
gooが応援サイトまで立ち上げてバックアップしているわりに、gooブログがサポートしていないブログパーツを推奨している『アキハバラ@DEEP』
他の映画を観た後、ほんのついでのつもりで観てきました。
★★★★
なにコレ!面白い!
帰ってから調べて知ったのですが、石田衣良の原作を昨年テレビドラマシリーズ化し、その後オリジナルストーリーの漫画が書かれ、その漫画の設定を元に今回の映画が作られたのだそうです。
私は本作だけしか観ていません。
正直かなりDEEPなオタク文化が前面に出ている映画なので、一人で観るのも気が引けていたし、実際劇場は公開二日目というのにガラガラだったりで嫌な空気が流れていましたが、始まったとたん面白すぎて彼らを応援しながら楽しみました。
悪役に至るまで登場人物達一人一人の個性が強く、全員のキャラが立っているので彼らの心情を理解しやすく、またテンポの速いご都合主義と勧善懲悪なストーリーがかえって面白さを増している。
一人では実社会で生きて行けないような五人の元引きこもり達(全員が元引きこもりというわけではないが)。
彼らが前向きに生きていく為に「アキハバラ@DEEP」という会社を立ち上げ成功していく。が、早々立ちはだかる巨悪(敵対する企業)に翻弄され…。
愛すべき五人のオタク達。
注目なのは言語障害で元スーパーハッカーの“ページ”役成宮寛貴がリーダーとして必死に意思を伝えようと努力する姿と、メイド喫茶と格闘界のアイドル“アキラ”役山田優の体当たりの演技。
いや、他の三人もやっぱり素晴らしかった。
ページがコミュニケーションにページャーを使うの面白い。
ページだけがパソコンを使って口で伝えられない会話を打ち、他のメンバーはPSPやケータイ(905SH)を使って読む。彼にとってのアキバ文化はかなり便利な世の中だろう。
ただ、この五人よりも私が注目していたのは悪役の佐々木蔵之介と寺島しのぶ。
佐々木蔵之介のユニークで恐ろしい役は、かつて“惑星ピスタチオ”の頃によくやっていた悪のボス役を彷彿とし、懐かしくて嬉しかった。やっぱり彼はこういう役が一番光ると思います。
欲を言えばド派手なメイクに濃い衣装を用意してもらいたかったのだけれど、舞台じゃないから必要ないか。
いや、よく考えたらぶっ飛んだ格好は前半に何度もしていたし、そんな格好のまま最後に望んだらそれこそ戦隊ヒーローモノみたいになってしまいますね(笑)
寺島しのぶは、まさかあんなパワフルな演技をするなんて!今までのイメージとは180度逆の、文字通り体を張った演技にびっくりです。体もよく作っておられます。
博多華丸が出てくるテレビコマーシャルは、この映画の価値を下げている気がしました。
ネタバレ
アキバのアングラなカルチャーを駆け足で隅々まで描いているこの映画。
トイレから男のあえぎ声が聞こえて、遠坂(萩原聖人)がトイレで…なんて、しかも相手が…だったなんて。会社のトイレでなんてヤリ過ぎかと(笑)
ってホント描きすぎなところが面白すぎ。
ただし上にも書いたように、ご都合主義なところが許せるかどうかで楽しめるかどうかがはっきり分かれてしまうかもしれないので、私はもう割り切って完全に楽しんでいたので気にしていないのですが、突付けばおかしなところは出てきます。
例えば、中込が“クルーク”の資産価値を計って有償でリリースすると決めた訳ですが、既に一般的に検索エンジンがポータルとして存在している市場に有償でリリースして広まるわけが無いと思うわけですよ。
もうひとつ、見事佐々木蔵之介のカツラを討ち取った大石内蔵助達ですが、彼らを待つのは強盗傷害器物損壊…
って考えるとやっぱり面白くないので辞めましょう(笑)
他の映画を観た後、ほんのついでのつもりで観てきました。
★★★★
なにコレ!面白い!
