![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/6f/e3/fa790f5e1da37d5d9adf1cfe46b2b32d.jpg)
9.11から5年。
観ようか観ないでおこうか直線まで悩んだ末、『ユナイテッド93』を観てきました。
公開しているblogにレビューも書きづらいですが…
あえて星をつけるなら★★★★★
映画を娯楽と考えるなら、この映画は娯楽では無い。
時と共に薄れつつある9.11の記憶をいつまでも忘れないよう心に刻む為に観るドキュメンタリー的な映画です。
あの時の事を何も知らない人が観たら恐ろしいパニックホラーと映るかもしれませんが、これは紛れも無い事実でありそれを前提に真剣に考えながら観るべきでしょう。
当時、テレビ画面のこちら側で安全に傍観していながらも、2機目の激突やペンタゴンへの墜落、刻々と変化する不確かな情報に恐怖していた事。巨大なビルが崩れ始めた時、涙が止まらなかった事が思い出されました。
あの時、唯一郊外に墜落したユナイテッド93の中では一体何が起こっていたのか、そして情報が交錯する機外は実際どのような状況だったのかを、搭乗者の生への希望と共に生々しく描いています。
機外のスタッフ役をその本人達がほとんど演じているという点に、誰もが真剣に取り組んだ映画なんだという事を確信。
直前に『スーパーマン リターンズ』を観てしまっていたせいで、実際には居ないスーパーマンを心の中で呼びながら涙していました。
観ようか観ないでおこうか直線まで悩んだ末、『ユナイテッド93』を観てきました。
公開しているblogにレビューも書きづらいですが…
あえて星をつけるなら★★★★★
映画を娯楽と考えるなら、この映画は娯楽では無い。
時と共に薄れつつある9.11の記憶をいつまでも忘れないよう心に刻む為に観るドキュメンタリー的な映画です。
あの時の事を何も知らない人が観たら恐ろしいパニックホラーと映るかもしれませんが、これは紛れも無い事実でありそれを前提に真剣に考えながら観るべきでしょう。
当時、テレビ画面のこちら側で安全に傍観していながらも、2機目の激突やペンタゴンへの墜落、刻々と変化する不確かな情報に恐怖していた事。巨大なビルが崩れ始めた時、涙が止まらなかった事が思い出されました。
あの時、唯一郊外に墜落したユナイテッド93の中では一体何が起こっていたのか、そして情報が交錯する機外は実際どのような状況だったのかを、搭乗者の生への希望と共に生々しく描いています。
機外のスタッフ役をその本人達がほとんど演じているという点に、誰もが真剣に取り組んだ映画なんだという事を確信。
直前に『スーパーマン リターンズ』を観てしまっていたせいで、実際には居ないスーパーマンを心の中で呼びながら涙していました。
奇しくも「スーパーマン」で墜落しそうな飛行機を止めるシーンがあったので、この映画でもそれを望みました。でも、現実にはスーパーマンはいなかった・・・(涙)
有名俳優を使っていないし、めまぐるしく変わる場面からものすごいリアルな臨場感を感じました。
評価をするなんておこがましいと思いましたが、私も満点をつけました。
こんなに酷い現実を描いたフィクションと、希望に満ち満ちたサイエンスフィクションが同じ映画というジャンルで括れて、同じような場面が全く違う描かれ方をして、同じ映画館の隣同士で上映しているというのがやっぱり映画って…って観終わった後は違う楽しみ方が出来てよかったと感じてしまいました。
本当にめまぐるしくザッピング(って最近言わないですね)しながら転換する場面が緊迫感満点でしたね。
時間が経つにつれて心拍数がどんどん上がっていく感じで。
点数付けるのは辞めておこうかと悩んだんですが、純粋に映画として考えても満点ですよね。
この「ユナイテッド93」は映画を観に行った時に、何度か
予告編を観ただけですが、その度に目頭が熱くなりました。それで、
まだまだとても私にはこの映画は観れないなぁって思いました。
こちらのブログの感想を読んでいるだけでもウルウルきてしまいました。
でも風化させてはいけない、絶対に記憶に留めておかないといけない事件ですね。
この「ユナイテッド93」の監督さんは、ドキュメンタリー出身の監督さんだから、
映画としての脚色を極力排除して、確かな命を伝達してくれているんでしょうね。
いずれは、絶対に観てみたいと思います。
こんな恐ろしい事が実際に起きた事だなんて悲惨すぎて悲しくてショックに体が震えました。
やっぱり観るべきじゃなかったのかという事は今も考えますが、ご遺族の方々の意向と機外のスタッフ達の意向が揃って作られた映画なのであの事件を風化させたくない人は観るべきなのかもしれませんね。
この作品を観て、米国の航空管理の異常さや、軍隊の
連携の悪さなどが分かりました。
なにかあってからでは遅いのですが、歴史とは多くの人の犠牲を強いるものなのでしょうか。
災害や事故を酷くするか、最小限の被害で留める事が出来るのかはやっぱり人の力にかかっている。
私もそんな風に感じながら、飛ばずに済んだかもしれない93便を思うと悲しくてたまりませんでした。