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ナルニア国物語 第三章:アスラン王と魔法の島 3D

2011-03-03 | 劇場映画れびゅー
指輪物語映画化の成功以降大型ファンタジー小説がどんどん映画化され、「あれ?シリーズもののはずだったのに1作目以降そういや作られてないよね?」的な結果に終わるものも多い中、こちらは無事最終回まで映画化に漕ぎ着けました。
『ナルニア国物語 第三章:アスラン王と魔法の島』を3Dで観てきました。



第二章で急に面白くなったものの、もう終わった感も有ったこのシリーズ。
今回は蛇足というか目的や使命感が薄いというか、取って付けたような設定で全然ノレないわ、説明不足過ぎて消化不良感しか残らないわ、オマケにこれまでに観た3D映画の中で最も3Dにした意義も3D分の料金を払った理由も見つからないわで最悪。

最初っから最後まで船でどっか行くようなファンタジーものなら、別にナルニア国物語じゃなくて良いやん!
しかも単調に船から降りて一冒険、船から降りて一冒険。
集めなければならないアイテムは数が多いけど一箇所にゴロゴロあってあっという間に集まるし、なんだこりゃ、『ブレイブ・ストーリー』並かよ。

前回のエンディングで語られていたように、4人兄弟の内上の2人は大人になったのでナルニアには行かず、今回は下の2人がナルニアへ。
加えて初登場のぶっ細工で生意気な従兄弟のガキも一緒にナルニア流し(文字通り)。

元々この兄弟、そんなに見た目に突出したところはなかったけど、今回参加の従兄弟はこんなにぶっ細工な子役も珍しいってくらいに豚っ顔。
生意気でひん曲がった性格の役なんだけど、この子がむちゃくちゃ良い演技してて、将来が楽しみなのと共に、個性的過ぎる顔立ちなのでちょっと不安でもあったり(大毒)。

カスピアン王子も3年でえらい劣化しててびっくりした。

ネタバレ
今回のアスラン、ストーリーの展開上要らなくない?

最後にアスランが出てきてめでたしめでたしってのも、第二章のアレなら良かったけど、今回はなんかもうなんだかよくわからないけどドラゴンになった少年がアスランのテーブルのある島で人間に戻って目が覚めるました。みたいな。
「なんだかよくわからないけど」ってのやめて欲しい。
「なんだかよくわからないけど全部アスランが上手い事やってくれました」で冒険する前に終わってしまうやん。

っていうか、そもそもラスボスの正体は何だったの?
想像したものが具現化して襲い掛かってくるのはわかった。
じゃぁあの禍々しい島のそもそもの正体って何?なんで特定の島の島民が定期的に連れ去られていたのかとか、連れ去られた人々が健康なまま船に乗っていたこととか、もうわけのわからんことだらけ。
つーか、そもそも出発の島で人々を拉致ってたやつらは何者?



ナルニア国物語/第2章:カスピアン王子の角笛 [Blu-ray]
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