帰ってから調べて知ったのですが、石田衣良の原作を昨年テレビドラマシリーズ化し、その後オリジナルストーリーの漫画が書かれ、その漫画の設定を元に今回の映画が作られたのだそうです。
私は本作だけしか観ていません。
正直かなりDEEPなオタク文化が前面に出ている映画なので、一人で観るのも気が引けていたし、実際劇場は公開二日目というのにガラガラだったりで嫌な空気が流れていましたが、始まったとたん面白すぎて彼らを応援しながら楽しみました。
悪役に至るまで登場人物達一人一人の個性が強く、全員のキャラが立っているので彼らの心情を理解しやすく、またテンポの速いご都合主義と勧善懲悪なストーリーがかえって面白さを増している。
一人では実社会で生きて行けないような五人の元引きこもり達(全員が元引きこもりというわけではないが)。
彼らが前向きに生きていく為に「アキハバラ@DEEP」という会社を立ち上げ成功していく。が、早々立ちはだかる巨悪(敵対する企業)に翻弄され…。
愛すべき五人のオタク達。
注目なのは言語障害で元スーパーハッカーの“ページ”役成宮寛貴がリーダーとして必死に意思を伝えようと努力する姿と、メイド喫茶と格闘界のアイドル“アキラ”役山田優の体当たりの演技。
いや、他の三人もやっぱり素晴らしかった。
ページがコミュニケーションにページャーを使うの面白い。
ページだけがパソコンを使って口で伝えられない会話を打ち、他のメンバーはPSPやケータイ(905SH)を使って読む。彼にとってのアキバ文化はかなり便利な世の中だろう。
ただ、この五人よりも私が注目していたのは悪役の佐々木蔵之介と寺島しのぶ。
佐々木蔵之介のユニークで恐ろしい役は、かつて“惑星ピスタチオ”の頃によくやっていた悪のボス役を彷彿とし、懐かしくて嬉しかった。やっぱり彼はこういう役が一番光ると思います。
欲を言えばド派手なメイクに濃い衣装を用意してもらいたかったのだけれど、舞台じゃないから必要ないか。
いや、よく考えたらぶっ飛んだ格好は前半に何度もしていたし、そんな格好のまま最後に望んだらそれこそ戦隊ヒーローモノみたいになってしまいますね(笑)
寺島しのぶは、まさかあんなパワフルな演技をするなんて!今までのイメージとは180度逆の、文字通り体を張った演技にびっくりです。体もよく作っておられます。
博多華丸が出てくるテレビコマーシャルは、この映画の価値を下げている気がしました。
ネタバレ
アキバのアングラなカルチャーを駆け足で隅々まで描いているこの映画。
トイレから男のあえぎ声が聞こえて、遠坂(萩原聖人)がトイレで…なんて、しかも相手が…だったなんて。会社のトイレでなんてヤリ過ぎかと(笑)
ってホント描きすぎなところが面白すぎ。
ただし上にも書いたように、ご都合主義なところが許せるかどうかで楽しめるかどうかがはっきり分かれてしまうかもしれないので、私はもう割り切って完全に楽しんでいたので気にしていないのですが、突付けばおかしなところは出てきます。
例えば、中込が“クルーク”の資産価値を計って有償でリリースすると決めた訳ですが、既に一般的に検索エンジンがポータルとして存在している市場に有償でリリースして広まるわけが無いと思うわけですよ。
もうひとつ、見事佐々木蔵之介のカツラを討ち取った大石内蔵助達ですが、彼らを待つのは強盗傷害器物損壊…
って考えるとやっぱり面白くないので辞めましょう(笑)
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秋葉原には、IT関連商品を物色にちょくちょく行くのですが、メイド喫茶も執事喫茶もしらないんです。
年齢も年齢だから、場違いなところもたくさんあるのですけど。量販店のマニアックなお兄さんたちは、とっても親切にパソコンなどのこと、教えてくれます。>おばさんにも。(爆) 劇場、探してみよっと。
いろんな方のところを読んでいると『電車男』の映画に違和感を感じた方には向いてないようです。オタクを綺麗に描きすぎているというのが不評のようで。
でも本当のクラーイオタクを正確に描いてたら、誰も観ない映画になりそうな気がするんですけどね。
あとマニアック度が足りないらしい。
メイド喫茶とかアキバ系のコアなところはこの映画観て「そうなんだー」って思えれば行く気もない私にはそれだけでお腹いっぱいです(笑)
私がIT関連のモノを買うときは、昔は日本橋(関西の電脳タウン)が多かったんですけど、梅田に巨大なヨドバシが出来てからはこっちの方が近いので日本橋までは行かなくなったなぁ…。今はどうなっているんだろう。
私は大好きな石田衣良さんの作品が映画化されたからという理由で
観に行きました。
それぞれのキャラの個性がよく描かれていて、おもしろかったです。
途中からまったりしてきたのが残念でしたけど。。。
小説を元に映画化されたんだと思ったら、漫画の設定が元なんですね。
ツボなんですよね、いろいろと~。
カツラを取ったらどんな頭だったんでしょうか、佐々木蔵之介は!
石田衣良作品の映画化は初なんだそうですね。
小説を原作としているテレビドラマ版を好きな方にはあっさりしすぎているらしいので、機会があったらテレビドラマ版もチェックしてみようと思います。
>ミチさん
もっと深い濃い部分は興味無いというか引いてしまいそうなので、このくらい広く浅い感じが丁度良く感じました。
ヅラ取った佐々木蔵之介は惑星ピスタチオの頃からのファンなのでイメージ崩れそうで、無くてよかったかも(笑)
いやー虐めまくってましたね、オタを。
日本中のオタクを敵に回したんじゃないでしょうか(そこまで客入ってないけど)。
あ、ドMの被虐系オタには好感?(笑)
てなわけで、TBありがとうございました。
オタクをソフト目に描いている反面、ペットの場面といい虐待的な描写の部分はかなり強調して描いていましたねぇ。
監督の趣味なんでしょうか…。
いろんな方のblogを観ていると、ああいうところだけノリが急に変わるからびっくりした人にはウケが悪いみたいですね。
全体として「ねちっこい」というか、微妙に「暗い」映像です。すかっと明るいところがないんです。現代版「仁義なき戦い」のような…といったら言い過ぎ?(個人的に思うことですが)
山田ちゃんのメイド姿には、違和感がありました。あんまり魅力を感じなかった。(おばさんだから?)(^^;)
もっと小柄な、童顔の女の子っぽいイメージがいいなぁ、と原作もマンガも知らずに勝手に考えました。
テンポは、まずまず。「雑だな」と感じるシーンもあったので、ちょっと残念です。
んー、社会的には陰な存在のオタクが主な登場人物だから暗いのかな(笑)
山田優ってデカイからカワイイというよりも「でかっ、こわっ」って思いましたよ私も。