彼は秘密の女ともだち

今度は何を狙っているのか、毎回違う側面を魅せるフランソワ・オゾン監督最新作『彼は秘密の女ともだち』を観てきました。
★★★★

「自分はそうじゃない」と深層心理に反してノンケぶって生きてきた登場人物が、ある死を切掛にトランスジェンダーとして、なんか歪んだ感じに開花していっちゃうパンチの強い物語。

自身がゲイを公言しているオゾン監督の独特の感性で、これまで色々と撮ってきていた映画の集大成のようないろんな側面が観られて凄く引き込まれて観ていました。

サスペンスの要素も、コメディーの要素も含みつつ、いろんな意味で後ろめたさと危なっかしさが全体を包み込んでいるような映画です。

『ルパン』のロマン・デュリスの女装が、どうみても汚い女装なのがスパイスｗ

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