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鋼の錬金術師

2017-12-03 | 劇場映画れびゅー
こないだの『亜人』の出来が良かったので、またコミックスとアニメでの人気に肖った実写映画『鋼の錬金術師』を観てきました。
★★

全員日本人俳優で描くところにそもそも無理が有る。以上。
と、元も子もない事を書きたくないのですが、原作に置いて人種が重要なファクターだっただけに、冒頭幼い兄弟が母親を錬成失敗する場面からコスプレ大会感がずっと拭えない。

また、アルフォンスの鎧をフルCGで描いているうえで、中に黒い“何”かが見えているのが気に障る。
漫画やアニメでは上手くぼやかして気にせずにいられた事をわざわざ見せ付けてくるのだから、不気味で受け入れられない。

短期間で二度、第一話からアニメ化されたのが記憶に新しいですが、1作目と2作目で途中から物語が分岐して全く違う展開を見せてくれます。
と言うのも、漫画の連載開始と放送スタートがほぼ同時だった1作目アニメの方は、途中から漫画とは全く違うストーリーでそれはそれで人気を博し、早々にフィナーレを迎えたんですよね。
荒川弘の原作漫画の方はと言うと、じっくり練られてさらに面白い別次元の展開を見せ、1作目アニメが終わった後も数年間連載され続けたので、今度は原作漫画そのままのストーリー展開を基軸にしたものと言うコンセプトでリセットされた2作目アニメが製作されました。
個人的には2作目の方が好き、さらに原作漫画の方が好きです。

本作はと言うと、長編の物語を凝縮する為に1作目と2作目のエピソードやキャラクター設定をミックスすると言う荒技をやってのけており、ファンとしては「なかなかやる」と感じさせてくれたように思います。
ただ、やっぱりコスプレ感が否めない…。




鋼の錬金術師全27巻 完結セット (ガンガンコミックス)
荒川 弘
スクウェア・エニックス

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