についてはもう全く覚えていませんが、それぞれ★一つずつしか付けていないくらいなのでロクでもなかったのでしょう。
と言うことで、映画版の産みの親まで失敗した後の新たな貞子映画となった今回の出来は…やっぱり★一つ。
いや、もっと減らしても良いかもしれない。
今回に関して言えば作り手側が高みを目指すことを放棄していて、貞子映画にコメディー要素をトッピングして作ってみましたといった同人感覚。
トッピングと言う表現は、あくまで主人公目線では真面目にホラーを描いている中に、アホが出て脱力させられると言う意味で。
気づいたらIQ200の主人公までアホに引っ張られて知能が堕ちていく…。